S.Uemura's diary archive vol.4

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1999.8.1

目が覚めると

お尻が筋肉痛。お尻の筋肉を鍛えるのは難しいらしい。ということは筋肉痛にもなりにくいはず。見に覚えがないのに唐突に痛む。

ぼったくり

1999.7.26に、修理に出したMDがもう仕上がったと電話が入った。症状が再現しなかったのか、症状を勘違いしたのか、1度電話があったわりには(そうでなくても)、早い。不具合自体は完全にメカニカルな話なので、一度理解してしまえばすぐ分かるんだろうけど。しかし10000円(税別)とは。覚悟していたが高くつく。でも、「1万円を超えるなら電話をくれ」と言っておいて10000円とは、(むこうにとって)いささか話がうますぎないか。

ハイトラ

コンパックがB5薄型サブノートをリリースする。旧DECのDigital HiNote Ultraの流れを汲んでいるそうだ。486でモノクロの頃からあれはカッコよかった。ただし、DECなのでお値段のほうも高かった。が、今度はコンパックから発売される。「コンパック・ショック」のコンパックから。それでも買うことはないだろうけど。

「宇宙海賊ミトの大冒険・2人の女王様」第3話「(失念)」感想

1話観逃したせいか、あまり言うことがない。睦月と葵の恋仲がポイントになるんだろうか、やっぱ。
初代女王ってのはよく分からない存在だが、しゃべり方にはウケたぞ。

「デビルマンレディー」第4話「胚」感想

和美がジュンの家に転がり込んでくる。彼女が自分の家に来てくれたことをかすかに覚えている和美。しかし和美と一緒に暮らすというのは困る。その夜も、「狩り」の時間が来た。しかしこれまでとは様子の違うジュン。自らの意思でデビルマンになっていく。
今回もあっさりビーストを倒してしまった。どちらかというと心理劇重視の作品なのかも。バイオレンスとか、戦闘は薄めている感じ。岩男潤子だし。

発送

超人ロックの単行本をやっと発送。送料着払い。

MACアドレス

何回か書いている話だが、さらに、Windows9x(NT不明)なら
>ping [ターゲットのCE機]
>arp -a
で分かることが判明(情報提供感謝)。

1999.7.31

「∀ガンダム」第17話「建国のダストブロー」感想

キースはムーンレースの一部の連中と何やら企んでいるらしい。わざと嵐の日を選んで、パンやら肉やらを運んでいる。ルジャーナのミリシャに見つからないように。月の連中は雷を知らないので恐がっている。昔、ランバ・ラルの部下も似た反応をしていた気がする。この運搬にはロランも一枚噛んでいる。
一方、グエンは再起を期してミハエルと会見というかダベっているが、彼がキエル(ディアナの扮装)と仲がいいのに、リリー・ボルジャーノは妬いている。彼女は彼宛のディアナからの手紙を差し出す。その中身はディアナ・カウンターの建国宣言式典への招待状だった。ここの会話の中身からすると、僕がルジャーナ=ルイジアナだと思っていたのは、違っているのかもしれない。
運搬中のロランたちは、例のギャバンたちに見つかってしまう。そしてボルジャーノとヒゲで力比べをして勝ったら通してやるとふっかけられる。…のんきな話だ。旧ザク相手だから、と思っていたらヒゲも本調子ではない。
しかし、ゴッツォの2人(コレンの部下)が運搬用のトラックをかっぱらった上、リリーがくだらないことをやめろと出てきたので、うやむやに終わる。さらにまんまと奪ったトラックの中身は、2人が期待した食料ではなくMSの部品だった。そこへ現れたテテスが、今度はゴッツォの2人を籠絡する。食い気と色気で。この3人、旧知の間柄。テテスはディアナ暗殺の任務を帯びている。
ゴッツォの2人は追いかけてきたヒゲをソレイユまで誘い出し、混乱に乗じてディアナを殺そうとするが、失敗。この2人、逃げ延びたはいいけど、どうするんだろう?
「ダストブロー」は竜巻のこと。「一緒に温泉に入った仲」に笑ってしまった、かわいいこと言ってくれるねえ、ホント。

「おにいさまへ…」第10話「マリ子…」感想

マリ子はあれ以来食を断っている。奈々子が赦してくれるまでは、絶食するのだと。薫は体を粗末にするなと忠告するが聞き入れない。そしてついに倒れる。いい迷惑。真相を知った奈々子は、病室でマリ子と仲直りするが……。え、ここで受け容れちゃったら、ますます引き返せないところまで行き着いてしまうような。普通はかえって空恐ろしくなると思うんだが…。
マリ子の母親が旦那に逃げられたこととか、サン・ジュストと宮様のただならぬ関係も(また)明らかになった。
奈々子が英英辞典をもらって喜ぶのはちょっと許せないぞ、高1のくせに。どうやらもうすぐ中間試験。1学期の、だろう。このペースだと、1年放映して、物語も1年進むんだろう。異常に充実した日々になりそう。

梱包

1999.7.6に買い手が見つかった「超人ロック」の単行本をやっと荷造り。コミック6冊ともなると、封筒というわけにはいかない。近くのスーパーで段ボール(サンマの缶詰の)をもらってきて、工作。明日には発送予定。試験期間と重なったということで。でも遅れてすいません。

JDK1.2インストール

何を思ったのか、突如妹がプログラミングをしたいと言い出す。手元にあるのはLSI C-86とJDKだけだ。とりあえず後者を妹のPCにインストール。ただし、JDK1.2は、僕のHDDとMOに入っているが、妹のPCまで持っていく手段がないので、CD-ROMに入っていたJDK1.0.2にする。まあ、どっちでもさして変わらないだろう。
僕のほうは、質問されるときに困るので、ダウンロードだけしてほっといたJDK1.2をインストール。以前勉強していたときは、バイトでVBを覚えざるをえなかったりで、挫折。今度はどうしようってC++が……。

1999.7.30

読書感想文

S.モーム作, 西村孝次訳「雨」(『雨・ホノルル』所収), 新潮文庫, 1958。以前に読んだモームの『アー・キン(阿慶)』という短編集に収録されていた「ニール・マックアダム」に多少似ているところがある。肉感的な30代くらいの女性。「雨」では売春婦、「ニール・マックアダム」では人妻。彼女に誘惑される男。堅物すぎる牧師と、少年みたいな20代。前者の舞台は南太平洋の島、後者はマレーシア(うろ覚え、東南アジアのどこか)。どちらも湿潤で、蒸し暑く、植物が豊かすぎるくらいにはびこっている。
「ニール・マックアダム」では女が悲劇的な結末を迎えるが、「雨」は男。前者ではダーリアがしつこくニールを誘ったのをつっぱねられた。「雨」でサディは、牧師のデイヴィッドソンに対してどうだったのか、書いてはいないがとにかくデイヴィッドソンは負けた。完全に。ここで、デイヴィッドソンが神父(妻帯不可)じゃなくて牧師(妻帯可、現に妻がいる)なのは……。

レポート提出

一橋では先生に直接ではなく(上智ではそうだった)、事務のほうに提出する。当然、「事務的」だ。だから不備がないか妙に気になってしまう。

Mobile GearII VT100端末化計画

学内のLAN経由でサーバへの接続に成功。メール、ニュースソフトはサーバ側で動かしているから、Mobile Gearは単なる端末だ。エディタ、ftpクライアント、かな漢字変換も全てサーバ側に任せることができる。ということは、telnetクライアントさえあればMobile Gearのほうには他にソフトはいらないんじゃという気になる。さすがにブラウザだけは必要だが、本当にそれだけという感じ。
これは快適だ。今までWindowsNTマシンを使っているときも、結局ブラウザ以外にはTera Termしか起動していないことがほとんどだったから。さすがに処理速度が多少遅くて、画面の書き替えにもたついたりはするし、そもそも画面が狭いが、我慢できないことはない程度だ。そんなことより、たかが数百グラムのマシンでここまでできるのが嬉しい。ライオンのではないが、「これは便利」。
Xクライアントがあれば完璧という気がするが、さすがにそれは出そうにない。

