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No.62 剣山(つるぎさん・1955m)
平成10年(1998年)5月2日〜3日 雨と風


3泊4日 四国の山旅(前編)
メイストームが吹きまくっていた

第1日=徳島空港-《バス》-JR徳島駅…貞光駅-《タクシー1時間30分》-見ノ越-《リフト》-西島〜剣山頂上ヒュッテ・剣山 第2日=剣山頂上ヒュッテ〜剣山〜西島〜見ノ越-《タクシー》-貞光駅…伊予西条駅-《タクシー》-石鎚登山口-《ロープウェイ》-山頂駅〜成就 第3日=成就〜石鎚山〜土小屋-《バス》-面河渓 第4日=面河渓…松山城見学…松山空港
 【歩行時間: 第1日=50分 第2日=1時間40分】
 → 地理院地図(電子国土Web)の該当ページへ


 第1日目(5月2日・雨): 社会人2年生の息子に車で羽田空港まで送ってもらった。(息子と山へ行けるのは一体何時のことやら…。) 午前6時30分発のJAS。徳島空港着8時。バスで徳島駅へ。徳島線(な、なんと、懐かしのジーゼル車だ)の貞光駅で下車。途中、穴吹まで特急を使ったが、到着時間は1本あとの普通列車と同じだった。
 貞光駅からタクシーで見ノ越へ行く途中、よく喋る運転手さんに是非見てくれと言われて「土釜の滝」などを見物。奥深い山間を1時間半ほどかけて、登山リフトの見ノ越駅に着いたころ、雨が降ってきた。タクシー代は10,380円だった。
 折しも日本国中を寒冷前線が通過中。所謂「メイストーム」が吹きまくっていた。見ノ越駅舎内で羽田空港で買ってきた弁当を食べ、雨具を身に着けた。あまりの悪天候のため、西島まで徒歩の予定を変更し、登山リフトを利用することにした。標高差で320メートルをズルしたことになる。西島駅はすでに標高1740メートルあり、楽な登山になった。
 草原状の広い剣山山頂からは、霧のため次郎笈(じろうぎゅう)も三嶺(みうね)も何にも見えず。稜線上は南東の風が強く、次郎笈への尾根歩きは断念した。顔に当たる雨滴が痛く、身体は吹き飛ばされそうだった。
 剣山頂上ヒュッテには個室が用意されており、小さいけれど風呂があり、料理にも工夫がなされていた。小屋番さんは東北訛りがあり、朴訥だけれど、とても感じの良い人だった。

 第2日目(5月3日・雨): 午前6時30分、ヒュッテを出発。雨と霧。再度、ササ原とザレの剣山頂上に立つ。昨日よりももっと視界は悪かった。新緑の中、西島へ下る途中、一瞬霧が晴れた時の「お塔石」の眺めが良かった。が、カメラを向けたら又霧が出てしまった。
 ゆっくり下って、午前8時20分、見ノ越の剣神社下へ到着。予約の貞光タクシーが待っていた。タクシーの運転手さんは、とばすこととばすこと。1時間そこそこで貞光駅に着いてしまった。
 何時の間にか雨が止んでいた…。

次項・石鎚山 へ続く



悪天候の剣山山頂にて
風を避けるハイカーたち
メイストームが吹きまくっていた
一等三角点(1954.95m)
とりあえず、三角点にタッチ

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