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「バイファム」第30話感想

前回(第29話)の直後。ローデンの艦隊は敵の船団を迎え撃つ。敵味方とも多数のRVが出撃、大きな戦いになる。地球軍は主力のトゥランファムだけでなく、ネオファムとパペットファイターも投入している。ところで、地球軍ではRVを「機動歩兵」と呼称していた。
その間に、ジェイナスは急いで発進準備を進める。だが、目の前にまで戦場が広がりつつあり、ブリッジの面々は戦々恐々としている。地球軍の分は悪く、ケンツとロディは援護を主張するが、今この期を逃せば、次のチャンスは6時間後。ロディに反対するフレッドは(何故か)涙ぐんでいる。スコットは「席につけ、発進する」と。出港してすぐ敵にまとわりつかれるが、ジミー(とマルロとルチーナ?)が砲座で撃墜、残った敵もジェイナスのメインエンジンの噴射に焼かれる。
ジェイナスがタウトを離脱し、しかもククトに向かっていることを知ったローデン。「あのきかん気どもめ!」とつぶやくが、しかし中破した敵艦がそのまま迫ってくる(「ガルマ特攻」?)。回避しきれずに接触したうえ、敵艦はタウトへ突っ込んでゆく。人工の衛星であるタウトは崩壊、爆発し、それに地球・ククト両軍とも巻き込まれてしまった。今ならポケモンチェックにひっかかりそう。赤と青の「パカパカ」(だっけ?)が使われていた。(これで地球軍がタウトを前線基地として確保する計画はおじゃんになったわけだ。)
「タウト星が消えたんだ」とジミー。スコットは「ローデン大佐、返事をしてください!」と必死に呼び出す。が、マキは「無駄よ。みんな消えちゃったわ」。ケンツは「見ろ、やっぱり助けに行かなきゃいけなかったんだ!」と叫ぶが、フレッドは「行ったらみんな死んでた」。バーツはフレッドの言うとおりだと。
ロディたちはRVにスリングパニアを装着する。地上、つまりククトでの戦いに備えてだが、あとで少し悶着を起こすことになる。
格納庫でロディは、レーガンを助けに行かなかった自分たちの判断が正しかったのか悔やんでいた。ローデン大佐を見捨てたようだから。バーツは、まだそんなことを言っているのか、あれは仕方なかったんだと言う。とは言えバーツはバーツで割り切りすぎかも。目の前でおおぜい死んだのに……。
そんなロディにフレッドが怒りをぶちまける。「自信過剰なんだ、兄さんは! 兄さんは絶対死なないとでも思ってるの!?自分が一番強いとでも思ってるの!?兄さんはいつでも一番危ないところに行って得意になってるんだ! いいよもう、兄さんは僕の気持ちなんてわかってくれないんだ!」クレアのときもそうだったけど、自分がぶちまけたいだけぶちまけて、言い逃げする。どうせならほかの子のパターンも見たかったかも。カチュアとか。……カチュアの場合は、切れると逆に冷静になって一言死ぬほどきついことを言うパターンかも。「黙れ、このスケコマシ」(バーツに)とか。あとで収拾つかなくなりそう。
で、それを聞いたロディは面食らった表情。バーツは「命知らずの兄を持つと俺もああなるよ」。だけど君は君でお姉さんに心配をかけているのでは??
