□□ 緊急連載コラム第2弾! □□
「白線流し」大激論!?
〜ロビー田中+タニタの往復書簡〜

「白線流し」というドラマ、見てました?
…まあ見てなくてもかまわないんですが、
ドラマに関する連載コラムを予定している
ロビー田中さんからの1通のメールを
引き金に、ロビーさんと僕の間で、
「白線流し」について、ここしばらく
ちょっとした議論(?)をしています。

一緒に飲みに行くと激しい議論になりがちな(笑)
二人なんですが、今回はメールのやりとりで。

で、それがやがては企画会議っぽく
変化したりもして、つなげて読んでいくと、
ある企画ができるまでのやりとりや過程が
わかるような内容になっていたりもします。

なので「とあるウェブマガジン準備号」らしく
その過程をしばらく連載してみようかと思います。
ちなみにこのやりとりは
現在進行系で続いているので、
どう決着がつくのかわかりません。

行方のわからぬ、この連載
さてどうなるんだろう…!?



<01> 頭の中が「白線流し」で占領されている
<02> 大人の視点で過去を懐かしがってるだけ?
<03> あらかじめ長期に渡って作られている 
<04> コラムのスタイル、どうしようね?

<05>
話がとっちらかってきましたが…

再び「白線流し」に話は戻りつつも、
コラムについていくつかの案も出たり…
と話はいろんな方向に飛びつつ
メールにより打ち合わせは続いていきます。

________________________________

ロビー田中 → タニタ (01.11.27 06:23)

ちわ。

茅乃のホテトル嬢エピソードは第7話ですね。

クリスマス・イブに、園子が渉に
「お前なんか遊びだよ!」
と言われるシーンは覚えてます?

茅乃が自分の身代わりで工場を辞めたことを知った渉が、
キャバレーで働いている茅乃を迎えに行った時に
偶然、園子たちと会ってしまって言ったセリフです。

もちろん、本気で言ったわけじゃなく、
茅乃には心配してくれる友達も守ってくれる親もいない、
しかも茅乃が工場を辞めたのはオレのせいだから
オレが茅乃についていてやらなきゃ、という気持ちからですが…

園子がクリスマスプレゼントとして用意した手編みのマフラーが
車に踏みつけられるラストシーン。
これが第6話の最後です。
(ロケは松本市内の千歳橋付近らしい…)

で、第7話。
茅乃と渉は一緒に暮らし始めますが、
茅乃は自分が渉の夢を邪魔しているのではないかと悩み、
部屋を出ていきます。
(渉の母親からの留守番電話を聞いてしまったり、
 園子からの年賀状を見てしまったりする)

一方、園子、冬美、まどか、優介は東京へ。
園子と優介は予備校の直前講習、まどかは大学の下見(推薦で合格してるので)、
冬美はオーディション(騙されていたことがここで発覚!)、
という理由でした。

どこで食事をしようかとホテルのロビーで話していると
見るからにホテトル嬢という女が…。
それが茅乃だということに気がついて、
みんなで茅乃を引っ張って逃げる、逃げる。

「渉さん、このこと知ってるの?」と園子。
「知っててやらせるわけないだろ!
 一緒にいても邪魔になるだけなんだよ。
 重荷になっていくの分かるからイヤなんだよ!」と茅乃。

その後、みんなでお金を出しあって、
「ちゃんと帰って来いよ」と優介がお金を渡す。
「人が良すぎんじゃないの?」とか言う冬美(笑)

……思い出せないか、これじゃ(笑)

まあ、ホテトル嬢という設定は確かに唐突ではあるけど、
それを取り巻く登場人物たちの心の動きは
今見るとなかなかよく描けています。

「何でこんなこと(助けたり)したんだ?」
という茅乃の問いに、優介が
「気がついたらこうなってた。理屈で動けるほど大人じゃないんだよ」
と答えてます。

このあたり、その後、優介と茅乃が付き合うようになる伏線になってますね。
まどかに乱暴に答えさせてもいいような場面ですが…

この回は他にも、
園子がクリスマス前に出した年賀状を
渉が見る前に取り返そうとアパートまで行ったり、
慎司が渉を訪ねて行って2人で話し合うシーンがあったり、
冬美が東京でもう一度スカウトに声をかけられて、
その人が実は本物のスカウトだということが後で分かったりと、
見所のあるシーンが多い回でした。

