S.Uemura's diary archive vol.6

< prev| next >| diary このファイルは60KBもあるが、内容的に切りがいいのでこのようにした。

1999.9.11

日田―豊後中川夜明

朝、外はまた雨。予定では豊後中川から歩いたところで朝の客車2本を撮る予定だったが変更。かわりに夜明の駅で撮ることにする。
α9000のほうはフィルムがISO64なのと、雨と早朝なのとで、シャッターが手持ちで撮ったら絶対ぶれてしまう。しかたないのでnewFM2のほうで撮るが、一計を案じて、α9000のフィルムを巻き戻してしまう。どうせもう36枚撮っているのだから、うまくいってあと3枚撮れるかどうかだ。そしてかわりに昨日買ったフィルムを装填。入れてから思い出したがこのフィルムは400だ。その店が100を切らしていたので。うまい具合にいったものだ。
ところが空が明るくなってくる。ついに晴れまも見えてきた。ありゃりゃと思ったのも束の間、また雨が降りだした。その後も降ったり晴れたりではっきりしない天気。
駅前に商店があるからそこで朝飯を仕入れられると考えたのは誤算。そこは菓子類しか置いていなかった。やはり買えるときに買っておくべきだったと言うのも後の祭り。並んでいる菓子の中で一番腹にたまりそうなラスクを買う。4枚100円(税別)。

夜明―城野―小倉―新大阪

夜明から日田彦山線で小倉まで出て、新幹線で帰るのが今日のルート。1日1往復の快速「日田」に乗る。この「日田」は、下りは小倉―天ヶ瀬なのに、僕が乗る上りは日田―城野。変な列車だ。彦山駅で、路線と駅は「彦山」なのに山は「英彦山」だと気づく。読みはどちらも「ひこさん」。添田あたりまではかなりの山中。添田からは急速に谷が開けてくる。山を越えたせいか、すっかり晴れあがっている。添田から廃線跡らしき路盤が見えた。ここから中津あたりまで線路が通じていたんだっけ…? 豊前川崎駅のホームに桜がはえている。春はきっと見事だろう。
田川後藤寺あたりはかなりの街並み。このまま城野まで郊外風景なのだろうと思うが、実はまた山あいに入ることになる。田川後藤寺駅にキハ52が停車していた。
田川伊田を出たあたりで線路をはがした跡が延々と併走しているので、昔は複線だったのかと早とちり。平成筑豊鉄道が分岐しているのだが、昔、国鉄(あるいはJR)だった頃か平成筑豊鉄道になってからか、とにかくいずれかの時点で、併走区間に2本線路を敷くのをやめて、1本の線路を共用にしたらしい。
終点の城野が近くなっても相変わらず山中。もう北九州市内に入っているのに。関東と違って都会から山が近い。まあ八王子に似ていると言えばそうだが。城野駅で1.5lのペットボトルを捨てる。空のを持っていてもかさばるばかり。
城野から乗り換えて小倉に。小倉駅の案内表示はハングルが併記されている。ここからは東京より釜山のほうが近いのだ。小倉では食料を買っておく。あつものにこりてナマスを吹くような感じだが。
新幹線はそこそこの乗車率。岡山からはほぼ満席。今朝の10時まで大分と福岡のさかいの無人駅にいた僕の体は、たった数時間で大阪へ運ばれた。新幹線は旅からいつもの生活に気分を戻すには、気分を早まわししすぎる。大阪でなにがあるかは、VIFAM diary参照。

新大阪―新横浜―自宅

予定より90分遅れて新大阪から帰京。かつてないほど酔っている。つがれるとなんとなく飲みほしちゃうからなあ…(みんなしてつぐんだもんなあ…)。グラスを割るとは大失態、それにかなり緊張感がうすれて、いつもよりずけずけ発言している。シラフでは非常に人見知りする性格なんだけど。
フィルムを念のため何枚かあまらせておいたが、心配しなくてよかったようだ。銀塩よりデジタルのほうが場も盛りあがるだろうし。
20:54発の最終「のぞみ」に乗車。切符の都合上東京都区内まで帰らなくてはならないはずだが、新横浜から橋本経由で帰ることにする。改札はかつて同じことをした経験上、さっさと通り過ぎれば、駅員は追いかけたりしないと分かっている。それでも京王線の最終に乗れることやら。東京に近づくにつれて空が明るい。夜でもうっすらと。
橋本0:00ちょうど着。京王線の最終は23:55。あと一歩だったのだが。改札口に立っているおっさんが、「どこまで行くの? 南大沢」としゃべりかけてくる。なんだ、この人は…? なぜ家の場所が分かる?
家から車で迎えに来てもらってあっさり帰宅。家の景色が見慣れないものに見えた。

1999.9.10

由布院―湯平

昨夜、浴室のシャンプーが使う気になれないようなしろものだったので、石鹸で髪を洗った(石鹸なら汚くても、それ自身の汚れはすぐ落とせる)。だから髪がパサパサ。でも帽子をかぶっているぶんには大して気にならない。始発に乗ると昨日のうちに断っておいた。正面の玄関はあいていないから、勝手口から(まさに勝手に)出ろと言われた。そのとおりにして、昨日見つけておいたクリーニング屋の横のコインロッカーに大きいリュックを入れる。1枚コインが戻ってきたのがひっかかってなかなか取れなくてあせった。暗くて手元はよく見えなかったし。ちなみに駅前のコインロッカーは朝9時(?、くらい)からしか使えない(建物の中にあって、入り口の戸が閉まる)。
5:48発なのに、高校生が何人も乗っている。大分あたりに通っているのだろうか? 南由布で雨が降りだして暗い気持ちになる。が、湯平まで来たら晴れていた。山あいだから天気が変わりやすいのだろうか?
湯平駅は国道よりかなり低いところにある。国道に出るのに、ひとの家の庭先みたいな道をのぼる。坂の途中でやたらに人なつこい犬がじゃれついてきた。国道には歩道がついていて感心。基本的に車道なのだ。「現金屋」という店(何を扱っているかは不明)の前を通りすぎて、予定の地点につく。某誌には「丘」と書いてあるが、どう考えても斜面を水田にしたところだと思う。背景に送電線が入ってしまう。線路だけ撮ろうとすると、手前の木が少々邪魔だ。某誌はそれを気にせず撮っている。よくばって2台のカメラで1本の列車に対し三脚と手撮りと同時に試みるが、失敗ぎみ。おまけに、そこでフィルム1本使いきったので、巻き戻しして裏蓋を開けたらまだフィルムの途中だった。手巻きなので僕が悪いのだが、ちゃんと感触が軽くなったと思ったのに……。何枚かダメにしたのは確実。もったいなさすぎ。なにやってんだろ…。
きれいな赤い実をつける潅木が生えていた。実を2つ3つ取る。家に帰ったらまいてみよう。
駅について朝食をとる。昨日(1999.9.9)買っておいたおにぎりはイクラのはずなのに梅だった。僕がよく見なかったのも悪いが、陳列も間違っていた。

湯平―豊後中川

湯平から由布院を経て豊後中川へ向かう。乗った列車は由布院止まり。由布院でトイレに行くために改札の外へ出してもらう。便所ではたと思いついた。大きいリュックをコインロッカーに預けたのは、荷物を軽くして後でとりに来るためだ。しかし今日は日田に泊まる予定だ。豊後中川から天ヶ瀬まで歩くわけだが、天ヶ瀬から一度由布院まで戻るのは時間の無駄だ。お金ももったいない(周遊きっぷの外にいる)。荷物は重くなるが、そのために2000円以上も使うのはやっぱりよくない。ということで、トイレを出てクリーニング屋に走り、荷物をとって、そそくさと改札を抜ける。

豊後中川―天ヶ瀬周辺

天気がふたたび怪しくなってきた。豊後中川駅にはコインロッカーがあった。でもなぜ? おまけに駅のトイレには紙があった。駅前の国道には歩道がある。この辺は集落が道沿いにかなり長く延びているからだろう。(豊後中川から数えて)最初の橋のたもとで撮ることにする。川岸はかなり急な護岸になっていて、下に降りたかったが無理。ついに雨がぱらついてきた。
さて、撮り終わって出発しようとしたら。地図とダイヤグラムが風に吹き飛ばされている。ダイヤグラムはすぐ近くにあったが、地図は川のほうに落ちている。僕の立っているところから2m弱下。地図なしでは歩けない。僕の立っているところに太い釘がうってあったので、それを手がかりに体をめいっぱいおろして、手をのばす。が、届かない。三脚を最大限に伸ばし、腹這いになって落ちそうになるくらいに体をのりだすととどうやら触れるが、だからといって取り戻すことはできない。
靴を脱いで、素足になる。もう一度釘を頼りに下に体を降ろす。足を思いっきりつっぱっても、指は触れない。この時ほど自分の身長を恨んだことはない。すぐ上の国道を車が次々に通りすぎて行く。そこから見ると僕はまるで川に落ちそうになっているのを必死にもがいているように見えるだろう。その姿勢のまま護岸の途中に生えている草を見回す。左手のあたりにあった2本の草をつかむと、全体重を2本にあずけた。これでさっきより10cmくらいは下に降りたが、まだ足りない。手を草の先のほうに動かす。草の長さの分だけ下に降りたことになる。ようやっと地図に足が触り、親指とひとさし指ではさむと、足は手に地図を渡して、手は上へ投げるように置く。そして僕自身も上に立った。しばらく立ちあがれない。
時間も体力もロスした。心臓がまだドキドキしているが、それでも荷物を背負って再び歩き出す。次のポイントにやってきた。ところが雨が本降りになってきて、できれば使わずに旅を終えたかった傘を出すはめになった。
と、昨日(1999.9.9)由布院で会った同業他社(者)がまた現れた。南由布からやってきて間にあわなかった人。この人もダイヤグラムを作成している。しかもどうやら僕が使っているWinDIAらしい。この人は客車でない1本を撮ってどこかへ車で去った。
雨はいよいよ激しくなってきた。僕はそこでそのまま次に来る客車を待つ。昼飯どきだが、こう雨が激しくては火をたくわけにはいかない。しょうがないので、こうなったときのことを考えて買っておいたサンドイッチを食べる。
雨がやみそうもないので、天ヶ瀬まで歩くのはとりやめ。もう半分近くまで来ているが、この先歩道がなくなったら、危険きわまりない。田舎の国道で歩道もないところを傘をさして歩いてたら、車の起こす風に傘があおられて事故になりかねない。