タウト星を出発してから41時間が経過、ジェイナスはククト(周回?)軌道上に乗る。1日以上経過しているのだけど、ロディとフレッドのそぶりはあまりそうは見えないかも。
食堂でクレアが言ったことはロディには寝耳に水。スコットの計画では、ククトにはカーゴで降りるから、RVはジェイナスに置いて行くことに。などと言いつつウィンナをつまむロディ。「ケンツと同じね」とペンチに言われ「あいつってそうなの? 悪いやっちゃなー」なんてしらばっくれておいて(?、でもまさか本当に知らないとも思えない)、そのウィンナを口に放り込む。
そこにフレッドが来てロディとうっかり顔をあわせてしまい、慌てて逃げ出す。それをペンチが追いかける。
ブリッジでもケンツたちがスコットにそのことを聞いていた。RVなしで行くのかと。それに遺跡はどうするのか。ジェイナスを残していけば敵のいい戦利品になってしまう。が、スコットだって考えた末の判断だ。だいたいジェイナスで大気圏に突入はできないのだ。しかしケンツは5等級以上の軍艦は惑星への緊急着陸ができると言う(っつっても、まさか木星とかに着陸できるわけじゃないし、どういう惑星なら大丈夫なんだろうか?)。「考えてる間に敵が来ちまう」とシャロン。久しぶりにガムを噛んでいる。スコットは考え直すことにする。
落書き廊下で泣くフレッド。「兄さんなんて一度痛い目にあえばいいんだ」「そんなこと言うもんじゃないわ」偶然かどうかロディが通りかかり、彼はいやがるフレッドを強いて連れて行く。
行った先は風呂。クレアドを脱出してから一度も一緒に入っていなかったらしい。ま、そんなしょっちゅう2人で入るもんでもないと思うけど。フレッドは「やめてよ、まったくうるさいんだから」とまだ機嫌を直さない。それでもロディは「お前、耳の裏洗ったか?」とちょっかいを出す。しかしフレッドはロディに頼む、「兄さん、約束してくれるよね。もう危ないことはしないって」。
風呂からでて2人はすっかり仲直り。食事前だったのに風呂に入ったから、みんなほとんど食べ終わっている。スコットたちもまだいない。「おっつけ来んだろ」とシャロン。歯をせせっているのをペンチにとがめられる。
入ってきたスコット、バーツ、ケンツの出した結論は、ジェイナスでの大気圏突入。それを聞いて驚くロディ。大破するくらいですめばもうけものとバーツが言うくらいのおおごとだ。それにククトを出るときどうするかはその時にならないとわからない。
UO接近。いよいよ大気圏突入というときに。突入まであと1時間くらい。時間かせぎにバイファム、パペットファイター、トゥランファムが出撃。パペットファイターは最後の出番か。敵は今までにない大部隊(しかしどこから来るんだろう?)。ジェイナスに戻らなくてはならないから、戦闘時間は5分間だけだ。
ジェイナスが酸化剤を捨てて白い煙を上げているのを見てマキがびびる。優勢なのか劣勢なのかわからないままに、戦闘は進行。マキは引き上げ、ロディも帰投しかけるが、ケンツが戻らない。トゥランファムは深入りしすぎて、敵に行く手をはばまれていた。「ケンツどうするの?」「キャプテーン!!」カチュアがパイロットやればいいのに。さすがにスコットは、ドッキング・カーゴを切り離して送ると。トゥランファムを救いに行くロディに、フレッドは危ないことはしないって約束したじゃないか、と。しかしロディは「今は約束より行動しなければいけないんだ。仲間を見捨ててはおけないだろ」。
ジェイナスも敵の攻撃を受け、明かりが落ち非常灯に切り替わる。しかし突入プログラムは続行、ロディたちに最後の通信が入る。「兄さん、死なないでね。ククト星で待ってるからね。きっとだよ」フレッドの声もとぎれ、大気圏に突っ込んで行くジェイナスが赤く光るのが見える。
ロディたちもそれに続かなくてはいけない。ドッキング・カーゴに入ってしまえばこっちは無防備だ(敵はどこへ行ったんだろう??)。カーゴに一機ARVがとりつく。そのために重量が重くなって、ジェイナスから用意されたプログラムでは進入角度が深すぎてしまう。自動修正ロックを解除して手動で操作するけど、本当はそんなうまく行くはずがないけどね……。ここら辺で音楽がやむ。「俺たち、溶けちゃうのか?」「ケンツ、黙って」「母ちゃ〜ん!!」ARVが溶け、カーゴの重量が元に戻る。ここら辺で効果音が小さくなる。
ククトの空にカーゴが軌跡を引いていく。青空と輝く雲が目に痛い。本物の空を見るのは久かたぶりだ。やがてカーゴはパラシュートを開く。光る海。島。地面にカーゴが影を落とす。ついにカーゴは地面に無事落着した。落下していく間じゅう、ほとんど無音なのが緊張感を高める。
しかし残念だがジェイナスでの旅は終わった。これからはつまらないと言ったら言いすぎか。ジェイナスがなくなるってのはスタッフにとっては相当やりづらいと思うけど。パペット・ファイターももう出てこないし。あ、パペットファイターも積み込んだままジェイナスは大気圏に突入したと思うけど、いらないものは捨ててしまったほうがよかったのかも。
原画
アニメ・アール、アド・コスモ、スタジオ・ダブ

Vd: 1999.12.19, Vd: 1998.4.23