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No.75 みたらい渓谷自然研究路
平成10年(1998年)11月23日 晴れ


美林と渓谷美を満喫

…洞川温泉(泊)〜(みたらい渓谷)〜みたらい滝〜(川迫川渓谷)〜天川川合-《バス1時間20分》-近鉄下市口駅 【歩行時間: 2時間20分】
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風が清々しい
杉檜の美林を歩く
  洞川(どろがわ)の温泉旅館を出たのは午前8時頃。 昨日までの八経ヶ岳登山の心地よい疲れが、まだ少し身体に残っている。 村営駐車場の脇から杉檜の木立に囲まれた遊歩道へ入り、標高差約300m、距離にして約8Kmをゆっくりと下る。 清々しい風が肌に心地よい。
  形の良い真っ直ぐな杉の木が目立つ。 「これが有名な吉野杉なんだろうね」 などと話した。 間伐した跡が所々にあり、採算が合わず商品価値が無かったものか、置き忘れたものか、あるいは乾燥が目的か、勿体ないような立派な丸太があちこちに放置されていた。 木材として育つまでに檜は40〜50年、杉は50〜60年かかるそうだが、吉野杉は100年程度かそれ以上の長伐期林施業とのことで、長い年月の流れの現在進行形をひしひしと感じながらの森林浴だった。
  やがて、開けたところから、渓谷の清らかな水の流れと巨岩などが見え隠れしてくる。 カエデ類などの紅葉がまだ残っていて美しい。 洞川の温泉街を流れる山上川は、みたらい滝を過ぎたところで川迫(こうせ)川に吸収されるが、この辺りまでくるとドライブがてらの観光客で賑わっている。 この川迫川はこの先、天ノ川、十津川、熊野川と名前を変えて北山川と合流し、太平洋の熊野灘に流れ込んでいる。 (地図帳で込み入った川の流れを追いかけていたら、目がおかしくなってきた。)
  川迫川渓谷をだらだらと下り、天川川合のバス停に着いたのは午前11時だった。 下市口までは1時間以上バスにゆられた。 近鉄の車中では、高級地酒をチビチビ飲りながら、駅弁の「柿の葉寿司」を食べた。 渓谷美も旅情もたっぷりと味わった。
  三連休の最終日、乗り換えのために歩いた京都駅の構内は観光客でごった返していた。

大峯山洞川温泉郷 洞川温泉(どろがわおんせん)「花屋徳兵衛」: 女人禁制の修験の山・大峯山(山上ヶ岳)の登山口、つまり門前町、標高約820mに位置する。 「花屋徳兵衛」は、ここでは一番の老舗だそうで、流石に渋い。 単純泉(弱アルカリ低張性)、石造り。 総2階建て。 設備は凡て旧式。 和室は広くて落ち着ける。 八畳と六畳の二部屋に廊下(控えの間)の八畳…合計二十二畳はとにかくスゴい。 防音設備も全く無く、隣の部屋の話声が耳元で聞こえる。 古き良き時代を懐古させる、不思議な温泉旅館。 税込みで一人14,000円は安いのか高いのかよく分からない。
* 陀羅尼助丸(だらにすけ) 漢方の胃腸薬だとか。 これも何だかよく分からないが、土産に買ってしまった。 一袋500円だった。
  「花屋徳兵衛」のHP



みたらい滝の付近にて みたらい渓谷

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