プロテクトモード

と、便利さを実感していて、今まで使っていたPCのことを何となく思い出してしまった。生まれて初めて使ったのがPC-9801F2(CPU: 8086/8MHz、メモリ: 192KB(?))だ。それから比べると、新しいマシンを使うたびに、確実に速くなっているのは確かなんだけど、例えば日本語入力の効率なんかは、ATOK6の頃からあまり進歩していない気もする。FEP/IMEの頭がよくなっていないとは言わないけれど、相変わらず迷変換にはわずらわされるし。
でも、今回、WindowsNTマシン(PentiumII/350MHz、96MB)でやっていたことを、Mobile Gearに置き換えられたのは結構感動した。というか、NTマシンの使い方が悪かっただけの気がしないでもないが。
で、昔使っていたPCのことを考えていたら、386マシンをプロテクトモードで使ったことがないことに気づいた。DOSを使っている限りは単にくそ速い8086だから。すごく損した気分になってきた。せっかくの32bitCPUがああああ。

1999.7.29

第二関門突破

もう1つのテストもクリア。しかし、テストの時間制限を言ってくれなかったので、何分だったのか結局分からなかった。上智の場合、普通は60分なのだが、もしかすると一橋は特に標準がないんだろうか?
もし授業時間一杯(90分)だとしたら、ずいぶん早く教室を出ていってしまったことになる。もう書き終わったのだし、僕より前に退室している人も多かったから構わないか。

白桃

最近、大学の最寄り駅の駅前で桃を売っている。いい香りがしていかにもうまそうだ。でも買わない。でも食べたい。と思っていたら、家で桃が出た。ところが、僕をいれて兄弟3人のうち、桃を食べられるのは2人で、あとの1人はキウイになる。長男たる僕が我慢するのがスジなのだが、なぜかジャンケンで決めることになり、それほど執着していたわけでもない僕が1番で買ってしまった。ということでいただいてしまった。

コンパイラー、リンカー、デバッガー、インタープリター

間抜けな書き方だ。ただし、これは業界人だからそう思えるだけで、新聞では「ー」を入れて表記しているそうだ。"er"の時に「ー」を抜くのが基本だが、「メモリ」の場合にのばさないのは何故だろう?

1999.7.28

わき見運転

京王線に乗っていて、電車が京王多摩センター駅にさしかかるところで、上を跨いでいる多摩都市モノレールの建設中の線路を、試運転の列車が通った。思わず見とれて(不適切?)しまったが、運転手氏も同じく見上げていた。あの、運転中なんですけど。しかも駅に入線直前なのに。

第一関門突破

とりあえずテストを1つ済ませた。その授業は「その場でレポートを書いてもらうようなかたち」の試験なので、試験問題の内容はあらかじめ公開されていた。にもかかわらず、先生がそのうち1題を問題用紙に書き忘れた。その指摘は学生側からなされたのだけど、せっかく考えてきたその問題は答えずじまい。解答する問題を選べるのと、時間がなくてそこまで手が回らなかったのと両方。

『超人ロック』「フィナーレ」感想

書こうかと思ったけど、これはMLの投稿にするならわしなので、やーめっぴ。ちなみにこのサブタイトルは別に『超人ロック』そのものが終わるというわけではない、念のため。
国立では掲載誌『ZERO』(少女漫画誌)が置いてある書店が見つからなかったので、立川で買った。立川駅北口の第一デパート3階に、コミック・ゲームなど趣味系の書籍・雑誌しか置いていない本屋があるので。

MACアドレス

00-00-E8-77-4F-1A
大学内のネットワークに自分のマシンを接続するときには、NICのMACアドレスを登録しなくてはならない。しかしMobileGearIIでは、MACアドレスを調べる方法がないし、カード自体にも記載されていない。しょうがないので、ノートPCを持っている人に頼むしかない。既に一回頼んだんだけど、写し間違えたみたい。今度こそ正しい、はず。
と、思ったら"EA=0000E8774F1A"って書いてあるじゃん、これかあ。でも、EAってなんだ?

ゴキブリ退治に使命をかけて

「帰ってきたウルトラマン」のOp.。研究室にゴキブリ出現。ヤマトゴキブリ(いわゆるゴキブリ、でかいやつ)。ホウキの柄で潰したんだけど、死骸を拾いあげるときにちょっと触ってしまった。

月食

夜空を眺めて、せっかくの満月なのに雲がかかってる……と思ったら、そうではなく月食だった。

1999.7.27

怪しい隆起

家から駅までの道の舗装が2箇所、一夜にして突然盛り上がった。盛り上がりかたが一直線だから、モグラが通ったとも思えないし、木の根が下を這ったのでもなさそうだし、一体なんなんだろう?

読書感想文

河野多恵子作『後日の話』文藝春秋, 1999。面白かった。でもどこが面白いのかと言われると答えに窮する。この本の書評(どっかの新聞)にあったとおり、冒頭の「十七世紀のトスカーナのさる小都市国家で、結婚生活二年にして、思いもかけぬ出来事から処刑されることになった夫に、最後の別れで鼻を噛み切られ、その後を人々の口の端にのぼりながら生きた、一女性についての話である」で、物語の全容がいきなり分かってしまう。
何故その夫は鼻を噛み切ったのか、が最後に判明するというわけでもない。物語は終始時間の流れとともに進む。そして、鼻を噛み切れた後の話が、全体の半分以上を占める。だが、鼻が欠けたことは、ヒロイン・エレナに確かに重大な影響を与えたとはいえ、その後、数奇な運命をたどって波乱万丈の生涯をおくるということもない。
どちらかと言うと、人物の内面に重きを置いている作品だから、鼻の欠けたエレナの心情みたいなものが読んでいて面白いのかもしれない(エレナはその前からちょっと変わった考え方をする)。そういう人間はそうそういないし、そういう人がなにを考えるかは、作者の想像力がものを言うから。
細かいことを言うと、「前世」という語を発するのはいただけない。ヨーロッパが舞台なのだから、その観念は持ち出さないほうがいい。日本人が書く「西洋」が舞台の小説は、日本人である我々には分かりやすいような気がするが、それは登場人物の思考/振舞が日本人っぽくなっているからかもしれない。

干しガエル

大学の構内で干からびたカエル発見。死後ずいぶん時間がたっているので、死因は不明。ほかにもトカゲ/カナヘビ(変色して区別つかず)なんかがちょくちょく死んでいる。

「ぷよぷよ」CE版感想

キーボード入力の処理に問題あり。こっちが↓を押しつづけて、ぷよを落とす速度より、相手(最初のドラコでも)が落とす速度が圧倒的に速い。それに、思うように回転、左右移動できない。割り込みの間隔が長いのだろうか。
それからCOMの思考ルーチンがやけに強い。何かの間違いじゃないかというくらいに。操作性の悪さとあいまって、非常にしんどい戦いを強いられる。
画面サイズが小さいのにあわせてあって、マニュアルにはサイズが自動的に調整されるとあったから、拡大表示されるのかと思ったらそうではなく、小さいプレイ領域(造語)を、ウィンドウの一部に表示するだけだった。まあもし拡大表示するのを何らかのアルゴリズムで実現するのだとしたら、えらく処理がもたつくだろうし、各サイズ用に画像なりを用意するのも面倒だろうから仕方ない。
対戦前のかけあいもないが、これも仕方ないか。ちなみにマニュアルはPDFのみ。コスト削減のためだろう。