(豊後中川―)日田

ようやっと周遊きっぷの範囲内に戻ってきた。予定よりずっと早く日田に着く。今日全然歩かなかったからフィルムはきっとあまる。それで色々無駄と思えるような写真を撮る。
駅の待合室はホームに接していて、窓(もちろんホームに面した)を開けると、ホームの人(=改札の中の人)と待合室の人(=改札の外の人)とで、色々とやりとりができる。それを悪用して、1人が定期券で改札を通った後、待合室の人間にその定期券を渡し、渡されたほうはそれを使って改札を通るということをやっている高校生2人がいた。待合室にはキオスクがあってそこのおばさんにばれていたけれど。
夜間撮影にそなえて駅の周辺を歩く。駅の裏手にショップメイドPCを作る店があった。駅のすぐ近くの陸橋がよさそうな眺め。
宿に入る。宿の近くの整骨院でスモー(MSの名前)が映っていた。「∀ガンダム」にはまだ時間が早い…。が、それは東京の話。部屋でテレビをつけるとたしかに放映している。しかし東京では先週放映された分。と言いつつ観てしまう。さらにチャンネルをまわすと「未来少年コナン」がやっている。「インダストリア」の回だった。
夕方の中途半端な時間帯にさっきの陸橋へ出かける。部屋を出ると、あの南由布の人に出くわした。宿まで同じとは…。雨はあがった。せっかく買ったのだからと、レリーズを使って撮影。これが大失敗。レリーズはシャッターのロックをかけられる。つまりシャッターボタンを押しっぱなしの状態。僕のカメラは秒間最高5コマのフィルム給送能力を持つ。つまりある程度シャッター速度が速ければ秒間5枚写真を撮れる。7秒ちょっとで36枚撮りフィルムを使いきる。うっかり5コマモードでシャッターをロックしたからたまらない。シャッター速度は遅かったがそれでも数枚いっきに使ってしまった。
ここでの撮影をいったんやめ、食事をとる。チャーシューメンセット。どうも麺類でないと食が進まない。食べ終えてから、駅のホームで三脚を立てて撮影。ふとカウンタを見るとすでに34枚も使っている。さっきのレリーズがきいたとしか思えない。やむをえず写真屋でフィルムを買い求める。雨がまた降りだした。これで傘を持たずに撮影はできないから、ホテルに傘をとりに戻る。
「あ゛っ!!」
叫んだときには滑って完全にこけていた。しばらくうめいて、立ちあがれないくらいにしたたかに体をうった。カメラはどうやら無事だ。三脚を持ちあげると。持ちあげると……、脚が1本落ちてきた。脚を支えるツメ(?)が1つ完全に折れている。つまり、脚を伸ばせない=夜間撮影ができない=ほぼ使いみちがない=修理するより買い直したほうが安いかもしれない……。こけたときにひじを三脚の上について(全体重をかけて)倒れたからだ。すごすごホテルへひきあげる。
あああ、前に1回三脚をなくしたことがある。1回三脚のパーム棒(握り棒)もなくした。今度はきっとまた買い直さないとならないだろう……。

1999.9.9

湯平由布院周辺

失敗続き。正確には昨夜のことになるが、フィルムが1本行方不明。どこかに落としたとも思えないけど、それ以外にありえない。それから、昨日、「明日は6時すぎに出ます」と言ったのが、その後予定が変わり5:30に出ることになったのを言い忘れて、外に出られなかった。おかげで今日と明日の予定を入れ換えることに。さらに、旅費が少々とぼしいかも。まあ大阪までたどりつけば、銀行でお金をおろせるはず。最悪、新大阪からの新幹線の特急料金はそれですませばいい。
宿代は7500円になった。朝飯抜きだから。荷物を夕方まで置かさせてもらう。
由布院―南由布院間の、由布岳と線路が視界に入るところを目指す。途中、あせっていたので少し道に迷うも通りがかりのおじさんが教えてくれる。イタチ(?)を目撃。予定の地点には先客がいた。さすがに有名ポイントらしい。
由布岳は朝もやにかすむ。あぜ道に足を踏みいれたら、朝露で靴があっという間にしとどに濡れた。太陽が上がってきて逆光になる。どうも今回は逆光など条件の悪い場合が多い。2本客車が連続するので少しポイントを変えて撮影。田んぼの中にビニールハウスが立ち並んでいて美観をそこねたのが悔しい。ぺちゃんこにつぶされたヘビ発見。
由布院の付近で久大本線はU字型にカーブを描いている。一度由布岳に向かって進み、90度曲がってUのお尻のところが由布院駅。だから由布院駅と由布岳は向かいあっている。そして線路は再び90度曲がって、由布岳から急速に離れていく。だから由布岳と列車を同時にフレームにおさめられるポイントは2ヶ所ある(由布院駅付近は町なので撮影不可能)。今、僕がいるのはUの直線部分の大分方、久留米方でも少し角度が違う、よく似た写真が撮れる。午後、もう一度大分方で撮った後、久留米方で撮るつもり。Uの間をつっきると1kmくらいか。

由布院―豊後森―由布院

それまでの時間つぶしに豊後森に行くことに決め、とりあえず由布院駅へ。休息してから、朝、宿を出るときに教えてもらったカメラ屋へ行って、フィルムを買う。僕は中学時代からのクセで、鉄道写真を撮るときなどリバーサル(ポジ)フィルムを使っている。普通とは言えないので、あるか不安だったが、一応あった。ただしコダの64。やむをえない。むしろ朝の9時前に店が開いていたのに感謝すべき。
豊後森の駅前はわりと大きな町。コインロッカーあり。今回は使わないが。駅前にCD屋がある。本屋も3軒もあった。
豊後森に来たのは、昼間この駅に客車列車が留置されているから。それを撮ろうと。田んぼの中に入る。アキアカネ(ナツアカネかも <区別つかん)のおなかが強烈に赤い。そのいっぽうで、シオカラトンボの青灰色のおなかもきれいだ。ミヤマアカネがもう交尾している。
駅の周りで客車を撮った後、駅前の食堂で食事。さすがに今日はカップラーメンを食べられるところにいない。昨日のうちに買っておいたのは明日にまわす。
由布院に戻ろうと乗った列車は、何と客車だ。そんなはずはない。と思ったら、妙なダイヤになっていて、その列車は日田駅でやたらに長く停車し、後から発車した日田止まりの普通列車に追いつかれてしまう。つまり僕は後続のほうが由布院まで行って、客車は日田止まりだとおもってしまったわけだ。ダイヤグラムを見ているだけでは区別がつかない。これを知って明日の予定を変更することにした。

由布院周辺

由布院に戻ると、その列車はそのまま大分行きになる。変なダイヤ。その大分行きを朝撮ったところでまた撮影。レンチャリ利用。それを撮った後、U字型の反対側でまた撮ろうとしているから。その間が時間的余裕が少ないので、自転車を使わなくてはならない。さて、行ってみたら朝と同じように先客がいた。それに僕の後からも1人来た。朝は、朝もやと思ったら、今日は単にガスがかかっている日のよう。てっぺんは少し雲がかかっているし、最高の眺めとは言えない。
撮り終わったら自転車に飛び乗る。途中一度道を間違えるが、予定より随分早く到着。そこには僕が一番乗りだった。後から4人ほど来た。ちなみに列車が行った後で、1人やってきた。南由布で、僕がさっき前のポイントで撮ったのと同じ列車を撮って、車をとばしてきたそうだが間にあわなかったと。僕と似たようなことを考える人はいるものだ。
本当はそこで18:00すぎにもう1本来るのも撮りたかったのだが、レンチャリも18:00までなので、あきらめる。多分、光線もずいぶん弱くなっているだろうし…。
チャリで由布院に戻る。そのままチャリでぶらつく。レンタルビデオ屋発見。由布院駅にモジュラジャックつきの公衆電話発見。僕にはどうしようもないけど。「1000円土産物屋」なる店があった。土産物全部が1000円ということ。でもそこで買った人はどこで買ったか、言えないだろうね。この駅はトイレもきれいで紙もある。荷物をあずけさせてらった昨日の宿へ。部屋がないのは間違えで、それは明日のことと言われたが、宿はかえる。かわりに4200円のところへ。これで少しは金が浮く。チャリが600円だったのは痛いかなあ。
今日の宿は昨日のに比べたらサービスは段違いに悪いけど、どうせ素泊りだし、どうもサービスされるのに慣れていないくて、どうもかえって居心地が悪い。
げっ、明日、あさってと雨の予報だぞ。困る。せめてくもりなら…。

