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No.428 浜石岳(はまいしだけ・707m)
令和3年(2021年)12月22日(水) 快晴

「浜石岳」の略図
富士山の白い山頂部が覗いている
由比駅の跨線橋から

浜石野外センターへの急登
登山口(ここから山道)

近くにキャンプ場や子供の遊具もあります
三本松から富士山を望む

浜石岳の山頂から富士山を望む
浜石岳の山頂から…

富士山展望の人気の山

東海道本線・由比駅~(西山寺コース)~三本松・浜石野外センター~浜石岳~(白井沢コース)~由比駅… 【歩行時間: 4時間30分】
 → 地理院地図(電子国土Web)の該当ページへ


 大きな富士山を見たくて駿河の浜石岳(はまいしだけ・707m)に登ってきた。もはや恒例となった年末の単独行(相棒の佐知子は家事やグラウンドゴルフで忙しい)だ。当サイトのBBS(掲示板)では投稿回数の多い人気の浜石岳で、前々からずぅ~っと登ってみたかった山でもある。
 行きは品川駅から新幹線(6時40分発こだま701号)を利用して、三島からは東海道本線に乗り換えて、由比駅の改札口から歩き出したのは8時20分頃だった。
 上りは西山寺コース、下りは白井沢コースを利用して、なるべく同じ道を歩かないように工夫した。のんびりと歩いて(まぁ何時もそうだけれど…)由比駅前に下山したのは14時頃だった。
 その南稜を歩く薩埵(さった)峠コースについては、下山地の薩埵峠からの富士山展望…広重の富士山…に後ろ髪を引かれたのだけれど、コース上には展望があまりないみたいだし距離が長そうだし疲れそうなので、今回は見合わせた。(^^;)
 帰りは在来線(東海道本線)のみを利用した。新幹線利用との時間差は1時間弱で、何も高いお金を払って新幹線を利用する必要はない、と思った。いつかまたこの地を訪れるときは「青春18きっぷ」の利用なども検討してみようと思う。

* 浜石岳登山についてのおおざっぱな感想:
交通の便が良いので、都心から日帰りで楽々と行けるのがいい。電車利用でもマイカー利用でもゴキゲンな両刀使いの山、といった第一印象だ。
中腹のミカン畑など、駿河湾をバックにしたのどかな風景がとても良い。
広い山頂部からの…1点330度くらいの…大展望(富士山、南ア、伊豆連山、愛鷹連峰、天守山地、駿河湾など)は超ファンタスティック! 展望の山と云われる所以で、これがやっぱり人気の理由なのだとガッテン。
とはいえ、舗装道歩きが長い、というのがスポイルされる点だ。(車で山頂直下まで行けてしまう。)
コース上の殆どがヒノキ・スギの植林地帯というのも、ちょっと興覚めかも。 ※ ヒノキやスギの他に目立っていた樹木はアカガシ、シラカシ、ヒサカキ、アセビ、アオキ、ミヤマシキミ、など。
下山地の近くに立ち寄ることのできる温泉施設がない…、というのが、私的には、とても残念だと思う。

下山して旧東海道を由比駅へ向かっているときに、土産物屋や食事処を探したのだけれど、この日は何処も彼処も閉まっていた。あきらめかけたとき、由比駅前の食堂「あおぞら」に暖簾が出ているのを見つけてほっとした。ここで食べた桜えび定食(1,400円)がデリシャス! ビールの大瓶2本を、あっという間に飲み干した。

* 特に思ったこと:
 ほどよい混み具合の電車(東海道本線)の中で、真っ白で雄大で神々しい富士山を眺めていたのは…同車両では…私だけだったかもしれない。行きも帰りも…。
 帰路の車中で、左側(北側)のドアの前へ出てきて外を眺めている(と思われた)青年がいたので留飲を下げていたら、間もなく次の駅で(東田子の浦駅だったか原駅だったかは忘れたが)そそくさと降りていった。降りるためにドアの前に立っただけだったのだ。もう、がっくりだ。
 何故、地元の方たちは車窓からの富士山を見ようとはしないのだろうか。毎日見ているから見飽きている? (スマホや居眠りで)忙しくて見ている暇がない? それとも富士山が嫌い? …まさかぁ。

 てな訳で、今年の私の単独忘年山行は、空しくも美しく、そして静かに終わった。



山岳展望盤、(手前に)二等三角点、などがある
野芝の浜石岳山頂から富士山を望む
周囲はアカマツ、ヤマザクラ、ミツバツツジ、アズマネザサなど
由比駅前の食堂「あおぞら」にて
桜えび定食(1,400円)

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