1999.7.26

ふぉっろー・ざ・さぁーん(さぁーん)

暑いときに熱い歌を歌うのは、東洋医学的に正しい。ウソ。今日は雨が降ってほしかった。何故なら、TVKの「ママは小学4年生」の放送が、高校野球(神奈川県大会)によって、中止の憂き目にあったからだ。逆に野球が中止になれば、「ママ4」が放映される。とか言いつつ「サイバスター」の録画予約をわすれた。

ギヴアンドテイク

家では音楽を聴きながら勉強(研究と言うのは……)している。研究室でもそうしたい。しかし、僕は携帯音楽再生機に類するものは一切持っていない。歩いているときや電車の中では注意力が減衰するのでやめている。耳から入る情報は、こちらが(比較的)注意していなくても、向こうから入ってきてくれるという特長があるから。例えば、電話が鳴らないで、LEDが光るだけで着信を知らせるのだとしたらとっても不便だ。コンピュータで言うところの割り込みにちょっと似ている。
が、勉強しているときは、それほど他に注意力を回していられないので音楽を聴いていたって構わない(実は音楽もあまり耳に入っていない)。
弟は、MDウォークマン(SONY製)を持っている。ダメモトでそれを貸してくれないかと頼んだら、「今ちょっと調子が悪いから、それを修理に出してくれたら(=修理費もこっちと折半)、貸すよ」と。
ということで早速修理に出してきた。

新宿西口にケンタッキー

新宿西口の、カメラのドイの中古カメラを扱っている店がある辺りの、京王百貨店に面したところには、以前からよく分からない店が入っていた。AVビデオを扱っている店とかが、しょっちゅう交代していた。そこが更地になった後にケンタッキーができた。

秋葉原にマクドナルド

秋葉原のマクドナルドというと、今までは昭和通り口にしかなかった(少なくとも僕の知っている限り)。それが、今日行ってみたら、中央通り沿い、JRの線路に近い側に1軒できていた。

「味噌カツだぎゃあ」(マチルダ・アジャン)

SMAPxSMAPを観る。戸田恵子が出るからだ。そうでなきゃ、絶対観ない番組だ。戸田恵子が名古屋出身だから味噌対決ということだ。2代目鬼太郎とアンパンマン、確かに声が同じ。

買ったもの。10BASE-Tのケーブル(2m)、プリンタ用紙(B5、250枚)。B5なのが文系のあかしか。『J-POP進化論』。「月刊ピアノ」。「ぷよぷよ」WindowsCE版。


1999.7.25

「デビルマンレディー」第3話「翼」感想

最初の1分くらい録り逃した。自分のせいで、後輩というか友人というかの和美の家が襲われるという話。和美の両親が襲われるところがえぐかったり(特に母親)して、恐い話として一定水準はクリア。
今回も敵のデビルビーストが2匹出現。あんまり手強くない。一応ピンチには陥るけど。デビルマンになったときの声はさすがに岩男潤子ではないが、まるで女っぽくない声なのが残念。デビルウィング(?)初登場。

「魔装機神サイバスター」第10話「神の十字軍」感想

作画がいまいち。この前みたいに紙芝居なんじゃなくて、絵が下手。"DC"=Devine Crusader=神の十字軍。汚染された環境を再生する団体にしてはけったいな名前だ。
リューネは魔装機神よりはバルシオーネに頼りたいらしい。彼女の精神構造がいまいち分からない。わがまま言ったかと思うとやけに礼儀正しかったり。この2つが背反するのではないけれど…。
ケンは妹が倒れて、そっちが大事だからラ・ギアスには行きたくないと言い出す。結局、ラ・ギアスへ旅立つことになるが、その心境の変化がやはりいまいち分からない。
ラ・ギアスでは、ケンがサイバスターの搭乗者に決まり(マサキは別に選ばれたわけではないらしい)、マサキが炎の魔装機神のパイロットに。ミズキとナナセあたりが残りの魔装機神に乗るんだろうね。
4体揃うのにあと2話くらいかかりそうだが、このアニメ2クールだったらどうしよ?

ベン・ハー

何となく、富野由悠季作品に出てきそうな名前の気がする。それだけ。

1999.7.24

「∀ガンダム」第16話「∀のすべて」感想

総集編。僕が観逃した「ふるさとの軍人」の回はほとんど出てこなかった。残念。キエル(ディアナ扮する)とロランの関係は、あれはやっぱりいい雰囲気になっていると言っていいんだろうか。どっちかというとソシエとくっつくべきだと思うんだが。Op.がああなんだから。それとも後でディアナだということが判明して、ディアナとロランがくっつくのか。
ヒゲをナレーションでは「ガンダム」と呼称。あ、ナレーターはロラン役の人。いまいち、ロランとしてしゃべっているのか、あくまでナレーターなのか不明なところかがある。ボルジャーノンも「ザクに似ている」というように説明。じゃあ、カプルは……? 誰も覚えていないってことなんだろうか? MSについての説明はあんまりなくて、人間関係重視だった気がする。特にディアナとキエルの関係が今後重要になるらしい。今も既に重要だけど、もしかすると物語全体の鍵になるのかも。2人が似ているのも理由がある、らしい。2人がそっくりなのは、アニメだから作画上似ているけど微妙に違う人間を描けないのか、それとも本当に瓜二つなのかよく分からないところがあったが、やはり双子のようにそっくりらしい。

「おにいさまへ…」第9話「発病、砕かれた心」感想

マリ子に襲われて逃げ出した奈々子。月曜が怖い。朝、マリ子に声をかけられても返事をできない。目の潤み出すマリ子(いちいち泣くなよ…)。この学校は制服もあるが、私服可らしい。この日はなぜか奈々子が珍しく制服で登校。
マリ子の席は隣なので、とても落ち着いていられない時間が続く。が、それがどうでもよくなるような事態発生。薫の君(あだ名ね)が、心臓(?)の発作を再発する。彼女は病気で1年休学していたそうだ。たまたまその場に居あわせた奈々子に、レイ(サン・ジュストの本名、漢字不明)が痛み止めを持っているからそれをもらってきてくれと頼む。レイは薬漬けなので持っていてもおかしくないのだが、やはり不思議。薫とレイの間にはただならぬ関係があるのは分かっているが。
レイは演劇部にゲスト出演することになっていて、その練習中。ただでさえ芝居がかったこの作品の登場人物が芝居してもほとんど地のままという感じ。奈々子は彼に薬を頼むが、何故かなかなかくれない。せせら笑う彼の頬を思わずひっぱたく奈々子。レイはようやく薬を渡すが、「マシュレールプペ」とつぶやく。「私をたたいたプペ」の意。"m'a cherer pepe"?(アクサン省略)
その薬で落ち着いた薫だが、実はもう長くないらしい。レイは薫のかかりつけの病院で先生にうっかり「元気なうちにバスケをやれといことですか?」と尋ねてしまう。

今日は土曜日

そんなことは分かっている。1999.6.7に書いたが、南武線は休日のほうが列車の本数が多い。それを忘れていて、次の電車まで時間があるから本屋に行って1本乗り逃がした。それと、立川駅で山登りのいでたちの人が多かった。時間的に下山して帰るにはまだ早い気もしたが、青梅線・五日市線の始発駅だから、やっぱりそうだと思う。