1999.9.8

久留米―筑後草野

5:45発の始発に乗る。ワンマンだった(これってこの場合も和製英語だよね…?、というかこれが始まり?)。筑後草野の撮影ポイントは、駅から30分程歩く。駅に衣類などの荷物は置いて行くつもりが、ついうっかりそのまま歩き出してしまう。フル装備で30分歩くのはつらかった。このあたりは1時間に1-2本バスが走っていると某誌にあるが、時間が早すぎて行きは使えず。帰りは乗れた(210円)。カメムシとトンボがやたらにいた。あと柿の木が多くて、しかも青いまま落ちている実がつぶれて酸っぱい臭いを発している。ふとレンズを見たら、思いっきりくもっていた。どうやらエアコンのきいたホテルから湿度・温度の高い外へ急に出したせいらしい。最悪。ただし拭いてみたら、中は結露していなくてとりあえずよかった。
田んぼの中の道に入ると、田んぼのにおいがしてくる。当然と言えば当然。ちなみにくさいのではなく、気持ちいいにおい。久しぶりにかぐ。三脚を立てて列車を撮ったあと、ついくせで三脚からカメラをはずして、列車を後追いで撮ろうとするが、客車ではそれができないのを思い出した。できなくはないけど、客車の尻はあまり撮る価値がない。
バスで草野に戻る。ちょうど久留米行きが入る頃で通学する生徒で列車はいっぱい。1人乗り遅れてどっかへ行ったけどどうなったんだろう? 列車は1時間後だから、バスに乗ったのか。

筑後草野―日田―光岡

筑後吉井で客車列車との交換(単線なので、上下の列車がすれ違えるのは「交換」設備のあるところだけ)があるので、停車時間を利用して跨線橋(ホームをつなぐ「歩道橋」)から入ってくるその客車を撮る。ちょっと置いていかれそうになって、あわてた拍子に足がぐきっとなった。
今日はどこを歩くか迷っている。候補は光岡―夜明間。とりあえず列車に乗って下調べして日田まで。日田のコインロッカーに荷物をあずける。昨日、久留米駅で久大本線でコインロッカーのある駅をたずねたら、日田と由布院くらいとのこたえ。今日はどこかに荷物をあずけなくてはならない(重くて長く歩けない)。そういうわけで、日田の隣の光岡から歩くことにした。
日田で急に大きいほうをもよおしてくる。駅のトイレには巻紙がなかった。駅員に聞いたら「ありませんね」。サービス悪いぞ。とりあえずがまん。

光岡―夜明

そういえば、方位磁針を忘れた。光岡駅で一瞬方向感覚を失って気づいた。駅前で食料を仕入れて歩き出す。夜明―日田間は日田彦山線の列車が乗りいれるため本数が多い。まともに全部につきあっていたらフィルムがなくなる。ただでさえ予想以上に使っているのに。客車目当てでも列車がくるとついカメラを向けてしまう。しかたないから捨てる列車も出る。いつもなら数少ない列車を虎の子にして撮っているのだが。
踏切りのところで1本。その後、橋の下で1本。田んぼの中を線路のそばまで寄って1本。これは客車。田んぼは山のそばで、ハグロトンボが飛んでいた。これも久しぶりに見る。もう一度線路に寄って1本。さらにもう一度線路のそばに寄って、たて続けに3本。そこで昼飯。光岡で買った「どん兵衛」。やたらに日ざしが強いのに火をたくから余計に暑(熱)い。あまり暑いのでそこにいるとやばいと判断し、買っておいたパンは食べずに出発。水を使ったおかげで荷物は軽くなった。ちなみに「どん兵衛」の残り汁は線路際に捨てた。ああ、自然破壊。
その後一ヶ所寄ろうかと思ったけど、フィルムももったいないしやめておく。でもそこは俯瞰できそうだったので惜しかったかも。飲料が乏しくなったので、さっさと夜明に着きたかったからなのだが、そこ(に至る道の入り口)を通りすぎた直後にドライバー相手の店に出くわして缶飲料を飲めた。ちぇっ。

夜明―日田―由布院

そういうわけで夜明にはだいぶ早く着き、予定より1本早い列車で日田着。日田で粉末ポカリを買うためスーパーを探す。朝来たときに目に入った店は定休日。久留米かどこかでいくらでも買えるだろうと思って東京では買わなかったのがケチのつき始めかと思いきや、ダイエー発見。偉いぞホークス(?)。いや昨日西武に負けたからやっぱ偉くない。日田の駅で中学生が「ダイエーはもう負けたよ」って言っていた。九州の人間かよ、それでもっ。ダイエーではポカリではなく、ダイエーブランドの粉末スポーツドリンクを見つける。どうせ成分は汗みたいなものだからなんだってかまわない。ちなみにポカリスエットの「スエット」は汗。では「ポカリ」は何かと言うと、本当は「ポタリ」と汗が落ちたときに飲むから「ポタリスエット」だったのを1字変えただけなんだって(結構有名?)。
ダイエーを出ると、片目に眼帯をしたおばさんが、肩に乗せたインコに話しかけながら自転車をこいでいるのを見た。たまに携帯電話で話しながら、片手で自転車を操っているのを見かけるが、それよりもっと危ない(携帯電話の相手は、その人の死に際の叫びを聞くかもね)。 15:39発で由布院(布院なのかはっきりしない)へ。朝乗った列車も、この列車もそうだけど、久大本線は黄色いディーゼルカーが幅をきかせている。これは撮っても、とってもうれしくない(シャレのつもり)。途中、豊後森で客車と交換があった。停車時間が短かったから朝みたいに降りて撮るのは無理だったし、窓を開けて撮るのも、結構混んでいる車内の冷房がきいているので、できなかった。
由布院の駅前にファミリーマート発見。24時間営業。JR久留米駅前のJR直営コンビニは7:00-23:00とか(不正確)だったぞ。宿を探す。こういう町で安い宿を探すのは難しい気配。入ったところは13000円と言われてやめとうと思ったけど、夕食なしなら8000円と言われてそれでも高いが、ここにしてしまう。しかし僕には場違いな宿だ。むこうも歓迎はしてくれない雰囲気(おもてには出さないけど)。朝も早いと言ったら、ヤな顔されたし(おくびには出さないが結局そうだろう)。明日は部屋がないと言われたのは、おおかたそのせいか(さすがにそれはない!?)。
がまんしていた大便を思い出して、トイレへ。
夜間撮影するつもりでいた。ところが、僕の使っている周遊きっぷは日田から先は使えない。だから駅にも自由に入れない(これが九州北ワイド周遊券だったら…)。駅撮りじゃない夜間をする体力は残っていないので断念。
夕飯を食べる。どうやらこれが今日2食目らしい。忘れていたが、朝は抜いてしまった。

1999.9.7

黒崎―折尾―筑前垣生

黒崎駅を出る「あかつき」を撮ろうとしたら、ホームいっぱいに停まっていて先頭はとれず、おまけに後尾もねぼけていてピントがあわない。暗くてAFもきかない。黒崎駅のホームの洗面所で顔を洗う。黒崎5:34発折尾行きを待つ。折尾で下車後、6:33発直方行きまでの間に、大きいリュックをコインロッカーに入れ身軽になる。35lのリュックに25lのリュックを入れ子にし、後者をデイバックにしている。その後今日の行程を計画。それと結局駅前のコンビニで時刻表を買う(馬鹿)。天気が悪い。
筑前垣生駅付近に某誌に載っていた撮影ポイントがある。ただし、午後がいいと書いてあった。光線のためだが、今日一日で筑豊本線を回る都合上、それはできない。それに筑前垣生の手前で遠賀川を渡るので、そこでも撮影しようと考えている。というのは2本客車がたてつづけにくるのだが、両方とも同じポイントで撮るのはもったいない。
某誌のポイントに行って気づいたが、そこはアングル的にも午後の若松方面行き列車のための地点だった。今から来るのは逆行きだ。しかたないのでそこで撮ることにする。が、くもりなのと朝早いのとでシャッターが1/30秒とかでしか切れない。とりあえず三脚をたてるがどうなったことやら。
遠賀川の橋のほうへ向かう。が、ここはここで河川敷が広くて水面が見えやしない。しかも編成が6両と長くて、あらかじめ予定していたフレームにおさまりきらず、ファインダーをのぞいてあわてる。さらに雨がぽつぽつ降り出す。うまくいかないもんだ。

筑前垣生―直方

筑前垣生に戻り、(列車で登校する学生にまじりながら)昨日京都駅で買ったパンと、今朝折尾で買ったパンを食べる。今日は食料の備蓄はとくに必要ないのだが、そうしとかないと不安だ。同じく昨日(1999.9.6)東京駅で買った500mlのペットボトルも飲みほし、あいたボトルはとりあえずとっておく。

筑豊直方―熊西―折尾

直方で一服。JRでひきかえすのは悔しいので、筑豊電鉄に乗ることにする。筑豊電鉄の直方駅は結構離れている。世田谷線に似た電車。9:27発黒崎駅前行きに乗車。熊西で乗りかえる。が、440円(折尾まで)小銭を確かめてあったはずが、100円玉ではなく50円玉で、しかも札は1万円しかなかった。最悪。運転手氏と車掌氏に怒られる。しかも乗り換え券を発行してもらいそこなった。

