。かわりにカチュアを出撃させるのも、不可能ではないだろう。しかしそれほどマキの艦長代理就任を後押しする要素とも言えない。
ようするに、代理が務まりそうなやつなら誰でもいい、しかし誰かを選べと言われると、1人1人事情があってなかなか適任者(?)がいないといったところだ。誰も出木杉君でない=一人一芸なのだから、ふさわしい代役がいないのは当たり前だし、そもそも今回はそれを確認するエピソードなのだ。
このまま書いても、書けば書くほど選択に迷うだけだろうが、カチュアが選ばれたのは事実だし、それについては上で述べたとおりだ。彼女が試金石としてふさわしいかをつけ加えるなら、彼女の大人びたところを考慮して、マキと同じくらいだろうか。僕は悪くない選択だと思う。
* それがきっかけになって、彼女が活躍する機会が増えることもあるだろうから。しかし、彼女がこの後そういう機会がまるでなかったと予想できるはずもないのも確かだ。
- 原画
- 富沢雄三、大島城次、小野順之、服部あゆみ