買ったもの。"LOGiN"。


1999.7.23

読書感想文

ゴーチエ作, 田辺貞之助訳「オニュフリユス」(『死霊の恋・ポンペイ夜話』所収), 岩波文庫, 1982。解説によると、ロマン派へのあてつけ/揶揄として書かれたらしい。空想の働かせすぎで、いもしない影を自分でこしらえてしまい、その影におびえるあまりに発狂するような話。ただ、これも本当に全部空想/妄想なのか読んだだけでは判じかねるところがある。

〆切を守らないから……

授業料滞納。というか、銀行講座から授業料を引き落とすようにする申し込みの〆切が先月末だった。しかし、どっちにしろ授業料免除の申請をしていて、その結果が出るのが9月だと聞いていたから、たかをくくっていた。
ということで、ようやく今日銀行に行って書類を提出。が、その後学校に行って久々に全学の掲示板を見たら、授業料免除審査の結果が出たとある。それも、結構前のことだ。急いで厚生課の掲示板(こっちもあまり見ない)を覗いた。……不許可。がーん。しかも、不許可、および半額免除の人間はさっさと授業料を払え、ただし銀行に払い込み代行をしている人間は除くとある。僕の場合はどうなるんだろうか? ややこしいことになってきたぞ……。しかも後者の場合は、7/26に口座から引き落とされるとあったが、まだ授業料分、預金していないんだけど……。

裏技

僕の弟(大学生のほう)は、現在東北地方にある某旧帝大に通っている(どこかバレバレ)。そこの図書館にある本が要りようになった(そこ以外では帝塚大にしかない)。しかもちょうど弟は東京に帰ってくる。ラッキー。夏休み中は貸し出し期間が延長されるし。こんなことしていていーんだろうか?

AC0(またはAC9)

風呂に入っていたら、蚊が浴室に侵入。こっちは無防備状態だ。どっからでも吸って下さいと言っているようなもの。しかし、こっちにはシャワーという武器がある。しかも、風呂は密室で障害物が少ない。当然、シャワーで水を撒き散らしてもどうってことはない。しばしの攻防ののち(一方的に攻めているだけとも)、無事撃墜。しかしあの大きさだと、既に血を吸っている感じだ。

1999.7.22

肩すかし

今日、ある授業の試験だと思っていたが、来週だった。喜んでいいのやら。せっかく勉強したのにねえ。となると、レポート提出期限も、テストも全て来週に集中することになる。やっぱり今日がよかったなあ。

タイトル変更

今のところ、トップページだけだが、「上村暁のページ」ではそっけないので、つけ足してみた。同ネタがあったらやだなあ。

居候

実は、いまだに研究室の配属が決まってなかった。共同利用ではなく、ひとりで使いたいと、相方の先輩が強く言うのに、こちらも抗しきれなかった。で、空いている机がやっと見つかった。部屋の合い鍵も作った。研究室から学内ネットワーク接続の申し込みもした。ここが空いているのは、そこを使うはずの人が実際にはほとんど来ないからだが、追い出されないことを祈るばかり。

読書感想文

ゴーチエ作, 田辺貞之助訳「コーヒー沸かし」(『死霊の恋・ポンペイ夜話』所収), 岩波文庫, 1982。宮沢賢治の童話じゃないけど、ちょっとそんなところがある。電柱が歩き出す話があったが、なぜかそれを思い出した(あんまり似ていないと思うが)。絵から人が出てくる場面の、「その男が顔をしかめながら額縁から首を出したかと思うと、非常に骨を折って、両方の肩とふくれた腹とを狭い枠のあいだから抜け出させ、どしりと床へとびおりた」という箇所は、当時の小説家にしてはコミカル。しかしコーヒー沸かしが娘の顔に見えるというのが分からない。

オニグモ

駅からの帰り道、宙に巨大な蜘蛛の巣がかかっているのを発見。おそらくオニグモだろう。このクモは夕方になると巣を作り始めるという習性がある。クモ自身もかなり大きいが、巣はもっと目立つ。コガネグモくらいならともかく、あんな巨大な巣をよく張れるものだと感心する。昔、巣を張っている様子を観察したことがあったっけ。

買ったもの。南京錠。合い鍵を作るついでに購入。「少年探偵」でおなじみのあれだ。「林檎のような頬をした」小林少年が閉じこめられるときは、必ずと言っていいほど南京錠をかけられる。そうして、脱出するときに、その南京錠をかけて二十面相の手下を閉じこめる。南京錠は鍵がなくてもロックできるから。


1999.7.21

缶コーヒーに異物混入

コンビニでまだ飲んだことのない缶コーヒーを発見。味は、別製品のどれかに似ているような気がした。と、いきなり舌に固形物が触ってびっくりして、缶を逆さにしたら、コーヒー豆が落ちてきた。たしかに、缶の表面に「豆入り」と書いてある。しかしびびった。缶には、豆と缶を別々に捨てろというような記載もあったが、それは面倒くさい……。

読書感想文

ゴーチエ作, 田辺貞之助訳「ポンペイ夜話」(『死霊の恋・ポンペイ夜話』所収), 岩波文庫, 1982。ポンペイは、火山灰に封じこめられた古代ローマ都市。人間が火山灰に埋もれた後、死体が腐って空洞ができる。それを型にして人形(ひとがた、と読んだほうがいいかな)を作ることができる。その人形の乳房のかたちがあまりに美しくて、その女性を恋したうあまりに、潰滅直前のポンペイにさまよいこむ(幻覚を見ているだけなのかどうか不明)男の話。かなり想像力のたくましいというか、あぶない男だ。男は19世紀の人間だが、この頃の教養ある人はまだラテン語を話せる。
その女性の父がキリスト教徒なのがオチに絡んでくる。この頃のキリスト教はまだ新興宗教だ。一般的な市民権は得ていない。女性のほうはいわゆるローマ神話の神々を信じている。男はカトリック。父親の亡霊が出てきて、いわば異教の亡者を地獄に帰してしまう。そして同門の信徒である男をさとす。
これはなかなか傑作。ちなみにこの話の場合、女性は男の熱愛によってよみがえったと告白している。
「(ポンペイの)家々は、家庭のあらゆる秘密と日常生活の詳細とを、一瞥のもとに露呈していた。それは歴史家もほとんど歯牙にかけず」……当時の歴史学はそうだったんだろうね。

心づかい

学食でカレーを食べていたら、途中でルーがなくなった。そうしたら、まかないのおばさんがルーを足してくれた。感謝。

読書感想文

ゴーチエ作, 田辺貞之助訳「二人一役」(『死霊の恋・ポンペイ夜話』所収), 岩波文庫, 1982。「二人一役」っていうか、まあそうなんだけど。ごく短いし、ひねりも何にもないような。

1999.7.20

ピタゴラスの定理

妹も中三になったとあって、のほほんとしていられなくなったようだ。勉強するのはたいへん結構だし、分からなければ質問するのもいっこうに差し支えない。が、数学は僕の扱う範囲外だ、本来なら。今のところ僕にも答えられる程度なので、まだしも構わないんだが、本当は数学は弟に訊いてほしい。が、どうも弟と妹は今、仲が悪い。僕の見るところ、どっちもどっちだ。しかし弟はかりにも妹の兄なんだから、妹のレベルにあわせてはいかんのだ。どうもその辺、弟はまだ高校生の考え方しかできないようだ。高校生だから仕方ない。でも、さっさと気づいてくれんかね。
こういう見方ができるようになったってことは、僕も弟の年齢よりは少し大人になったってことだろうか。