折尾―若松

折尾10:48発若行き乗車。午後の客車は若松―藤ノ木間で撮影することに決めているが、具体的なポイントをまだ決めていない。その下見。若松は海がすぐ近くて、潮の香りがする駅だ。駅に目的の客車列車が留置されているのを発見、朝若松に来て夕方に戻るということ。その列車を駅近くの(線路をまたいでいる)歩道橋の上から撮影。電柱がちょっと邪魔だった。昔、高校の某先輩が「あの電柱切って」と後輩(僕ではない)に命令したのは名言だ。天候回復。

修多羅―戸畑

若松の駅からバスで戸畑へ向かう。若松の駅前からのバスは本数が少ないので近くの修多羅というバス停を利用。若松―藤ノ木間の撮影ポイントのうち、1つは線路をまたいでいる歩道橋だ(さっきのではない)。
もう1つは線路からはるかに離れている。某誌の写真の構図を考察した結果、対岸の戸畑から撮影したらしいと推定され、さっき列車に乗って確かにそうだと分かった。若松と戸畑は洞海湾を隔てて向かいあっているが、洞海湾はまるで川のように細長いので、湾をはさんだ写真を撮れる。地図を見ると湾沿いに小高い丘があり、そこから撮影したのだろうとめぼしをつけていたが、まさにそのとおりだった。ただし、撮影した人は500mmくらいの望遠レンズを使ったらしい。僕の手持ちは300mmだが、まあいいとしよう。
と、実際にはその前に昼食。マック。なにも九州まで来てマクドナルドもないだろうが、戸畑の撮影ポイントが見つからなかったとか、見つかったが300mmでは不足だったりしたら、歩道橋のほうへ引き返さなくてはならない。それを考えるとあまり時間がない気がしたので。杞憂でよかった。ちなみに東京とは違う点もあった。ビッグマックを入れる包みが厚紙製、それからレシートを渡された。レジも1人が注文と支払いで、もう1人がトレーを渡す役と2人でやっていた(東京ではこうではない> 東京以外のかた)。
とりあえずポイントは見つかったので、あとはそこで列車が来るのを待つだけ。そこに着いたのが2時前で、客車列車は16:00若松発。その前に気動車で試し撮りした以外はひたすら待つ。こういうときのために小説を持ってきた。海からの風が強くてへきえき。
場所が線路からたっぷり500mは離れているので、列車が来ても何の音もしないので、うっかりすると撮りそこねそうになる。ちゃんと撮ったけど。

戸畑―折尾―小倉―飯塚―博多―久留米

戸畑16:34発で折尾にとってかえして、コインロッカーの荷物を出し、(もう一度引き返して)折尾16:55発で小倉に向かう。門司港発の筑豊本線の客車になるべく長く乗りたいから。だって今日は撮るばっかで乗ってないもんね。小倉への電車の中で女子中学生が携帯でやかましい。でも九州言葉。
飯塚で降りる。後続の博多行きを待つ間に客車がどうなるか見ていたら、留置線に引き上げられた。で、機関車が切り離されたのに、明かりが消えない。5分くらいたっても。???
飯塚からの列車ではやけに学生が目立つ。もう夜の7時なのに。
博多から特急「つばめ」で久留米へ。特急に乗れるのは周遊きっぷの便利なところ。久留米投宿。久留米はJRではなく、やや離れた西鉄の駅が中心みたい。すでにフィルム1本以上使ってしまった。

読書感想文

中里融司『冒険商人アムラフィ2 南海の妖女』電撃文庫, 1995。封土は「ふうど」じゃなくて「ほうど」ね(上智の某K先生も間違っていたけど)。前回はエトルシア、今回はペオルとどちらもその国の皇帝の野望をうち砕く話だった(正確には、1作目は少し違うが)。しかもどちらも帝国の過去にまつわる謎が中心。次があるかどうかは知らないが、次はもうこのパターンではいけないだろう。そういや今回も別に黒幕がいたような気がしないでもない。
今回の話の疑問点が少々。1.「生きた人形」をつくる術はどうなったのか? 2.帝国建国時〜500年前まではどうやって「転生」が行われていたのか?
アムが成長したかどうかだけど、第1作から自分のポリシーを貫きとおしているから、成長もなにもないような。最初っからかなり強いし。T&Tでレベル12くらいだよ。そういう数値かできる能力etcのみならず、人格というかの成長も1に比べると薄い。1も相当薄かった。
えぐい描写が多いのと、アムの胸の強調が多いのがそろそろ気になり出した。えぐいほうは、いちいち人を殺すときにまっ二つにしたり、首をはねたりしなくていいと思うのだが。

1999.9.6

ダイヤグラム

出立間際まで、WinDIAというフリーのダイヤグラム作成ソフト(Vectorにある)で、久大本線のダイヤを入力していた。印刷して持って行く。

ひとは誰でも未知の世界に憧れ

ということでしばらく旅に出ます。11日の夜、ないしは12日の朝に戻る予定。

自宅―新宿

登山する人から見ると馬鹿なんだろうが、MobileGearIIを持って出かけるので、一応日記はかける。今日からしばらくは旅行記(更新は帰ってから)。
荷物をかついで駅まで歩いて、前より体力がついているらしいのを感じる。この重さでもどうにかなりそう。中2の時から旅行に行くときはかぶっている帽子を今回もかぶるが、前より帽子が小さくなった気がした。最後にかぶったのはいつか覚えていないが、頭が大きくなったのか、それとも今、髪がのび気味なだけか。駅まで歩く間に忘れ物を思いだす。レリーズ(リモートコントローラとも)、マグライト(懐中電灯の一種)。レリーズはカメラ用品で、カメラのシャッターボタンを使いたくないときに使うもの。カメラにつないでコードの先についているボタンを押すとシャッターが切れる。長い時間シャッターを開けるようなときに使う。カメラのシャッターボタンを押しているとブレるので。マグライトもそうだが夜間の撮影を想定して。それから帰りの新幹線のダイヤを調べ忘れた。
新宿のヨドバシカメラで上記2つと、フィルム、MDのポーチを買う。MDウォークマンを弟が貸してくれたのだが、ムキダシではあまりに不安だ。レリーズは高かった(安いと思ったから取りに戻らなかったのに)。忘れるんじゃなかったよ。フィルムは36枚撮x3、24枚撮x2を購入。
新宿駅南口のみどりの窓口で周遊きっぷを購入。けっこう時間がかかった。中1のときから、新宿駅南口で買うと決めている。最初に買ったときの駅員氏が非常に親切だったから。1回西口で買ったときは死ぬほど不愛想だった(偶然だろうけど)。今回の人も親切でよかった。ただし、周遊きっぷはやはり以前の周遊券よりわずらわしい。

新宿―京都

旅費節約のため、京都まで新幹線、京都からは夜行の「あかつき」に乗る。東京から九州まで夜行の急行でもあればいいのだが、そんなのはとっくの昔に廃止された。「はやぶさ」が熊本まで短縮された上、もうすぐ「さくら」と併結されるようなご時世だ。
東京16:45発の新幹線に乗車。東京を出てすぐ雨がぱらつく。嫌な出足。車内は結構な乗車率だ。ただし熱海で降りる人間がかなり多く、いっぽう熱海からの乗車も多い。

京都―黒崎

京都19:29着。一度改札を出て、市営地下鉄の駅に向かう。噂の初乗り200円を確かめる。一駅だけ乗ってみようかと思っていたが、やっぱり高いのでやめる。
夕食は天とじそば。天ぷらに山椒がかかっていた。「天とじ」でとじられていたのは、天ぷらのはな。
「あかつき」(僕の名前と同じだったりする)は京都20:32発。新大阪からではない。割と最近(と言っても数年前)、京都発に変わった。寝台に乗らず指定席に(安上がりだから)。座席は3列で、窓側x2と中央、それぞれの列はくっついていなくて、独立している。一部「女性専用席」があるのだが、見てみたらほんとにちょっとした仕切りがあるだけ。座席の乗客は僕を入れて京都からは4人。座席にイヤホンの端子があって、そこから音楽が流れている。ただしイヤホン・ヘッドホンは各自用意。前に乗ったことがあるならともかく、事前に分かっていて持ってくる人っているんだろうか? 流れているのは、3ch: 徳永英明&酒井法子、4ch: クラシック、5ch: ジャズ&ポップス、6ch: BGM(ピアノ・ムード、イージー・リスニング)。
新大阪から1人乗車。
九州内の路線図と、鹿児島本線下りの時刻表をコピーし忘れたのに気づく。馬鹿。 三宮、姫路、岡山からも1人、2人と乗ってくる。 5:21黒崎で下車。黒崎は小倉と博多の間にある駅。

読書感想文

中里融司『冒険商人アムラフィ 海神ドラムの秘宝』電撃文庫, 1994。実は黒幕だったハーンが「あれ?」だった。唐突な感じ。戦って経験値を得て…という筋書でないのはいい。RPGというよりはADVに近い。戦闘もそんなにウェイトがないし。海中心で陸が狭い世界のように見える。しかも世界全体がそんなに広くないような。
魔法使いと僧侶の区別が曖昧。魔法の体系が独特。亜人はほとんどいない。少なくともエルフ、ドワーフ、ノーム、ハーフリング、オーク、ゴブリンは出てこない。アンデッドはやたらに出現。

