No.15-1 谷川岳1977m 耳二ツの魔の山 |
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INDEX @ 中ゴー尾根を下る: 1995年5月(本項) A 巌剛新道を下る: 2012年7月 B 天神尾根を往復: 2013年6月 → 地理院地図(電子国土Web)の該当ページ |
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@ 中ゴー尾根を下る ロープウェイを利用して(楽をして)ハイカーたちで賑わう天神尾根を登り、肩の小屋からトマの耳を往復したまでは、確かに順調だった。 天神尾根の喧騒がウソのような静かな下り。中ゴー尾根は悪路できつかった。水不足で脱水症状。足が思うように前へ進まず、ありもしない水場の幻覚に悩まされた。不思議なことに佐知子も私も、水道の蛇口が並んでいるキャンプ場の水場のような光景を、樹林の中の何ヶ所かで、はっきりと見たのだ。 下山の予定時間は大きくオーバーしてしまった。水筒の容量不足が原因だ。子供たちが幼稚園のころに使っていたウサギさんのキャップの付いた水筒などで、案外使いやすいのだが、真夏の登山、一人分の容量が約600ccではいくらなんでも小さすぎた。補水に対しての認識不足。「近くてよい山・行楽のコース」 ということで少し甘く見過ぎていた。ただ反省。 沢に下ってからも谷川の水を何度も飲もうと思ったけれど、飲める水かどうか判断できず、我慢してしまったが、それはよかったことなのかどうかは分からない。私達夫婦にとっての谷川岳は、矢張り「魔の山」だった。 景観も温泉宿も最上質だったのだが…。 * 谷川岳の標高について: 茂倉岳1978mや一ノ倉岳1974mも谷川岳の一峰とするなど、いろいろな考え方があるようですが、“谷川岳は「耳二ツ」の双耳峰” というのが一般的ではないかと思われます。つまり、トマの耳(薬師岳1963m)とオキの耳(谷川富士1977m)の総称が谷川岳、ということです。両峰間は約10分の歩程の距離にあり、オキの耳の方が背は高い。旧来からの1963m峰(トマの耳)を谷川岳の標高としていたガイドブックも多かったのですが、近年では背の高いオキノ耳の標高1977mに統一されているようです。[後日追記] 谷川温泉「水上山荘」: 部屋の窓から谷川岳が望める。泉質は石膏苦味泉(アルカリ性単純泉)、源泉掛け流し。仙人岩乃湯(露天風呂)や古代檜風呂(内湯)などの風呂は勿論、懐石風の料理も大変良かった。ただ、疲れ過ぎと脱水症状のため満喫できず。宿へ着くやいなや、お茶をポット2本分とビールにジュース。一体、どれだけ飲んだことか…。特に佐知子は重症だった。ロケーションも良く、風呂も料理も料金も高級だったのだが、自業自得とはいえ、無念だ! 「水上山荘」のHP この翌日はバスで水上へ出て、カヌー・ラフティングなどを見物しながら、のんびりと諏訪峡(利根川上流)の遊歩道を歩いた。 再び谷川岳: この後、再び谷川岳に登る機会を得ました。 谷川岳・花の写真集へ
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