東芝謝罪

ウェブ・ページは便利だ。比較的安価に情報を発信できる。しかもそれは誰の目にも触れる可能性がある(可能性であって、本当に触れるかどうかは別だが)。そして何より自分の好きなことが書ける。ということは、書きたくないことは書かなくてすむことでもあるし、また書きたいことを「好きなように」書けるということでもある。
例のビデオデッキ修理の話だ。この事件はどうも東芝が全面的に悪いことになったようだ。事実無根なら東芝が謝罪したりしないだろうから、窓口の応対がまずかったのは事実だろう。ただ、いきなり係員氏が無礼な接客態度で応じたとも考えにくい。僕はそのウェブ・ページを見ていないので何とも言えないが、その修理依頼氏のほうも相当常軌を逸していたんじゃないかという気がする。
少なくとも、自分のウェブ・ページで愚痴以上のことをやろうとする人間は僕は信用できない。僕が新聞などの第3者の立場で書かれた記事を読んだ限りでは、事件が本当はどうだったのか、うやむやのまま騒ぎが大きくなって、東芝が謝罪をせざるを得なくなったように見えた。こういうのは卑怯だ。

1999.7.19

治療おわり

歯を抜く治療は今回で終わり、次からはその「跡」をどうするか。

読書感想文

ゴーチエ作, 田辺貞之助訳「死霊の恋」(『死霊の恋・ポンペイ夜話』所収), 岩波文庫, 1982。ちょっと途中で読むのに耐えられなくなってしまった。吸血鬼の話を病院の待合室で読んだのがまずかったのか。美人の女性の吸血鬼。この作品では死んだ女性が吸血鬼になって出てくるという設定。どこまで現実でどこから夢、幻想、空想なのか分からないところがあって、そこが秀逸。でもクラリモンドは何だって、うだつがあがらないであろうロミュオを見そめたんだろう? ロミュオのほうがクラリモンドに一目惚れするのはよく分かるが。そこは重要ではないんだろうけど。

一筆書き

病院が御茶ノ水にあるから、そのまま坂を下って神保町へ。道順を誤った。このまま神保町を歩くと、必然的に九段下方向へ向かわざるをえないが、神保町の後、秋葉原へ歩いていく予定だった。ほかにしようがないので、三省堂―古書センターの間は往復するはめに。

復改'\n'CR0x0d

書泉ブックマートで、名前だけ知っていて探していた『王の地図』という小説を見つける。いわゆるファンタジーだが、「○○戦記××サーガ」みたいなタイトルでないので、買う気になっていた。が、現物を見てやめた。改行が多すぎる。いつも思うが、どうしてこういう本はほとんど1文ごとに行を改めるんだろう?
僕が発表のためのレジュメを作ると大抵そうなるが、そういう類の文とは性質が異なると思うのだが。

「ニルスの不思議な旅」

と言えばゴダイゴ。ちょっと違うか。この物語は、作品は知られているわりに作者は知られていない。少なくとも僕は知らなかった。古本屋で角川文庫リバイバル・コレクションが珍しく安かったので『幻の馬車』という小説を買ったら、ラーゲルレーフという人が作者だった。この人が「ニルス」も書いた。写真を見ても気づかなかったが、女性。

買ったもの。『二つのイスラーム社会』、「ヤダモン」OST Vol.2、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』2(1999.6.19の続き)。坂田靖子の絵って、顔はアレだけど体の線は妙になまめかしい。

「宇宙海賊ミトの大冒険」を忘れていた。


1999.7.18

「魔装機神サイバスター」第9話「バルシオーネ」感想

いかにも秘密の通路にはいる。秘密基地でもあるのかと思ったら別荘。一応地下に秘密基地があるけど、別荘に入るにしてはおおげさなような。
地下には「バルシオーネ」というロボットがある。バルシオンのもとになった機体で、ただし未完成。このネーミングははじめから、次にバルシオンを建造する予定だったのか。これと、破壊されたバルシオンのパーツを組み合わせて、完動品を作ろうとする。
DCには胡散臭い軍隊が到着、彼らにプレシオンが与えられる。当然DC隊員には不満が。不満というのは武装化への不満。この軍隊の連中もラ・ギアス人なんだろうか?
見つかるからやめろと言われているのに、勝手にバルシオンを回収に出るケン。当然見つかって、プレシオン部隊に取り囲まれ、なすすべもない。一方的にやられてとどめを刺されそうな瞬間、テレポート。その先は例の秘密基地。
マサキいわく、魔装機神はほかに3体あり、サイバスターは、風の魔装機神だそうだ。つまり、水、火、大地の魔装機神があると。……バルシオーネの立場は?

「おにいさまへ…」第8話「あなたが欲しい」感想

マリ子が奈々子を独り占めにしようと本性をあらわす話。とも子を引き離す策略は失敗。奈々子ととも子が2人で出かけたと聞いて、パジャマの生地をひきさいたり、怖い怖い。奈々子の耳たぶ噛んだりするし。
マリ子は孤独な人間らしい。プライドが高すぎるからか。マリ子の誕生パーティには母親以外は奈々子しか来ない。高級ホテルの豪華な一間を借り切って3人だけ。奈々子のプレゼントはクッキーだが、とも子と一緒に焼いたなんて言わなくてよかった。
帰りにマリ子は自宅に招待する。2人で入浴したりするのだが、いやはや、まともに描くとは。その後、マリ子は奈々子を家に帰さないと言い出す。帰ったらあなたを殺すとか、半狂乱。
いじめっ子お姉さん(名前覚えられず)が、ソロリティの宮様に呼び出されて、今のままでは絶対にソロリティに入れないと言われる挿話があった。

「デビルマンレディー」第2話「血」感想

Op.で技というか能力の名前を言ってくれると分かりやすい(無理)。どうやら「ジョジョ」のカーズみたいな能力を持っている模様。初代(アニメ版)と違って瞳に黒目があるかどうかが怖さの分かれ道みたい。
アスカはジュンをどう思ってるんだろうか? 表面上は「道具」と言っているけれど、絶対もっと何かある。
1話に2度も戦闘シーンがある。どちらも圧勝。今のところは敵なし。
次回予告のナレーションは毎度人が変わるようだ。今回は浮いていたぞ。

もう一度読みたい本

林達夫『歴史の暮方』中公文庫, 1976。多分高校2年かそこらの時に読んだ。おそらく予備校の小論文に、この本の中の一文の一節が使われていたのだろう。大学生になる前なのは確実(奥付は一九九二年七月二五日5版)。今思うと無謀としか言いようがない。かすかに覚えているのは「鶏を飼う」という文だけ。一応通読したはずだが。困ったことに、この本、今目を通しても理解しがたいところがあって、あと10年くらいは本棚に眠らせておくべきなのかもしれない。