1999.9.5

「ママは小学4年生」第33話「おまじないでビックリ!」感想

最近いたづらがめだつみらい。夏休みも残り一週間なのに宿題が山とあるのであせっているなつみだが、みらいのせいでなかなかはかどらない。おばさんは、雑誌で特集している「おまじない」で何とかなるんじゃない、なんて言って、(友だちのおごりで)遊びに出かけてしまった。
みらいに算数の宿題を破かれてしまい、なつみは学校にかわりをもらいに行く。学校には大介も来ていた。おなじように大平に宿題を破かれていたから。当直の大川先生がいないために2人は教室で待つ。
大介が言うには、大平はもうすぐ夏休みが終わって大介がかまってくれなくなるのを分かっているからいたずらしているのだと。なつみはみらいも淋しくなるんだろうなあと思う。すると大介は、未来にいるなつみはもっと淋しいんじゃないかと言う。自分の赤ちゃんが育っていく姿を見られないのだから。
それを聞いて落ちこむなつみは、おまじないしてコンパクトで未来と通信しようと言い出す。未来からの通信は入ったことがあるのだから、一生懸命お願いすればできるんじゃないかと。しぶしぶつきあって黒板に100本のチューリップを書くのを手伝う大介(そういうおまじないなので)。
そうして、4人(みらいと大平もいる)でおまじないを始めると……。ついに、未来のなつみの声が聞こえてきた。なつみは、みらいに歯がはえ、離乳食をたくさん食べていることを伝える。そしてなおもお祈りを続けると、未来のなつみの映像が映し出された。それを見る大介、お祈りに一生懸命で気づかないなつみ。映像のなつみがみらいに触れようとした瞬間、映像は消え光がはじけた。
なつみをかばって倒れ込む大介。みんなしばらく気を失っていた。眼を開けたなつみは、大介に助けられたことに気づき、いつかプール際で自分が大介を助けたときのことを思い出す。
大介は、光の中に見た未来のなつみと、そして今、自分の前で喜ぶなつみの姿を重ね合わせていた。

「魔装機神サイバスター」第16話「グランゾン」感想

絵が。救いがたいぞ。ケンの親父を人質にとるやり方は、予想通りダラスには気にいらなかった。この人もラ・ギアスの人と判明。
シュウとサフィーネはケンの親父を拷問にかける。口を割らないとみるやさっさと殺そうとする。…が、あんな凶悪なものがあるなんてどういう研究所だ!?
親父を助けに来たケンとナナセはイザキの手引きで親父を助ける。しかもイザキは造反した1期世、2期生がグランゾンのMBH砲の試射がわりにRTごと殺されそうになったのも助ける。さて、こいつは次あたりで、誰かの身代わりになったりして死ぬのかな?
さゆりが水の魔装機神に乗るような感じではあるが、そうなるとミズキかナナセのどっちかが魔装機神に乗らないことなる。

1999.9.4

「∀ガンダム」第22話「ハリーの災難」感想

色々進展があって、話としてはシリアス、のはずなのに、なぜか大ウケ。
「通常の3倍の出力」、「趣味か!?」など。
ムーンレイスの技術者の脱走は歯止めがきかず、ミランはついにフィルにキングスレーの谷でミリシャが発掘している宇宙船の破壊を命じる。
軍が動くのを察知したディアナ(キエルの扮装)は、ハリー中尉にキエル(ディアナの扮装)を連れ出すように命じる。彼の「本来の任務を果たすために」。伏線なセリフ。
ハリーはスモーで出撃、そのスモーにつけたブースターのおかげで「通常の3倍の出力」。わはは。
ハリーはスモーを降りて、単身谷に近づく。変装のさいにあの装着方法不明のメガネがついにはずされる。しかしすぐに普通のメガネをかけてしまう…。谷に接近するのに使った個人用の飛行装置が「007」風。
さらに、ハリーは野菜運搬用のトラックを見つける。その時「利用できるものはなんでも利用する」とかなんとか。「チャンスは最大限にいかす」に通じるなあ。
ハリーはキエル(ディアナの扮装)に接触する。彼はキエルとディアナが入れ替わっていることに気づいていた。いつからだ? おまけにロランとローラが同一人物なのにも。しかし変装は「趣味」じゃあないぞ。
例によってポォが攻めてきて、例によって泣いて退却。
来週はテテスがお亡くなりになる模様。

馬鹿なことを……

旅先で暇なときに読む本を物色。読んでいない本はたくさんあるのだが、頭を使うような本は願い下げ。とりあえず『青い剣』、『英雄と王冠』(ともにハヤカワ文庫FT)を購入。本屋で書棚を見ていたら、「富士見ドラゴンノベル」がまったく消えている。代わりに「富士見ファンタジア文庫」が大量にある。前者にかつて入っていた本が後者に移っているケースもある。しかしそれはソードワールドなどの日本人ので、ドラゴンノベルに大量にあった外国人作家の翻訳物は皆無だ。……安田均はどう思っているんだろう???ドラゴンノベルには彼が翻訳した小説はかなりあったんだが。
そういや、『竜剣物語』も本来ならドラゴンノベルに入っていてしかるべきなのに、電撃文庫に入っている。これも買ったが2、3巻だけなので、持っていくことはできない。ドラゴンノベルの小説みたいになくなってしまうのではないかと思ったので。それと、『世界のレンズ』、『死者を統べるもの』(ともにハヤカワ文庫FT)も買った。これは3部作の1と2にあたる。3はないが、まあいいとしよう。1999.8.10に買った『冒険商人アムラフィ』も持って行くので、これだけあればいいだろうから。

「食事が不規則だから仕方ないよ」

妹に、食生活が乱れぎみなんじゃないかと注意したらかえってきた返事。無意味な返事だ。

がーん

筑豊本線は非電化だ。が、電化されようとしている(結果客車がなくなりそうなのだ)。で、電化すれば架線柱が建つ。いわゆる電信柱の架線版だ。なんとすでに架線柱は植えられているらしい。これは困る。というのは、架線柱は鉄道写真を撮る上では邪魔なことこのうえないからだ。もうどうしようもないけど。

買ったもの。1/25000地図: 草野、吉井、千足、八幡。『鉄道ダイヤ情報』1999年7月号、"RAIL MAGAZINE"1999年9月号。リュック(今持っているのだとやや容量不足と判明)、イワタニ・プリマスのバーナー用燃料。


1999.9.3

もう一本

抜くことになりそう。やばいなあ。それにしても出血するまで歯を削るなんてあんまりだ。

お気楽な高校生

来年の教育実習の事前打ち合わせのために、担当する先生に会うことになっている。9月のはじめに電話をくれと言われていたので、かけてみたら「新学期は6日からです」という事務の人のお答え。……いつからそうなったんだ!?

多分4月に買った靴に穴があいた。そこではなく、足の甲の部分。直径1mm程度だけど、もうかよ。あんまりしょっちゅう靴を買っている気がするから、少し高いやつにしたのに。

「山でも登るの?」

バイトに行く前に1/25000地図を買って、会社の机の上に丸めたそれを置いたら、そうきかれた。とりあえず旅行で使うと答えたらけげんな顔をされた。登山するわけじゃないんだけど、撮影ポイントを求めて駅間を歩くとなるとどうしても必要になる。買ったのは、直方、大隈、日田、天ヶ瀬、中間、飯塚、日出生台、湯平、豊後森、豊後中村。こんなに買っても全部歩けるはずもないので、一部しか使わないことになる。どこで撮影するか前もって決められないので仕方ない。そういえば、山に登る人は、この地図のうまい折り方を知っているらしい。折り畳んでも見たいところをすぐ出せるような折り方。僕は余白部分を折り返してから四つ折りにするだけ。
それにしてもこうしてまた地図が増えていく。

またポカ

バーナーも旅行に持っていこうかと思って(飯炊き用)、引っぱり出してきたら、バーナーの燃料(ボンベ?)をナベに入れておいたのがまずく、サビがなべについてしまった。洗えばいいといえばいいが。

買ったもの。単3乾電池x6。12枚撮フィルムx2(撮影旅行のためのではない)、カメラ収納用のポーチ。『九州・沖縄ホテルガイド』。


1999.9.2

「おにいさまへ…」第15話「蕗子、海鳴り」感想

中間試験終了。中間試験で試験休みがあるなんてうらやましい、と思いきや、その後、席次が1位からどん尻まで全部張り出される。いやな学校だ。ソロリティのメンバーは50位以内に入らなくてはならない。が、1人、70位台の少女がでてしまった。宮様は、彼女に退会処分はかわいそうだ。だから自主的に退会しろと命じる。実はこの少女は試験の初日に発熱していた。奈々子は彼女をかばう、宮様の独断で退会させるのはひどいと。機嫌をそこねた宮様は、誰のおかげでソロリティに入れたと思っているのかと言い放つ。
やはり自分がソロリティに入れたのにはなにかあったのかという疑惑がつのる奈々子。しかし数日後のパーティで、宮様は彼女を抱きしめ、奈々子が"不正"で入会したのではないと言う。そしてつきあっている男性がいるのなら即刻別れろと。奈々子は文通している「お兄さま」のことをしゃべると、すぐにやめろと言われるが、奈々子にその気はない。
逆らってはいけないと言われている宮様に逆らうあたりはいかにも主人公。それにしても(再び)やばい世界に入りつつある。マリ子の次は宮様と。
宮様とサン・ジュストだけ金髪。ほかは茶色か黒なのに。気づくのが遅い?

「軽薄な日本の食文化に喝を入れる」

「美味しんぼ」のキャッチコピー。海原雄山や山岡士郎はそのつもりなんだろう。だけどそれは漫画の中での話。現実には美食倶楽部なんてない。そして「美味しんぼ」は、日本の食文化に喝を入れられているんだろうか?

