文書の中の挿絵(figure)を識別する。
figure要素は,開始タグ(<figure>)及び終了タグ(</figure>)を必要とする。
figure要素は, 1回の表題(<caption>)に続き, 1回の要素群 1回の像(<img>)要素, 1回の図群(<macrograph>)要素 又は 1回の挿絵表題(<figcap>)要素 の構造を含む。
figureは,附属書(<appendix>),章(<chapter>),前書き(<foreword>), 序論(<intro>),段落(<para>)及び序文(<preface>)の一部となる。
備考 挿絵(figure)は,絵そのものである像(img)よりも上位の概念として, 用いており,像の集合を表すことができる。 XMLでは,figureをimgに, 更にtitleをcaptionに変更した。
属性
1. applicrefid (任意)
応用によって要素に割り当てた一意な識別子(ID)を参照する。 この属性の値は,他の要素の一意な識別子として前もって入力された名前への参照 並びから成る。 属性に値が指定されていない場合,システムによって,ある値が与えられる。
2. assocfig (任意)
挿絵(<figure>)要素の"id"属性を利用して関連つけられた挿絵を識別する。 この属性の値は,他の要素の一意な識別子として前もって入力された名前~への参照 並びから成る。 属性に値が指定されていない場合,システムによって,ある値が与えられ~る。
3. assoctab (任意)
表(<table>)要素の"id"属性を利用して関連つけられた表を識別する。 この属性の値は他の要素の一意な識別子として前もって入力された名前~への参照 並びから成る。 属性に値が指定されていない場合,システムによって,ある値が与えられ~る。
4. delchlvl (任意)
削除されたデータの変更水準を指定する。生成履歴は,間隔で分離した複数の変更
水準を並べることによって保持する。 この属性の値は,最初の文字が数字である名前から成る。 属性に値が指定されていない場合,システムによって,ある値が与えられ~る。
5. id (任意)
最初に割り当てる要素の識別子であって,文書が改訂又は更新されても変更され
ずに残る。自動的に割り当てた連番又は手動で割り当てた"lables"を変更
しても、要素の識別子は変更されずに残る。"id"の値は,文書の他の部分から 当該要素を参照するのに使用されます。もし"id"が与えられていなかったら, 何も保持されず,要素は他の要素のIDREF又は相互参照(<xref>)による相互参照 ができない。 この属性の値は,要素に対する一意な識別子を指定する。 この属性に値が指定されていない場合,システムによって,ある値が与えられる。
6. inschlvl (任意)
挿入されたデータの変更水準を指定する。生成履歴は,間隔で分離した複数の変更
水準を並べることによって保持する。 この属性の値は,最初の文字が数字である名前から成る。 この属性に値が指示されていない場合,システムによって,ある値が与えられる。
7. orient (任意)
表と同じように,挿絵の方向を指定する。 この属性の値は,"port"(Portrait: 縦)又は"land"(Landscape: 横)の いづれかとする。 この属性の省略時値は,"port"とする。
8. revchg (任意)
この属性は,文書が改訂版と最終変更との間で,改訂版に対して情報が変更された ことを示す場合, 使用する。 この属性が0以外の値の場合情報が変更されたことを示し,それによって,変更の 印が必要になる。 docstat属性値は,この属性を有効にするために,"revision"にしなければ ならない。 docstatに"revision"以外の値を割り当てた場合,revchgは無視する。
9. security (任意)
安全保護の水準を指定する。この属性の値は,"u"(Unclassified:等級なし),
"c"(Confidential:機密),"s"(Secret:秘密)のいずれかとする。 この属性の省略時値は, "u"です。
10. tocentry (任意)
要素を文書の目次に含むかどうかを指定する。 値が0の場合,その要素は目次に含まれない。
値が0以外の場合,要素は目次に含まれる。 この属性の値は,数字から成る。
この属性の省略時値は,"0"とする。
11. verified (任意)
情報の検証状態を指定する。 この情報は,検証状態ページ<verstat>)を組み立てるのに使用する。 値が0の場合,情報は検証されていない。
値が0以外の場合, 情報は検証済みであることを示す。 この属性の値は,数字から成る。この値の省略時値は,"0"とする。
12. useratt1(任意)
利用者に固有な属性を指定する。 この属性は,名前群とする。13. useratt2(任意)
利用者に固有な属性を指定する。 この属性は,名前群とする。14. useratt3(任意)
利用者に固有な属性を指定する。 この属性は,名前群とする。15. useratt4(任意)
利用者に固有な属性を指定する。 この属性は,名前群とする。16. useratt5(任意)
利用者に固有な属性を指定する。 この属性は,名前群とする。例
<figure applicrefid = "id1" asscofig = "fig1" assoctab = "tab1"
delchlvl = "1d" id = "id1" inschlvl = "1i" orient = "port" revchg = "0" security = "u" tocentry = "1" verified = "1" user1 = "PDM1">
...
</figure>