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No.153 大山1252m(丹沢)
人気の大山は超満員!

大山の略図
  INDEX
 @ヤビツ峠から大山へ H15/05/24
 A日向薬師から大山へ H22/12/4

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@ヤビツ峠から大山へ 平成15年5月24日 曇り
一番多かった生き物は人間だった!

小田急線秦野駅-《バス40分》-ヤビツ峠〜大山(阿夫利神社奥社)〜見晴台〜阿夫利神社下社〜大山寺〜追分〜大山ケーブル駅-《バス25分》-小田急線伊勢原駅 【歩行時間: 3時間20分】
  山の仲間たちとの久々の山行に、幹事役の私達夫婦は関東屈指の霊峰・丹沢の大山を選びました。 往復の交通には小田急の「丹沢・大山フリーパス」 が割安で便利です。 流石に人気の山とあって、行きのバスも帰りのバスも山頂の広場も、何処も彼処も超満員でした。 終始霞がかかっていて遠望は利きませんでしたが、たくさんの小鳥たちがさえずり、ナラ、ブナ、モミジ、リョウブ、カシ、モミなどの雑木林(温帯林と暖帯林が入り混じった自然林)の新緑とその林相がとても素敵でした。 野性のニホンジカにも出会いましたが、一番多かった生き物は人間でした…。

鳥居を二つくぐると山頂です
山頂へ到着!

奥社裏手の広場も展望がよい
阿夫利神社奥社

雷ノ峰尾根を下る
下山道にて
  午前9時35分、標高761mのヤビツ峠から歩き始め、イタツミ尾根を登ります。 ウツギやガマズミの白い花は咲いていましたが、ツツジたちの花期には少し遅かったようです。 途中1回休憩して、更に高度を上げると落葉樹林の林床にササ(スズタケ)が目立ち始め、北・西側にはブナやミズナラも交じります。 鳥居をくぐって山頂へ着いたのは11時頃でした。 ハイカーたちでごった返す阿夫利神社奥社(本殿)の脇で1時間20分の超大休止、早目の昼食を摂りました。
  山頂部は東側から南側へかけて大きく開けていて、相模平野や東京方面が一望できます。 鳥居をくぐって左へ回り、東電の無線中継塔のある方へ少し歩いた処に富士山や丹沢主脈などの西側の景色も開けた好展望地もあるのですが、この日は霞が濃くほとんど何も見えませんでした。 奥社の傍らには飲み物の自動販売機もありますし、勿論トイレもあります。
  山頂から東へ向かい急勾配の雷ノ峰尾根をゆっくりと下ります。 この尾根では株立ち状のアブラチャンやリョウブ、それにヤマボウシやアセビが目立ちました。 約1時間ほどで展望の開けた長細い小平地(見晴台)へ出て、振り返るとピラミダルな大山がどっしりと大きく聳えています。 その右手奥には大山三峰山の三つ並んだとんがりも薄ぼんやりと見えています。 テーブル付きのベンチで小休止の後、日向薬師への尾根道を正面に見送り右へVターン、なだらかで歩きやすい緑いっぱいのトラバース道へ入ります。 この辺りは自然豊かな森で、モミの大木やアカガシが目につきました。
  今回の下山コースは、下るに従って、ミズナラやブナなどの明るい落葉広葉樹林(冷温帯林)からアカガシやウラジロガシなどの鬱蒼とした常緑広葉樹林(暖温帯林)へと移ろいますが、その中間帯(展望台から下社の辺りにかけて)には原生のモミ林もあったりして、まるで教科書通りの植生の垂直変化を観察できるのが面白いと思いました。
  二重滝などを観賞して、ほどなく阿夫利神社下社へ出ます。
  下社からはケーブルカーで下ることも一応考慮していたのですが、メンバーたちの意気は盛んで、女坂を通りバス停まで歩くことになりました。 男坂よりはラクだ、ということですが、けっこう急な下り坂でした。 道すがら、「女坂の七不思議」などを見物したり、大山不動尊大山寺(雨降山大山寺が正式名とか)を参詣したりして、飽きません。 土産物屋や旅館が軒を連ねる追分の参道を通り、大山ケーブル駅バス停に着いたのは午後3時頃。 標高差約940メートルの下りですが、けっこう足に震えがきてふくらはぎが痛くなりました。
  バス停傍の食堂でビールを飲みながら名物の豆腐料理を味わって、気分は最高、心地よい疲れと清々しい笑顔の大団円。 私達夫婦にとっては、2ヶ月前の父親の死や昨日の初孫の誕生など…、心に残る山行でもありました。

* 大山(おおやま・1252m) 小田急線や東名高速などで相模平野を走るとき、その北面に美しく目立つピラミッド型の山が大山です。 丹沢山塊の東端に位置する霊峰で、日本三百名山にもその名を連ねています。 開山は良弁により天平勝宝年間(749-757)と伝えられ、江戸時代からは「大山参り」として賑わったそうです。 “江戸市民のレクリエーションの場だった”ということに関しては、今も同じかもしれません…。 春日局が当山にこもり、家光が世継になるように祈願したというのは有名な話。 雨乞いの神として信仰されていたこともあり、別名を阿夫利山・雨降山(あふりさん)とも云います。
  なお、伯耆大山の大山寺は「だいせんじ」、この(相模の)大山寺は「だいさんじ」と発音するそうです。 歴史と格式の重みに関しては、多分、流石の丹沢大山
(おおやま)も伯耆大山(だいせん)にはかなわないようです。



大山の山頂にて
新芽を食べているところです
人なれしたシカ
人だらけの山頂でした
まず記念撮影
私たちも「人ごみ」の片割れだけれど・・・
とにかく人だらけ…


A日向薬師から大山へ 平成22年12月4日 快晴
山ガールがいっぱい!
小田急線伊勢原駅-《バス23分》-日向薬師〜(九十九折)〜延命地蔵〜雷ノ峰・見晴台〜大山〜阿夫利神社下社-《ケーブル》-追分〜宿坊(泊)〜大山ケーブル-《バス25分》-伊勢原駅 【歩行時間: 4時間30分】
大山の山頂にて 旧職場の山仲間たちとの忘年山行に、丹沢の大山に登ってきました。 晴天の日の人気の山ですから、大勢のハイカーで賑わっていましたが、ここもやっぱり山ガールをはじめとする若者が多かったです。 特にここ数ヶ月、ものすごい勢いで山に若者が増えているように感じます。 山の絶滅危惧種は若者である、なんてもう過去の話ですね。
  ところで…、山スカで岩場の急斜面などを登ることができるんだろうか、と余分な心配をしてしまっているオジサンの私です。
  ケーブル下(追分)へ下山してから、今回は麓の由緒ある旅館に泊まって、豆腐料理などに舌鼓しながら、仲間たちとじっくりと一年を振り返りました。 昼のハイキングも夜の宴会も、それはそれはとても楽しいものでした。
  表丹沢の紅葉について、その見ごろはそろそろ終わりのようでしたが、山里のそれはまだ充分に楽しむことができました。 新鮮な落ち葉を踏みしめる靴音が耳に心地よく、ノイバラが赤い実をつけ、マツカゼソウが風に揺れていました。

大山の山頂から富士山を望む
手前の山は二ノ塔〜三ノ塔〜塔ノ岳

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