P. Gras, Aux origines de l'heraldique La decoration des boucliers au debut du XIIe siecle apres la bibile de Citeaux, dans Bibliotheque de l'Ecoles des chartes tome CIX, 1951.

上智の図書館にある。「シトー会の聖書」に出てくる盾を分析した研究。なんとも言えない独特の紋様が描かれている。紋章になりかけというか。どこが違うのかと言われると困るが、違うように見える。交通事故で脳が傷ついた人が書いた、漢字のできそこないのような文字(?)を見たことがある。それは部分部分の要素は漢字に似ているのだが、全体としては漢字ではないというものだった。ちょっとそれに似ている。もっとも漢字は全体の文字数が決まっているのだが(個人が勝手に新しく字をつくってつけ加えたりできない)。ただし、その漢字みたいな字は、例えば偏とつくりを適当に組み合わせて、辞書にのっていない字をつくったというよりは、もっと根本的なところがずれていた。そういう程度のずれ。

このたわけ者っ!!! >自分

旅行の前に、カメラとストロボを使う機会ができた。ストロボなんて、滅多に使わないのをひっぱりだしてきた。重い。……電池入れっぱなし。どう見積もっても数年間そのまま。アホ^3。とりあえず新しく電池を入れる。動作せず。あせりまくるが、よく観察すると、電池ボックスの蓋兼端子(?)部分が見事に腐食している。そこを削ってとりあえず動いた。しかしここまで1時間かかった。
カメラのほうはちゃんと電池抜いてあったのにねえ。5ブンタ。

1999.9.1

やっぱり使い勝手が悪いぞ、周遊きっぷ

困ったものだ。もう一つ困ったことは、目的の一つである撮影だ。そもそも客車列車だけを撮影するのは非常に効率が悪い。つまり、走っている本数が多くない(というか、もうすぐなくなりそうだから今のうちに撮影するのだ)。それだけを追いかけるために、駅間をとぼとぼ歩くのはしんどい。まあ、ほかの列車を撮っても差し支えないが、本命は客車だ。
と言ったことを考えると、撮影機材も問題になる。カメラ2台、レンズ5本、三脚、ストロボ、レリーズがフル装備になるが、それをかつぐのはちょっと(高校の時はやっていたんだが)。

書泉グランデの6階には変な人が多い。

という投稿をfj.rec.railで読んだことがある。書泉グランデの6階は鉄道関係の書籍の売場だ(鉄道だけではないが)。それは偏見だというフォローばかりついたが*、中学高校とよく行っていたときはたしかに変な人が多かったように思った。クラブの部員もそう言っていた。
今日はまあそういう人はいなかった(いや、周りから見たら僕がそれに該当するのかも)。

* 「偏見」なのは、それをもってして鉄道ファンは変な奴ばかりだという意見だったかも。

読書感想文

ジャック・ルゴフ著, 柏木英彦・三上朝造訳『中世の知識人』岩波新書, 1977。ここで言う知識人は、大学人、もしくは教師と言ってもいい。学問をなりわいにした人。こういう人間は中世のある時期に生まれ、ルネッサンスの頃にはいなくなったのだ、という話。「知識人」は、現代の学者に似た人種としてとらえられているのかもしれない。ただ、ルネサンス以後のヒューマニストだけが知識人(いや彼の定義では「知識人」のうちに入らないのだが)だったのだろうか? それと中世の知識人が現代の知識人に通じるというのはどこまで言えるのか。

「デビルマンレディー」第9話「眼」感想

誰かに見られている気がする。気のせいではなく、目玉のビーストにのぞかれていた。この心理的な恐怖を描く路線は、どうも永井豪からは離れている気がする。ジュンの心の弱さがこの2回ほど強調されている。原作の絵柄からやや外れているのは、一番最初に指摘したが、一緒に作風も変わっているのかも(原作はよく知らない)。善悪の逆転とか、スプラッタみたいなのはどうするんだろ?
ジュンを嗅ぎまわっているライター氏がまた登場。同居人の和美に、ジュンに気をつけろと忠告した。この人はどうなるのかな。
目玉のビーストは、目玉の親父みたいなデザインではなく、全身目玉だらけ。でもやっぱりどうやってしゃべっているのか不明。こいつは遊園地の鏡張りの部屋で自滅。江戸川乱歩にそんな短篇があった。

買ったもの。『日本の鉄道全路線6 鹿児島本線・日豊本線』、『鉄道ピクトリアル』1992年3月臨時増刊号、『日本の全路線7 JR九州』。またしょうもないものが増えてゆく……。


1999.8.31

「先生はいらっしゃいますか?」

電話の相手は開口一番こうのたもうた。
「は? うちは上村ですけど」
「ええ、先生をお願いします」
「お間違いなんじゃあ」
「上村先生のお宅ですよね?」

ここではたと気づいた。うちの親父は先生だったんだ。朝とはいえおおぼけ。さて、僕の父は何をやっているので先生と呼ばれているのでしょうか?

  1. 代議士
  2. S台の講師
  3. 裏千家の家元
  4. 美食倶楽部の親玉
どれでもなかったりして。

因数?

それを言うなら引数だろっ? 「ひきすう」。大学院生のくせにぃ。

金は使わないのが一番お得

ケンタッキーのクーポン券(1999.8.9参照)の期限が今日までだったのを忘れていた。が、使うよりは使わないほうがお得ということで。

馬鹿くさ〜〜

wget(1999.8.27参照)をダウンロードして解凍した(/var/tmp/に勝手に一時的にディレクトリを作ったけど、さっさと消さないとあかんなあ)。いろいろディレクトリが作られて、かなり面食らったけど、実行ファイルは1つで(wget)、それを試しに実行したらちゃんと動いた。で、それを自分のディレクトリに持ってきた。ドキュメントを読んでいて分かったのだが、このソフトはGNUのソフトだ。
てことは、結構メジャーなんだ。じゃあ、もしや
which wget
/usr/local/bin/wget
アホ〜〜〜。脱力。ということは、さっき試しに実行したのも/usr/local/bin/wgetのが実行されていたのかも。カレントディレクトリもサーチパスに含めているけど……。

往路

九州まで行くとして、どうやって行くか。鉄道は時間がかかる。飛行機は速いが高い。と思ったら、新幹線で行くなら、飛行機と値段は大差ない。さらに、と思ったら、飛行機には学生割引なんてないのか??飛行機なんて使わないからなあ。学割があるのなら鉄道のほうが断然安い。
ただし、列車で行くにしろ、昼行/夜行が問題だ。昼行で九州まで行っても、その日は単なる移動日になってしまうなら、夜行で行って次の日は朝から行動できたほうが安上がりだ。さてどうしたものか。

1999.8.30

目が覚めると

猛烈に肩が痛む。肩というか、首筋から左の肩甲骨にかけて。寝違えたとはちょっと違う感じだが、目が覚めたらいきなり痛かったから、寝ている間に変な姿勢を取っていたんだろう。さっさと治るだろうと思っていたら、これを書いている今(夜9時すぎ)になっても、さっぱり痛みがひかない。おかげで今日一日まるで調子が出なかった。

J. Marchand, L'Art heraldique d'apres la litterature du Moyen Age, dans Le Moyen Age, Bruxelles et Paris, 1937.

古いし、短い論文。ただし、かなりまともな雑誌に掲載されているのは貴重という気がする。

学割証

久しぶりに取得。いつ以来だろう? おととしだったか、一回日帰りの旅行に出たときはうっかり忘れて随分損をした(何か忘れていると思ったが、何を忘れたのか思いつかなかった)。
大学では、成績証明書あたりもそうみたいだが、機械で自動的に発行してくれる。これは便利、と思ったのも一瞬で、大学院生は事務室に行って、手書きのを発行してもらわなくてはならない。こっちも手で書いた用紙で申請する。上智は僕が卒業した年から機械が導入された。つまりまだ恩恵に浴する機械、もとい機会がない。

定休日

鉄道関係の書籍が充実している書店は、そうそうない。神保町の書泉グランデは、かなり数のそろっている一つだ。筑豊本線と久大本線で列車を撮影するにあたって、僕は撮影ポインとをまったく知らない。ということで書籍のお世話になろうと思って書泉グランデに行ってみたら、見事に休み。
あと1/25000の地図も買わないといけないんだろうなあ。今から間にあうのか?

ネズミ

ネズミって本当に街中に住んでいるものなのだ。新橋駅付近の小路でネズミを見た。クマネズミだかドブネズミだか知らないが、たしかにネズミだった。捕まえようかと考えたが(考えるな)、ちょっと近寄ったら物陰に逃げられてしまった。

"ピンク"のちらし

を差し出されてしまった。「お疲れさま」なんて言われて。受け取らなかったけど、こういうものを差し出されるようになったのは喜ぶべきかどうか(考えることでもないか)。

周遊券

去年の4月から、JRの周遊券が廃止され、かわりに「周遊きっぷ」が導入された。知識として知ってはいても、そのことは時刻表を見るまで思い出せなかったし、仕組みもよく知らない。周遊地域内のフリーきっぷと、往路、復路のきっぷが別々になった(前はA券とB券しかなかったはず)。前より煩瑣になった気もするが、単に勝手が違ってとまどっているだけかも。

「宇宙海賊ミトの大冒険・2人の女王様」第7話「独りの女王様」感想

ランバンの特訓、あれはマジなんだろうか!?ああいう特訓がてんで役に立たないのは、お約束といえばそうなのだが。
ミトは星王(聖王?)家の宮殿があったあたりに到着(星自体は粉みじんになっている)。勾玉が実は2対あり、ヒカリの持っているヒカリの勾玉に対し、カゲリの勾玉があることが判明。2つの勾玉は引き寄せあう、つまりカゲリは地球にあるということ。それから、ミトの母ちゃんが実は神器の1つ、鏡らしい。死んだ後、鏡によって生きながらえているからああいう格好をしているのだと。鏡を使う=母の死、なので鏡は絶対使いたくない。とにかくミトは地球に引き返す。
葵に拒絶されたヒカリは、葵の友人とランバンの部下たちを正月と同じように、呪いで心を乗っ取る。最後の1人、庄屋の娘(名前失念)がまさにヒカリの手に落ちようとしたとき、葵の力が解放されて、彼女だけ助かる。しかし、どう化粧がくずれりゃああなるんだ?