1999.7.17

「∀ガンダム」第15話「ククルス・ドアンの島」感想

えー、サブタイトルを忘れてしまい、調べるのが面倒くさいので代用。
パン屋のキースはサンベルト地帯に移動中。まだ退場しないのか。紙幣が紙切れになったのにそれほどショックではないようだ。道ばたでボルジャーノに出会う。病気のグエンを運んでいる途中だった。
再起をはかるグエン。ボルジャーノは沈む太陽が再び昇ろうとあがくのを見るのが好きだと。
ウィルの家に忘れ物を取りに行ったキエル(ディアナの変装)。彼女の様子をのぞき見てしまうロランは何を思ったか。
サンベルト地帯に着く前に不時着?しているソレイユ。何があったんだろう? ウィルはディアナカウンターに編入される。ディアナ(キエルの変装)に会って自分のご先祖様のことを話すが、当然何の反応もかえってこない。2人が入れ換わってなければ、全然違っただろうに。しかしキエルは本当にうまくやっている。
ヒゲは盾はついたが、顔は壊れたまま。ボルジャーノに不細工と言われてしまった。よく考えるとビーム・シールドがあるはずなんだが……。
今回はソシエがヒゲを本格的に使用。セイラさんよりはうまい。ルー・ルカがZZを操縦したときくらいか。しかし胸に仕込んだミサイル?を手で持って投げるのはまぬけ。今回のMS戦は全体的に戦い方のレベルが低くて苛烈な感じがする。
戦いは悲しい結末に。ウィルは本当に手だけになったんだろうか? ソシエはいい意味でも悪い意味でも子どもっぽい。そしてキエル(ディアナが変装)は……。
次回は総集編。怒。

「ママは小学4年生」第30話「わんぱく戦争、始め!」感想

夏休み、家族旅行。なつみ: 絹代おばあちゃんの家。たまえ: 熱海。えり子: コート・ダジュール。えり子の家はやはりひそかにいいとこだったのか。ということで、今回はなつみは1人で行くことに、なるはずだった(いづみおばさんはついていかない)。しかし小学4年生の悲しさ、電車の切符を予約していなかった。マリオの父は旅行会社に顔がきくらしい。当然、マリオが一緒に来る。しかも、ジュリエッタが大平を勝手に連れてきたので、後から大介がやって来る。
しかし山形新幹線に乗って、その後JRとは思えない色の列車に乗って、着いた先が海沿いとはどういうことなんだろう??一体どこだ?
なんだかんだいって、マリオとも楽しく海で遊べる。が、村の子どもたちにいちゃもんをつけられる。村の子どもとしては、よそ者が遊んではならんと。しかし相手がイタリア人なのは、勝手が違ってやりにくいみたい。外人=アメリカ人という思いこみがある。「アメリカ人だ」「僕はイタリア人だよ」「お前、外人だろ」「そりゃあそうだけど」「ならアメリカ人じゃないか」。
翌日もやっぱりいたずらされて、頭にきたなつみは子どもたちを追っかける。追っかけていった先は、子どもたちの秘密の小屋だった。大勢の子どもたち相手でもひるまないなつみ。
一方、大介は1駅乗り過ごして隣村で降りる。そこでは子どもたちが待っていた。彼ら下坂村の子どもたちは、なつみたちのいる上坂村と敵対関係にあった。そして今日、下坂村に新しい大将がやって来ることになっている。大介は完全に勘違いされる。なつみは敵の大将が大介と知ってショックを受ける。しかし彼女のとまどいとは無関係に戦争は始まろうとしていた……。なんちゃって。
とにかく次週に続く。次週またもや休み。

1999.7.16

今年初めて蝉の声を聞いた。朝、アブラゼミ、夕、ヒグラシ。

ゲンナリ

暑さにまいり気味。

授業期間終了

しかし試験が。これをうまく乗り切らなくては、夏休みもおちおち楽しめない。そういえばバイトもしばらく休まなくては。うっかり来週の月曜に行くと言ってしまったぞ。

読書感想文

トルーマン・カポーティ作, 川本三郎訳「感謝祭のお客」(『夜の樹』所収), 新潮文庫, 1994。いやなやつ。古い田舎家。想像力あふれるいたずら。感謝祭。葉巻の男らしい匂い。し返し。菊の花。夕暮れの空。「わたし」の振り返ってみた感想のとおり、最高に幸福なあの頃だったんだろう。些細なこともひどく重大に思える、罪のない子ども時代。両親と離れて住む「わたし」にとって、ミス・スックのような女性は「わたしの親友」であり、それ以上だったに違いない。
これで読了。

n角形の内角の総和の算出法

それを妹に聞かれた。一つの頂点からほかの頂点に向かって対角線を引くと三角形ができる。その三角形の数*180。と答えた。これでは三角形の内角の総和を求めることができない。いや、できるのだが、三角形の内角の総和=180度を前提にしている限りは完全とは言えない。……僕にはこれ以上は無理だ。

1999.7.15

うまいこといかない

出かけるときに雨が強かった。当然傘をさした。ところが、大学に着いたときにはすっかり上がっていて、その日一日傘は使わずじまい。こないだは出かけるときはカンカン照りで、大学に着く頃には土砂降り。傘を買うはめに。

*

ポインタはやっぱりめんどい。例えば
#include <stdio.h>

void func(int *a)
{
	static int i=400;
	a = &i;
}

int main(void)
{
	int *a;
	int c=500;
	
	a=&c;
	
	func(a); /* この後aはどうなっているか? */

	return 0;
}
もし分からなくなったら自分でテストするのが一番。

生ビール中ジョッキ3杯

ゼミのうちあげ。僕1人が3杯。ほかの人は2杯以下。……、3杯って多いんだろうか??

読書感想文

トルーマン・カポーティ作, 川本三郎訳「ぼくにだって言い分がある」(『夜の樹』所収), 新潮文庫, 1994。面白いんだけど。オチがない。唐突に話が始まって、唐突に終わっている。

1999.7.14

こっそり

ここからProHostingに移行する計画に水を差すことがある。むこうは、たとえば、http://members.xoom.com/suemura/vifam/みたいなURL指定でできる、ディレクトリのファイルリストが得られない。これは僕がそう設定しているのではなくて、むこうがそうしている。xoomでは僕はわざとファイルリストを取得できるようにしている。というのは隠しコンテンツがあるから。とくに"aROUND VIFAM"。
それと関係ないけれど、あっちのVIFAM diaryにはこっそりカウンタをつけてある。ページの一番下に表示されるようにしてあったりして。これは果たして何人読者がいるかの調査のため。おっと、何回もリロードするような意地悪はしないように。
以上、こっちを読んでいる人むけの特典(特典か?)。

メロディオン

中央線の車内で、小学生の女の子が2人、ドアの前に立っていた。メロディオンをドアの前に立てかけて。やがて列車はある駅に着き、そちら側のドアが開いた。女の子はメロディオンをどけない。ホームから人が乗り込んでくる。最初の人はメロディオンを踏んづけてしまった。もちろん悪いのは女の子のほうなのだが、それでも僕があの子だったら、きっと泣き出していた。

1999.7.13

これは拾い物かも知れんぞ

Free -- Prohosting FAQを見たら、「ProHostingはどんなかたちであれ広告を強制しない」と言っている。んなアホな……。逆に不安になってくる。でもそう言っているし…。
ただし、ここに登録するのはやたらに時間がかかるし、メール(英文)でやりとりせざるを得ない可能性があるので、誰にでもお勧めではない。

読書感想文

トルーマン・カポーティ作, 川本三郎訳「銀の壜」(『夜の樹』所収), 新潮文庫, 1994。本当に同じ作者なんだろうか? この着想、おそらく金額を当てる話は実体験に基づいているのだろう。だが多分そこまでだ。ずいぶんどきどきしながら読んでしまった。この話もまた一風奇妙な子どもが主人公となっている。彼が不思議なのには種も仕掛けもないが、その奇妙さで人を不安にさせることはない。しかもその奇妙さが破綻することなく終わるのが、「誕生日の子どもたち」と正反対に安心感がある。

一応読了

バイト先で読んでいたC++の入門書に一応ひととおり目を通した。古い本だったので、テンプレート、例外処理がまだ仕様として固まっていないことになっていたので、僕にとっての勉強の課題として残る。多重継承はほとんど読み飛ばした。先にJavaを知ってしまったが故に、多重継承を胡散臭いものと見てしまう。意図的に使わないにしても、当面は多重継承を用いるような場面には出くわさないだろう。

MSX再来?

