意外と静かな温泉ハイキング
第1日(滝坂道)=箱根湯本駅-《バス17分》-畑宿〜飛龍ノ滝〜芦ノ湯フラワーセンター〜芦ノ湯
第2日(湯坂道)=芦ノ湯〜湯坂道入口〜鷹ノ巣山834m〜浅間山802m〜湯坂山547m〜湯坂城跡〜箱根湯本駅
【歩行時間: 第1日=2時間10分 第2日=2時間25分】
→ 地理院地図(電子国土Web)の該当ページ(鷹巣山)へ
●第1日目(10/29): 畑宿のバス停から小雨の滝坂道を往く。しっとりとして静かな遊歩道。芦ノ湯フラワーセンターを見物してから芦ノ湯に宿をとる。
この日の日本シリーズ、長島巨人が西武に勝ち優勝した。(宿のTVで観戦)
* 滝坂道(たきさかみち): 滝坂道というと、あの剣豪・宮本武蔵も歩いたという奈良の柳生街道の滝坂道が有名だが、これは箱根の滝坂道。旧東海道の畑宿と芦ノ湯を結ぶ間道で、途中に箱根の名瀑「飛龍の滝」がある。
→ この後、滝坂道は「飛龍の滝自然探勝歩道」として整備されています。[後日追記]
湯坂道入口の近くで
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●第2日目(10/30): 芦ノ湯から曇天の湯坂道(鎌倉古道)を湯本へ下る。広く明るい草尾根は防火帯とのこと。湯坂城跡を過ぎる頃から旧街道をしのばせる石畳が現れる。紅葉には少し早かったが、ススキなどに付いた朝露がとてもキレイだった。で、「箱根」の自然を見直した。
* 湯坂道(ゆさかみち): 相模湾に注ぐ早川とその支流の須雲川にはさまれた尾根道で、江戸時代以前(旧東海道以前)に歩かれた箱根越えの古道。東下りをした在原業平や「十六夜日記」の阿仏尼や鎌倉の将軍たちも歩いた道。「鎌倉古道」の名で知られている。
ちなみに、箱根越えの古道を古い順に大雑把に並べてみると、@碓氷道(大和時代)、A足柄道(奈良・平安時代)、B湯坂道(鎌倉・室町時代)、C旧東海道(江戸時代)、ということになる。最も古い碓氷(うすい)道はヤマトタケル伝説の「古事記」や「日本書紀」の世界でもある。箱根越えの歴史は…、気が遠くなるほど古いのだ。
芦の湯温泉「山形屋」: 単純硫化水素泉、岩風呂。民宿的でアットホームな旅館。食事は広間にて。味は良かった。宿泊料はリーズナブル。
この芦ノ湯(芦之湯とも書くらしい)は標高680mと箱根七湯中もっとも高い所にあり、箱根湯本と並ぶ古い歴史をもっているという。老舗の「松坂屋本店」と「きのくにや」が有名だが、山旅の私達にはチト高級すぎるかも…。
↑ 朝露 →
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