1999.8.29

「魔装機神サイバスター」第15話「MBH砲」感想

MBH=Micro Black Hole。前からの伏線。最近出てこなかったが。この世界はよほど技術革新が速いみたい。バルシオン、プレシオンときて次はグランゾン。グランゾンにMBH砲をとりつけると。
ケンの親父はDC設立者であるフランク博士がシュウに殺されたことをかぎつけるが、サフィーネにつかまる(でもニュースに流れていたような)。親父を人質にされたケンは、罠と知りつつサイバスターで出撃。最後の、ダラスと対峙する場面は間が持っていなかったような。
リューネは相変わらずお馬鹿。

「おにいさまへ…」第14話「秘密の扉」感想

錯乱したれい。が、短剣を壁に突きたてた瞬間に正気に戻る。れいにかまけて奈々子はソロリティの勉強会も欠席がちだ。れいのアパートを訪れた奈々子は彼女のために料理を作る。食べてもらってうれしい奈々子だが、キッチンにたばこの吸い殻を見つけ、そして薬を捨てようとしてれいに追い出される、余計なお節介はするなと。
しかし機嫌を直したれい。帰りがけに奈々子は、前に会ったことのある「おにいさま」の友人に出会う。その男はれいを訪ねに来たのだが、奈々子はそれを知らない。
家に帰った奈々子は、こっそり持ちかえったたばこの吸い殻を見て心をときめかせる(あぶねー)。
やっと中間試験。

「デビルマンレディー」第8話「敵」感想

自分がビーストに進化する様子をビデオにとって放送局に送りつけた男。ジュンはアメリカからやってきたベーツという研究者に会う。この男の声、聞き覚えがあるのだが思い出せない。声優の名前は見たことがなかった。
ベーツはジュンを美しいと言う、デビルマンになっても。デートに誘われるジュン。例の男はキャスターで(ゴルファー志望じゃなかったのか?)、2人が食事中にテレビに映り、ビーストの姿が電波に乗ってしまう。
ジュンは苦戦するが、彼女を助けたのはベーツだった。彼もデビルマンだった。というか、バッファローマン。ハリケーン・ミキサーとか使いだしそう。

MOにHDDのデータをバックアップしようとしたら

僕は昔から必要なデータ以外はほとんどバックアップをとらない。バックアップのためにMOを使うこともほとんどない。FDにとることはある(そんな大きなデータはないのであまり困らない)。
しかし思いたってMOにデータのディレクトリを丸ごと放りこもうとしたら、いきなりMOドライブが不調。無意味。
今はプログラムとデータを別々のHDDにしているから、そんなに困らないのだが、MOが使えないのはそれはそれで困りもの。

1999.8.28

「魔装機神サイバスター」第14話「裏切りの谷」感想

最初っから役立たずだった教官のイザキ。柔道の実力くらいはあるのかと思いきや、それすら大したことなかった。よく今までDCに残っているものだ。ダラスたちになめられているイザキは、単身ヘリでサイバスターを探しに出る。ところがヘリは故障、本栖湖に墜落(運がいい)。
ヘリから脱出するイザキは湖底にサイバスターを見る。気絶して浮かび上がった彼をケンが発見。彼はイザキを秘密基地へ連れて帰る。息を吹き返したイザキは、記憶を失っていた、ふりをしていた。イザキにしちゃ上出来。だまされる一同。
イザキは、基地を調べ上げて脱出しようとするが、リューネのバルシオーネに捕まる。リューネは彼を握りつぶそうとするが、みんなに止められると、今度は彼を逃がしてしまう。みんなが責めると、彼を信じてみたくなったからだと。
逃げ出したイザキは、ダラスたちの捜索隊に合流、しかしそこへジェイファーが。イザキは踏みつぶされかけるが、寸止め。イザキは、見たことはしゃべらなかった。一方、ケンたちは遅かれ早かれ基地は見つかるからと、しゃべられてしまってもいいと思っている。そうかあ????
この番組の後番は、「真・魔装機神」らしい。名前を変えて1年やるつもりなのか。

「おにいさまへ…」第13話「心中伝説」感想

ストーリーがあったのかと言われると困る回だ。サン・ジュスト様が気になる奈々子。れいは熱のひかない体のまま、蕗子(宮様)の屋敷へ向かい、ただ屋敷の前でたたずむ。その帰り道、路上でぶっ倒れているのを探しにきた薫が発見、家へ連れて帰る。れいは熱があるのにいきなりシャワー(冷水?)を浴びたり、その後薫が一緒にベッドに入って裸で彼女をあたためたり。
奈々子は、サン・ジュスト様の家で薫と一緒に看病、徹夜して学校へ。マリ子ととも子はいつの間にやら、それなりに仲良くなっている。
放課後、音楽室から宮様がいつも弾いている曲が聞こえてきた。それを耳にした奈々子は音楽室へ向かうが、一足先に宮様が音楽室へ来ていた。ベランダかられいが現れる。もしかすると宮様とけりをつける気だったのかもしれないが、何もできない。高笑いを残して宮様は去り、れいはベランダから飛び降り(!)、どこかへ去る。
彼女を追いかけた奈々子は時計塔で彼女を発見。しかしれいは奈々子を蕗子と呼んで抱きしめた。

「ママは小学4年生」第32話「おばさん夢のデビュー」感想

居候、3杯目はそっと出し。また漫画が駄目で落ちこむいづみ。居候している身なのを思いだし、エアコンもつけずに電気代を節約するほど。しかも知り合いで同じく漫画家デビューを目指している人が、田舎へ帰ることにしたと連絡してきた。
しかしその直後、出版社から電話がかかってきて、大御所の先生が原稿を落としたからと代役を依頼してきた。この場合は「落とした」=「紛失した」で、仕上がらなかったという意味ではない。掲載紙は「週刊オゲレツ」(ってどんな雑誌だよ…)、16p.、〆切は明日。なつみでも分かるが、とても間に合わない。それでもチャンスだからと引き受けたのは、仲間がアシスタントをやってくれるだろうと勘定していたから。
ところが、あてが外れて、誰も手伝ってはくれなかった。やっぱり断ろうとするいづみに、なつみは自分たち(たまえ、えり子、大介)が手伝うからとあきらめさせない。そんな子どもの浅知恵なんてと思っていたいづみだが、大介にこれが最後のチャンスかもと痛いところをつかれて小学生をアシにする。えり子はベタ、なつみと大介はトーン、たまえはドライヤー。
なつみ曰く「おばさんの漫画はつまんない」。おばさんの漫画というのは巻来功士、猿渡哲也あたりに似た作品傾向らしい。「ヤング〜」あたりの雑誌には載っても、決して「りぼん」、「ちゃお」では読めそうにない。
そういうことを差し引いても、大介も迫力がないと言うし、えり子は仕事中もみらいをそれなりにあやしながら作業するいづみを見て、今の作風は彼女にあわないんじゃないかと思う。
深夜、なつみたちが脱落しても、いづみは1人で作画を続けた。が、早朝になっても仕上がらない。やはり自分は駄目なのかと。いづみはなつみに尋ねる、正直に言って自分の漫画はつまらないのか、と。なつみに正面切ってつまらないと答えられたいづみは思わず手を上げる。しかしふり上げたこぶしをおろすと、いづみは再び机に向かった。
何かがふっきれたのか、原稿はできあがった。出版社からの電話。無情にも紛失した原稿が見つかった。いづみは、子どもたちを遊園地に誘った……。

「∀ガンダム」第21話「ディアナ奮戦」感想

リリ・ボルジャーノは株を落とした。やっぱお姫様。グエンのやることに口出しするキエル(ディアナの扮装)にリリは生意気と言う。身分相応に働くべきだと。が、キエルは自分みたいな才能のない者でも働けるのだろうかと逆に聞く。人手不足の野戦病院で使ってもらったらと言われて、キエルは喜々として出かけていく。
野戦病院で彼女を待っていたのは、汚れた包帯、ガーゼなどの廃棄、洗濯、荷物の運搬。彼女が仕事をこなしていくのを陰でのぞいたリリは、看護婦長に働きかける。彼女は、将来看護婦を志望しているので、もっときつい仕事を望んでいると。
彼女に回ってきたのは、左足切断の手術の助手。泣き叫ぶ患者、光るのこぎり。キエル失神。バケツ一杯にたまった血液を川に捨てて目をそむけるキエルを見てリリはほくそえむ。
さらにキエルに荷馬車一台分の洗濯物が与えられたところで、ロランが事態に気づく。ロランはヒゲで洗濯物を洗う。洗濯物を手でつかんで、川の中に突っ込み、手首を高速回転。
ソシエはやっと普通になったのかと思ったのに、またもやソレイユに直接攻撃をしかけようとか、過激な発言。お父さまを殺したのはムーンレイス、の一点ばり。そのうち死にそう。
ディアナ(キエルの扮装)は、ハリーにキエルを連れ出すように密命。ハリーはどこまで知っているんだろう?
ゴッツォの2人は、ギャロップに潜入。ギャロップごとヒゲを盗むつもりらしいが……。