MSX=家庭用8ビットコンピュータの統一規格。8を32に置き換えて、OSをDOSからWindowsに置き換えれば、まるで今の状況だ。違いはMSXが「規格倒れ」になったのに対し、WindowsがOSからほとんど「規格」になったことか(PCxxは規格と呼んでいいいだろうから)。それとNECが参加しているかどうかとか。
そんなことを考えたのは、「週刊朝日」の中吊り広告に「年末に19800円パソコン登場」とかと書かれていたから。額面通りに受け取るならの話だが、というのは、その19800円PCを買った場合、特定のプロバイダと契約しなくてはならないことになっているなどといったこともあり得るからだが、とにかく本当にそうなら、MSXにも――カシオだっけ?――その値段のマシンがあったように思う。

コンテクスト依存

Cでint i;j=(int)c;intは意味が違う。つまり、その意味は文脈に応じてコンパイラが判断するということになる。BASICの=演算子が代入と比較の両方の意味を持つのも同じことだ。
さて、もしこういうことが起きないようにしたらどうなるだろうか? 当然、識別子や演算子の数の増加という結果をもたらすことになる。それはコンパイラにとっていいことなのか、悪いことなのか。そしてそういう言語はあるのだろうか?
どうでもいいこと考えている気がする。

信心不足

森山ゆうじ: NEWS(このlistという名前で広域変数を作るような行為も今は見逃そう)。彼が「超人ロック」OVAの作画監督をやったらしい。ちゃんと出るんだね。もう4年も待ってる。1995年の秋に製作が発表されて、96年の冬に発売されるはずだったのに。この件についてビブロスは雑誌などでも全く触れていない。緘口令でもひいていたんだろうか。でも何のために? とにかく、夏に出るんなら…!!
で、今までさんざん「あれはぽしゃった」って言いまくってしまった。懺悔。

買ったもの。『CプログラマのためのC++入門』、これは自分用。


1999.7.12

掲示板

1999.7.10の続き。ProHostingはCGIが使えるところなので、試しに掲示板を置いてみた。試運転中。何せ、掲示板の選定から設定まで2時間足らずで行ったので、不安だ。CGIを使うのも初めてだし。なんていう弁解をしていないで、ちゃんとテストするべきなんだけど。BR> ところでここは、「無料ホームページサービス」なのだが、その割に広告が出ない。そんなうまい話があるとは思えないので、これまた不安だ。CGIではなく普通のファイルもそうだ(例えば)。
どうも掲示板にはつながりにくいみたい。テストは済んでいるので設定ミスではないです。ご容赦を。

ベタベタ

湿度の高い日だ(東京)。雨が水蒸気のまま降ってきているような感じ。

読書感想文

トルーマン・カポーティ作, 川本三郎訳「無頭の鷹」(『夜の樹』所収), 新潮文庫, 1994。また「取り憑かれる」話。ヴィンセントははじめ、自分のほうからD.J.にくっついていった(いっとう最初は彼女がこっちにやって来たのだけれど)。彼女が、というより彼女の描いた絵に惹きつけられたということになる。じゃあ彼女の魅力(?)はどこにあったんだろうか? いや、それは大した問題ではないのかもしれないけれど、あんまりその絵が出てこなかった気がするので。彼女自身、作中では絵を描かないし。
ヴィンセントは愛した人間(男女を問わず)の中に「自分自身の壊れたイメージ」を見てしまい、それ故にその人から離れてゆくのだが、今度はイメージではなく壊れた自分自身そのものに出会ったのかもしれない。(なんて、自分で何を言っているのか分かってるのかね >僕。)

読書感想文

トルーマン・カポーティ作, 川本三郎訳「誕生日の子どもたち」(『夜の樹』所収), 新潮文庫, 1994。
昨日の午後、六時のバスがミス・ボビットを轢き殺した。それについてはどんな感想をいったらいいかぼくにはわからない。結局、彼女もまだ十歳の女の子だったのだ。
出だしの文章。感想まで文中で言われてしまうと、やりづらい。女の子が轢き殺されたのに、奇妙にもそれによって安心感が生まれる。彼女が「まだ十歳の女の子だった」と分かるから。彼女はついにハリウッドに行くことはなく、死んでしまう。それが読者を安堵させる。

エジンバラ

「エジンバラ城はエジンバラの町のどこからでも見えると言われています」
「でも――、ほら、ここからは見えませんよ」
「それならここはエジンバラではありません」

「宇宙海賊ミトの大冒険・2人の女王様」第1話「女王の目醒め!」感想

1クールのアニメに続編がつくのもちょっと前まで考えられなかったことではある。今度もこの第1話を見る限りでは1クールっぽい。
正統な続編だ。そしていきなり登場の封印されし(みたいな)存在。宇宙人が自分を「うち」と呼ぶと……うーん。
前作のラストで葵は女の子になったのだが、声は変わらず、これも、うーん。ガールフレンドがいるのに女の子ってのも。ギャグとしてはいいけど。「男の子」あるいは「男」になる物語なんだろうか。

1999.7.11

「おにいさまへ…」第7話「闇の時計塔」感想

このアニメはOp.、Ed.も怖い。歌詞も曲も。特にOp.の歌詞は相当なもんだ。
1週見逃したが、あまり話はすすんでいないらしい。相変わらず奈々子がいじめられていて、今度はかみそりが一杯に入った箱を机の中に入れられていた。こわ〜。
性別不詳だったサン・ジュストについて色々と明らかになった。まずやっぱり女性らしい。今回は女っぽい声だった。実はあの体でバスケもできたらしい。サン・ジュストというのはフランス革命時の政治家。あの絵でフランス革命をやるってのは……。宮様との関係については相変わらず不詳。
とも子と仲直り。それでも、マリ子とはどうなるんだろう? 来週はかなりやばそうな回になるようだ。

魔法使い

大学院の授業で、中世アイスランド史の本を読んでいる。
b. Uppvakningar
邪悪な存在。魔法使いにより呼び起こされた亡霊。魔法使いに使われる。うまく墓に戻せないと、魔法使いは九代末までとりつかれる。
彼らを避けるにはまじないなどの手段を用いる。
僕の作ったレジュメの一部だが、こういう考え方、やけにファンタジー(RPG、etc)に近いところがある。本当は逆だけど、ここまでファンタジーにおける魔法使いに似ているのを読むのは初めてだ。ちなみに本当に魔法使いと考えられていた人が実在しているのもすごい。その人の使っていた魔法の書物も一部残っているらしい。