……そんなこんなで(笑)
やっぱり再放送モノのレビューもやるべきですな。

小説も何年かして読み返すと違う感想を持つものだけど、
ドラマもそれはあるからね。
「再見の森」コーナー作る?(笑)

あと、あらすじを毎回書く
という方式もあるんだよね、ドラマを扱うHPの場合。

見忘れたり、評判がいいので途中から見ることにした人に役立つという
メリットがあったりして…。
(公式ホームページではすべての内容が分からないケースが多い)

ただ、これには文字数が異常に多くなるというデメリットもある。
ちょっと考えどころだな。
個人的にはあとでデータベースっぽい使い方もできて、
ちょっと興味はあるけど。
(ちゃんと書けるかどうかも微妙ではある)

このデータベース的な要素というのは、
当初、もし自分でHPを立ち上げるなら…、
という段階での大きなポイントでもあったんだよね。
普段の仕事をしながら本当に細かく整理できるのか?
という問題もあって尻込みしてしまったんだけど。

ま、いずれにしてもサイクルは書ける時にまとめて書くという方向で。
なるべく溜めないよう努力はします。

文体は実際に書き始めた時に考えましょう。
最終的に決定した切り口によっても変わってくると思うので…。

確かに普通のレビュー形式でも
毎回細かいところにまでこだわって書けば面白いかもね。
“細かさ”にどの程度時間を費やせるかが心配ではあるけど。

<学校や会社で友達とドラマの話をするような感覚>
をそのまま活かして、2人の会話形式で構成するのもアリ?

前に「女子アナ給湯室」って半分番宣のミニ番組があったけど、
あんな雰囲気で2人がしゃべっているとか…。

うーん、雑誌ではよくあるパターン。
でもドラマのHPではあんまり見ないなあ。
書く方とすれば書きやすいパターンではあるな。

さらに話がとっちらかって来てしまいました。
…でも、打ち合わせってそういうもんだよね(笑)

ではまた。

_______________________________

タニタ → ロビー田中 (01.12.01 11:09)

レシーブ、遅くなってしまいました!

先日、このHPを見てくれてる
ある人と話していたところ、
「このコーナーが一番おもしろい!」
その人は、そう言っていたんですよ。

理由を聞くと、ドラマネタだから、
というよりは
二人の意見交換というスタイルが
面白いのだそうです。

一人の個人的意見で
完結しているものより、
そのやりとりがあった方が
「自分はこっちの人の意見だな」とか
「この部分については、こっち派!」
とか考えて読めて、いいと。

なるほど、と思いましたよ。

その意見を尊重するなら
まさに今のスタイル、そのままでいく!
という方法もありますよね。

僕はさすがに全部見ることは
できませんが、
そんな僕に対して
「このドラマは、これこれこうだから、
 見た方がいいよ」
なんてロビーさんが言ってくれれば、
それはそのまま読んでる人にも
伝わるんじゃないですかね?

読んでる人からの
「声」が届けば
それも取り入れていって、
「掲示板」的だけれど、
きちんと編集した読み物に
していく連載。

どすか、コレ?

ただ、前回もらったメールで
茅乃のエピソード思い出したんですよ!

確かに「あらすじ」を書いてもらうってのも
いいなぁと思いました。

ロビーさんのパワー問題にはなってきますけど、
「意見交換ページ」と「あらすじ」
の豪華2本立て、ってのもいいかもしれないですよ。
まあすごく大変ですが(笑)

と書きつつ不安になってきたのは、
今のスタイルでいくとして
週に何度か更新するとするならば
僕も返信部分を書かなくちゃいけなくなるわけで

…できるのか俺?

というのも心配であったりします

ただ、今放映中には
結構言えることもあったりするんで
メール感覚なら書けるかもなぁ

とっちらかったままですけど
今のとこ考えてるのはこんなとこです

それにしても「最後の家族」見てると

樋口可南子ってやっぱりスゴイ女優だ!

とつくづく思います。

彼女ひとりの存在感で
この地味なドラマをひきしめている!
といっても過言じゃない気がします

もともと好きな女優さんですが
「いったい何種類の表情ができるんだろう…?」
と怖くさえなりますよ。

あの微妙な女心を
いくつも表情のグラデーションで魅せる!
…シビれますねぇ
抱きしめたくなりますよ

ではまたー!



(つづきます)




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