1999.8.27

wwwget http://memers.xoom.com/suemura/sudiary.html

とすると、指定したURLのファイルをダウンロードしてくれるようなソフトがほしい。とりあえず画像とかまでとってくれなくていい。JAVAなら割と簡単に書けそうだが、書くためには勉強しないと。それよりどっかにありそうなもんだ。JAVAじゃなかったらUNIXがいい。と思ったらVectorにSolaris用があった。しかしインストールできるのか? 暇な時をみつくろってやってみるとするか。

更新

「エヴァ」のページ作成。

弘済出版vs.JTB

JRの全国時刻表は弘済出版のとJTBのと2つある。僕は弘済派だ。「ぐったいむ」(読者投稿欄)があるからJTBが好きという人もいる。
過日、某氏から某イベントに来ないかと誘われた。その時は「関西は遠いですから」と江川卓のような答(江川は「九州は遠いですから」で西鉄を蹴った(はず))をして逃げたのだが、昨日メールで優待されてしまった。
実は、僕は九州に旅行しようかと思っている。1999.6.8に書いたとおり、いまだローカル客車列車の運用されている、筑豊本線、久大本線に乗車したり撮影したりしようかと思っているからだ。
うまい具合に、9月上旬は、一橋の図書館、ネットワークとも閉館、停止していたりすする。もっともネットワークのほうは、僕の場合上智のがまだ利用できるが、それはあまり気が進まない。
ただし、そんなことをしている場合ではない気もする。ただでさえ遊んでばかりなのだから、もっとマシなことをすべきではないかと。だから、時刻表を買ってきたのもやっと今日だし、具体的な計画はまだたてていない。と言いつつ、時刻表を買ってしまったのは事実だ。

1日1匹

今日もゴキブリ出現。いい加減こっちも手慣れてきた。

1999.8.26

アホ(その1)

バイトの話。バグ発見さる。そこをコメントアウトしたらバグるに決まっているというところがコメントアウトされている。バカか?> >自分。この件について調べているうちに、別のバグまで発見。同じく、そこをコメントアウトしたらバグるに決まっているというところがコメントアウトされていた。バカ> >自分。しかし、どちらのバグもかなり前から存在しているのに、どうして今まで発露しなかったんだろう?

アホ(その2)

1999.8.21で書いたstrcatの件、strcatはstrcat(s, t);の時、sがsとtの指すそれぞれの文字列を格納するのに十分なメモリを保持していると仮定して動作するそうだ。僕は、
  1. strcatはsの保持している領域の末尾に続けてtの指す文字列を格納するのに十分なメモリを確保する。
  2. あるいは、strcatはsとtの指すそれぞれの文字列を格納するのに十分なメモリを確保し、そこにsとtの指すそれぞれの文字列を格納し、その先頭アドレスをsに代入する。
と考えていた。が、後から気づいたけど、1は虫が良すぎる。2ならstrcat(&s, t);でなくてはならない。strcat(s, t);の場合、(Cはcall by valueなので)sのコピーが渡されるだけ。つまりstrcatの中でs=(char *)malloc(/*略*/);しても呼び出し側のsに対してメモリを確保することにならない。
I先生、よく考えずに聞いてすいませんでした。

アホ(その3)

Windows95でHDからFDにファイルをコピーしようとしたら、書き込みエラー。…? と思ったら、そのFDはDOS5.0A-H(NECのやつね)でフォーマットしたやつだった。その時点で既に8.3以上の長さのファイルをそのFDをコピーしていたのだが、よくもエラーにならなかったものだ。

アホ(その4)

「新世紀エヴァンゲリオン」のページを作ったと思っていたのに、なかった。どうせ大したことない内容なのだが、早急に作らなくては。

1999.8.25

京王線が事故

んー珍しい。でも「大幅にダイヤが乱れた」と告知していたわりに、まったくいつも通りに走っていたような。

BC++ Builder

ってVC++と違って、VBライクにコントロールを使ったプログラミングができるらしい。だとしたら、VC++なんかよりこっちを使ったほうが開発は楽なんだろうけど、いかんせんWindowsソフトを開発するとなると、どうしてもMicrosoftのソフトを使うのが選択肢の筆頭になってしまう。
C++の文法とVC++の使い方とWindowsのプログラミング作法(Windowsの内部構造と密着)を一度に覚えるのはとっても大変。

百合

昨日(1999.8.24)、紋章の百合が本当に百合なのか云々と言ったけど、リール市の紋章が「百合」なのは、「リール」という音が百合に近いからだし、フィレンツェも名前が「花」だから。ということは、あの図形は中世では百合として捉えられていたことになる(たとえ起源が違うにせよ)。ただしそれでも、聖母マリアと直結するとは思えない。そういう風に読み取れる紋章を僕は見たことがない。

秋のにおい

今年の春(3月)に、「あ、この空気のにおいは春だ」と感じた日があったが、今日の夕方は、「あ、この空気のにおいは秋だ」と感じた。

「猿くん、また会おう」(ミスターX)

「ビッグコミック」(無印)で、「サル」という「プロゴルファー猿」の続編が始まっていた。絵柄が中途半端。というか、あの世界を大人向けでやるわけ?

塵も積もれば

VIFAM diaryがまた100KBを超えた。今さら無理だけど、最初はそうするつもりだった「ばかでかいファイル1つにどんどん書き足していく」方式だと今頃どうなっているか見てみたい。1MBの日記ファイルがででんと1つ。
ちなみに日記ファイルはあわせて472074バイト、それ以外は609847バイト。やはり日記が一番の中心になっていると言える。いいことなのかどうか(いいも悪いもない!?)。

1999.8.24

参考文献

若桑みどり「伝達の媒介としての紋章――ヨーロッパ」(川田順造, 徳丸吉彦編『口頭伝承の比較研究1』, 弘文堂, 1984。こういうところでこういう論文があったとは。しかしノイベッカーに依拠しているのは駄目すぎる。それから、美術史の人って、わりと表面的な一致が即両者の実際の関係だと考える人が多い気がするけど、それは早計ではないか。百合が聖母マリアの象徴だからって、フランス王がそれを紋章に用いたのと聖母マリアの象徴であることと直接的関係はあるとは思えない。だいいち、紋章における百合はあまりに抽象化されすぎていて、その起源が本当に百合なのか疑われてさえいるというのに。

「伝説巨神イデオン」vs.「赤毛のアン」

「はるかなとどろき」と「ひづめの音」とあなたにはどっちが聞こえるだろうか? …くだらない。

雷対セミ

雷鳴とどろく。鳥は驚いて飛ぶ。セミは鳴き続ける。ファーブルもそんなことを書いていたっけ。

カマキリ

なぜかビルの2階の窓にへばりついていた。もちろん外側。そのまま上に登っていったけど、どうなったんだろう?

停電

雷で1分くらい停電。まったくの真っ暗闇の町中を歩ける機会もめったにないから、楽しくて笑ってしまった。
と思っていたら、中央線が不通に。雨が降っているから、国立駅から帰ろうとしたが、仕方ないので南武線の谷保まで歩いた。その間に雨はあっけなくやんだ(でも中央線は不通のままだけど)。
さらに、家に帰ったら停電でビデオのタイマーがストップ(電池ないのか?)。こ、これでは予約ができん。

買ったもの。"LOGiN"、「月刊ピアノ」。


1999.8.23

TRY!PC

が再び月刊になった。前に季刊になったのが戻った。こういうこともあるものなのか。

5インチFD

PC-9800は長らく5インチのFDが主流だった。5インチFD全盛期とPC-9800全盛期が一致していたから、その時に売れた台数が多かったせいで、5インチモデル=フラグシップモデル、3.5インチモデル=ホビー用という位置づけがかなり長く続いていた。
久しぶりに5インチFDを使った。家には腐るほど5インチFDがある(本当に腐っている=使用不可になっているのもあるかも)。それでもさすがに使用頻度はめっきり少なくなった。だからドライブ、メディアとも果たして使えるのか不安だったが、問題なく読み込めた。あ、今回は読むだけだったから書くのはできなかったりして。

「宇宙海賊ミトの大冒険・2人の女王様」第7話「(失念)」感想

パロディのオンパレード? 観たことがないので知らないが、「エヴァ」映画版のパロディだったのか、あれは? 「あえて言おう、カスである!」(「ガンダム」でギレンの演説中の文句)なんてのもあった。
それに、葵にブルマーはかせて、特訓とか…。ランバンは「コーチと呼べ!」なんて言っているし。
面白いけど。けど、こういうギャグに走るとオタクが喜ぶだけだと思う。もっと違うノリを期待していた。
ただし、本筋は結構ハラハラしてしまう。「アキツ」ってのは何(誰)なんだろうねえ。何となく予想できる気もする。トンボ(=アキツ)じゃあないだろうが。

しまった

買ったATOK Pocketってアカデミック版があったんじゃなかろうか? ないかな?

誰かがやらねばならぬとき

深夜、ゴキブリ発見。最近多い。今度は、殺虫スプレーがあるから、倒すの自体は簡単。しかし深夜で人が寝ている部屋だったから、苦しい戦い(?)を強いられた。

買ったもの。クッション封筒。ATOK Pocket。今月は出費が多い。