1999.7.10

爆睡

いささか、いや、かなり寝過ごした。

「∀ガンダム」第14話「別離、再び」感想

ウィルの家にまだやっかいになって、宇宙船を掘り出している。コレンのMSの武器は先週の戦いで埋まってしまったのかと思ったら、ちゃんと使っている。この武器の動力とか、そもそもホワイトドールの動力もどうしているのやら。
キエル(変装したディアナ)は、かつて初代ウィルが木に彫ったしるし(絵柄不詳)を探している。「木の生長を考えると」と上の方にあるようだが、本当はそうはならないはず。それと、自分の部屋だった部屋から、ウィルと二人で撮った写真の乾板(?)を見つけた。
奥さんかと思ったテテスは実はそうではないみたい。で、テテスは宇宙船をミリシャではなく、ディアナ・カウンターに渡せとそそのかす。何やら下心があるみたい。
一方、ソシエたちイングレッサのミリシャは隣国(名前忘れた)のミリシャと合流する。そっちではボルジャーノンと命名したMSを発掘していた。……ザク。ザクだよ、ザク。なんか旧ザクもいるみたい。指揮官の頭がうっとおしい。カプルは馬鹿にされているけど、本当はザクのが弱っちいんだけどね。(いや、たいがいいい勝負かも…。)
翌朝、ウィルはテテスの操縦するMSでディアナ・カウンターへ向かう。この人ちょっと頭が弱いんじゃないかな。この人の顔のヒゲの塗り方、誰かに似ていると思ったけど、長嶋茂雄だった。テテスの乗るMSも掘り出したものだけど、一応完全新登場機。ジムキャノンあたりに似ている。ただし腰がやけにくびれている。
追いかけてひきとめるロランたち。ハリーとザクの戦闘に巻き込まれてやっかいなことに。自分の夢のためにキエルを殺そうとするウィル。ヒゲを折られるホワイトドール。頭も凹まされる。直るのか。ロランの姿を見て、ローラと見破れないハリー。しかもロランとも気づかない。ザクははっきりいって弱かった。操縦も下手みたいだけど。
結局ウィルはハリーに連れられて行ってしまう。どうやら来週死んでしまうのか。来週、ホワイトドールは盾を入手する模様。

もう忘れていたぞ、おい

1999.5.18の続き。今頃になって登録通知が来た。「1週間まて」と言っておいて、もう2ヶ月近い。しかもアカウントを2つもらってしまった。s-uemuraとsuemuraだ。ウェブマスターと僕のやりとりはこうだった:
「s-uemuraで申し込んだのにns-uemuraになった。変えてくれ」
「すまないが、一度キャンセルして、もう一度登録し直してくれ」
「(キャンセルはWebでは、ウェブマスターに直接メールしろと書いてあるんだけど…)分かったキャンセルしてくれ」
で、僕がウェブで登録したら、s-uemuraは既に取得されていたのか、なぜか登録できず、suemuraでの登録となった。
問題はここの使い道だ。VIFAM diaryの読者の1人が、夜はなかなかつながらないと言っているので、移転してもいいのだが、今さらまた引っ越すのはさすがに気がひける。このページには意外に読者がいるようなので、手間だろうから。

1999.7.9

寝坊

30分くらい。派手にやらかした。

鳩の死骸

南武線稲田堤駅の上り線と下り線の間に落ちていた。何で死んだんだろう?

ノストラダムス

西暦999年。今から1000年前のヨーロッパも世紀末だった。しかし一部の人は真の世紀末はまだだと考えていた。それは1033年であると。というのはキリストは33歳で死んだからだ(カトリックでは聖人が生まれた日ではなく死んだ日を祝う。神との関わりにおいては、天国に入った日のほうが重要であるから)。
ということで、僕が思うにそのうち誰かが2033年の7月にこそ、と言い出すと思う。

「オーガス」15周年

「オーガス」のDVDがリリースされる。その広告にこう書かれていた。「02」はあるにせよ15周年というにはコンスタント度(?)が低いぞ。

読書感想文

トルーマン・カポーティ作, 川本三郎訳「最後の扉を閉めて」(『夜の樹』所収), 新潮文庫, 1994。またしても暗い話だ。それだけならともかく、主人公がヤな奴だ。自分の栄達のために、人の悪い噂を振りまくような話をどうして書くんだろうか。そしてそいつが、自分の人間関係のことで悩んでいる。ヤな話だ。
電話の声の主も、本人の影みたいなものなのだろうか?

1999.7.8

TVKのアニメ再放送

この間「マクロス7」が放映終了した。そうしたら、深夜の再放送はなくなってしまった。今は「下級生」、「デビルマンレディー」とどちらも再放送ではない。
1995年の「ガンダム」の再放送から始まったのだが、まだまだ視聴率のとれそうな作品はたくさんあると思うのだけど。
しかしこのせいで僕のこの数年間が短くなった気がする。「ガンダム」がやっている間中、1週間のうち6日は放映日をひたすら待っているようなところがあったから。

大河小説

VIFAM diaryに書くにあたって、事前に検索エンジンで調べてみた。しかしひっかかったのは、池波正太郎、田中芳樹、司馬遼太郎などで、どれも狭い意味(としておこう)での大河小説を書いた人とは言い難い。せいぜい住井すゑの『橋のない川』どまりだ。これが大河小説なのか読んだことがないし、微妙なところのように思うが、WWWでの情報発信者はまだまだ偏っているみたいだ。

ファーストフードのにおい

空腹時にマックやケンタッキーその他の前を通るのは忍耐力を要求する。どの店もむやみに香ばしいにおいを振りまいて食欲を刺激する。
「ミスター味っ子」(アニメ版)で陽一と一馬がサンマで勝負したとき、陽一のサンマの蒲焼き定食が勝ったのは、そのにおいのためだった。
においは勝手に人の鼻に飛び込んでくるし、ほとんど味の一部と言えるから、客引きの手だてとしてはきわめて有効だ。ただし、ファーストフードのあれは、故意なのか知らないが、強烈すぎる。

読書感想文

干刈あがた『黄色い髪』朝日文芸文庫, 1989。解説にもあるんだが、読んでいて「痛い」小説だ。もう10年も前の話になっている。当時と、現在とで日本の中学校は違っているとも言えるし、そうでないとも言える。
主人公の柏木夏実のような中学生は今だっているだろう、という考えは誰しも持つだろう。今のところは、この小説は現代的な意味を失っていない。できれば、早急に失ってほしいところが、そのためにはまずこの痛い物語と向き合わなくてはならない。
彼女はごく普通の、少しだけ頭がいいかも知れない、少しだけ深く物事を考えているかも知れない、少しだけ群集心理に囚われることのないかも知れない少女だ。それが、彼女に高校には進学しないと決意させる一因になったとは言えるだろう。
しかし少なくとも彼女のような立場に置かれる可能性が、大部分の中学生にはある。そしてそうなったときに、彼女のような行動をとり、また彼女のような結論を出す可能性も、ほとんどの中学生にある。
では何故、今の子どもたちはそうなってしまったのだろうか? 子どもを育てる立場の人は誰しもそうなれと願っていないはずなのに。
願っていなくても、そうならないために積極的に何かをしているとも言えないと指摘できるだろう。それならば、虫のいい願望にすぎない。学校が悪いとか、親が悪いとか、色々言われることだが、犯人探しに走るよりは、自分ができるところから始めると言うのが精一杯だ。
作者は暗に教師に問題があるように考えている節がある。こと、夏実の母、史子の目から見るとそうなりがちだろう。実際、どうしようもな教師は存在する。そして子どもたちが集団で(=トラブル発生の危機を常にはらんで)過ごす時間は、今や学校が圧倒的に長い。しかし、教師個人に真摯さがあるとしても、やはり簡単に解決しそうにない。作中で書かれているように、子どもたちには、彼ら自身の世界があって、外の人間を拒否するところがある。それは、その子が集団の中で弱者であってもそうだ(これも作中で書かれている)。
となると、子どもたち自身に任せるしかない……、この結論はちょっとまずい。実はこの本は大学の講義の課題図書なのだが、これを読んで考えたことを書くことが試験の題目の一つだと予告されている。今の結論は先生の言っているのとほとんど同じだ。それでも構わないんだろうけど、自分の意見であることをどうにかして示さねば。