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graphic (図)

図(graphic)を識別する。

graphicは,ベクトル図形(MIL-D-28000又はMIL-D-28003)又はラスタ図形
(MIL-R-28002)
のいづれかのデータ様式によって格納され,文書中の挿絵として 使用される。

graphic要素は,開始タグ(<graphic>)を必要とするが,終了タグ(</graphic>) は必要としない。

graphic要素は,データを含んではならない。

参考 図は属性だけを持ち,図の実体は,後処理(表示系)によって,はめ込みされ ると想定している。

graphicは, 附属書(<appendix>),注意(<caution>),変更情報(<change>),
日付(<date>),危険(<danger>),定義(<def>),強調(<emphasis>),
表胞(<entry>),挿絵表題(<figcap>),挿絵(<figure>),脚書(<ftnote>),
項目(<item>),図群(<macrograph>),通知(<notice>),段落(<para>),
封印(<seal>),用語(<term>),表題(<title>), 警告(<warning>),
修正要求理由,修正要求指示及び修正要求一般様相の一部となる。

属性

1. boardno (必須)

図の一意な識別子。この属性の値は,現在,宣言されている副文書又は

データ実体の名前を示す。

2. hplace (任意)

再生領域の中での水平位置を指定する。この属性の値は,"left","right",

"center","none"のいづれかとする。
この属性に値が指定されていない場合,システムによって, 値が与えられる。

3. hscale (任意)

水平倍率。この属性の値は,最初の文字が数字の名前から成る。

この属性に値が指定されていない場合,システムによって, 値が与えられる。

4. reprodep (任意)

再生領域の深さ。この属性の値は,最初の文字が数字の名前から成る。

この属性に値が指定されていない場合,システムのよって, 値が与えられる。

5. reprowid (任意)

再生領域の幅。この属性の値は,最初の文字が数字の名前から成る。

この属性に値が指定されていない場合,システムによって,値が与えられる。

6. scalefit (任意)

図を再生領域の大きさに合わせるのに必要な拡大縮小を指定する。値を0にすると

図は拡大縮小されない。他の値が与えれると図は利用できる再生領域の範囲に

合うように縮尺される。この属性の値は,数字から成る。この属性に値が指定

されていない場合,システムによって, 値が与えられる。

7. security (任意)

安全保護水準を指定する。この属性の値は,"u"(Unclassified:等級なし),

"c"(Confidential:機密),"s"(Secret:秘密)のいずれかとする。
この属性の省略時値は, "u"とする。

8. vplace (任意)

再生領域の範囲中での垂直位置を指定する。この属性の値は,"top","middle",

"bottom","non"のいづれかとする。この属性に値が指定されていない場合,

システムによって,値が与えられる。

9. vscale (任意)

垂直倍率。この属性の値は,最初の文字が数字の名前から成る。この属性に

値が指定されていない場合,システムによって,値が与えられる。

<graphic boardno = "ent1" hplace = "left" hscale = "1"

reprodep = "10cm" reprowid = "10cm" scalefit = "0"
security = "u" vplace = "top" vscale = "1">