“温泉ハイク&ドライブ”のお勧めコース
《マイカー利用》 東北自動車道・福島飯坂IC-《車》-米沢-《車》-白布湯元-《ロープウェイ・リフト》-北望台〜かもしか展望台〜大凹(おおくぼ)〜いろは沼〜梵天岩〜天狗岩(吾妻神社)〜西吾妻小屋〜西吾妻山〜天狗岩〜人形石〜北望台-《リフト・ロープウェイ》-白布湯元…白布温泉(泊)… 【歩行時間:
2時間40分】
→ 地理院地図(電子国土Web)の該当ページへ
文明のリキ(力=利器:自動車やロープウェイなどのこと)をフルに活用して、吾妻連峰西端の、のびのびとした山稜漫歩を楽しんできました。花の季節には少し遅くて、オヤマリンドウなどの秋の花が僅かに咲いていたのみでしたが、吾妻連峰の主峰たちや先々週に登った飯豊連峰などが、雲と霧の合間から展望できて、至極ご機嫌の楽々ハイキングでした。翌日の裏磐梯周辺のドライブや桧原湖畔の散歩などもロケーション抜群で、特に私達夫婦のような中高年のイージーハイカーには、超お勧めの(ドライブ&温泉ハイキング)コースだと思いました。
* 標高920mの白布湯元駅(無料駐車場あり)から天元台駅まではロープウェイ。天元台から3台のリフトを乗り継いだ終点(標高1820mの北望台)がハイキングの出発地点です。リフトなどから見える一面のオオシラビソ林が見事です。ロープウェイとリフトの合計所要時間(乗り継ぎの時間も含む)は約50分でした。
* 草原や湿原のたおやかな山稜歩きですが、池塘や広い岩礫地(梵天岩、天狗岩、人形石など)が数ヶ所あったりして、コースは意外と変化に富んでいます。
所々、湿原の中の真新しい木道を歩きます。当地も、近年、自然保護に力を入れ始めたようです。
* 西吾妻山は山形と福島の県境に位置する火山で、吾妻連峰の最高峰2035mです。しかしその山頂は樹高の低いオオシラビソに囲まれていて、展望は得られません。
山頂で出合った私達より幾分年上の中年のご夫婦。なんでも、下山しようと思って歩いていたら再びこの山頂へ出てしまった、とのことで、先頭を歩いていた優しそうな御主人が気の強そうな奥さんに大声で叱責されていました。その様子が夫婦漫才のように可笑しかったので、思わず声を上げて笑ってしまいましたが、危機迫った真剣なご夫婦に対して少し失礼だったかも…。
* 下山後は麓の白布(しらぶ)温泉に一泊。翌日は西吾妻スカイバレーライン→磐梯吾妻レークライン→母成グリーンライン、と風光明媚な裏磐梯をドライブ。これは全く素晴らしいドライブコースでした。途中、桧原湖の東岸にある中瀬沼付近の遊歩道で約1時間の散歩を楽しんだりして、磐越自動車道の磐梯熱海インターから帰路につきました。
東京の自宅からのマイカーの走行距離合計は約700キロメートル。少し遠いと感じましたが、充分過ぎるほど満足のいく二日間でした。
一切経山から東吾妻山: 同じ吾妻連峰の山旅の項です。参照してみてください。
白布温泉「中屋別館・不動閣」: 山形県米沢市、西吾妻山の北麓、標高900mの大樽川の渓谷に位置します。七百余年前に開湯。蔵王温泉、吾妻高湯(信夫)とともに奥州三高湯として古くから知られていたそうです。
「中屋本館」、「東屋」、「西屋」、と、軒を連ねる茅葺き屋根の三軒の老舗のなかで、2000年3月15日の火災を辛うじて逃れたのが「西屋」の一部のみだったとのことです。来月(9月1日)の「東屋」のオープンには間に合いませんでしたが、少し離れて建っている「中屋別館不動閣」に今回は予約を取ることができました。
米沢牛の鍋物や伝統の米沢鯉の料理など、とても美味しかったです。大きなガラス窓に囲まれた内湯の長細い浴槽(タイル貼り・木枠)からは緑深い渓谷を一望できます。部屋の窓からの景色も良く、手前の大きなトチノキにはクルミのような実が鈴なりに成っていました。含石膏硫化水素泉。露天風呂もあります。1泊2食付き一人12,000円(税抜き)は納得のいく料金だと思いました。
デジカメ処女作です…
たおやかな西吾妻山
|
梵天岩にて
|
いい感じの遊歩道
|
このページのトップへ↑
ホームへ
|