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No.41 二子山武川岳1052m(奥武蔵)
沢道と尾根道の 歩きがいのあるコース

武川岳の略図
@ 二子山から武川岳 平成9年3月23日 曇り一時 みぞれ

[前日は大霧山登山]…不動ノ湯(泊)-《タクシー15分》-西武秩父線芦ヶ久保駅前〜二子山883m(雄岳と雌岳の双耳峰)〜焼山850m〜蔦岩山1004m〜武川岳1052m〜妻坂峠〜山中〜名郷-《バス70分》-西武池袋線飯能駅 【歩行時間: 5時間】
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  悪天候のため、ナァーンにも見えず。 稜線は予想以上に起伏があり、歩きがいのあるタフなコースだった。
  雪道登山の練習を兼ねて、残雪を期待したのだが、少し遅かった。 そして、カタクリの花期にはチト早かった。 で、霙(みぞれ)が降った。
  奥武蔵は今、冬と春の狭間だった。

* 秩父往還の妻坂峠は、横瀬町生川と名栗村名郷を結ぶ古くからの峠で、鎌倉時代の武士・畠山重忠が鎌倉に出仕するとき、妻がこの峠まで見送ってくれたという。

高篠温泉郷「不動の湯」 前項「大霧山」 を参照してください。

ちょっと着過ぎか太り過ぎか・・・
武川岳の山頂
ミゾレが降り出した…
予想以上にタフなコース
けっこうキツい
平成10年(1998年)12月に撮影
武川岳
伊豆ヶ岳山頂から後日撮影


天然林です
山稜を進む

樹林に囲まれています
二子山(雄岳)の山頂

けっこう変化のあるコース・・・
下山路の沢道

A 武川岳から二子山 平成27年7月12日 梅雨の晴れ間
歳月人を待たず、忘却とは忘れ去ることなり…

西武秩父線・横瀬駅-《タクシー15分》-生川〜妻坂峠〜武川岳1052m〜蔦岩山1004m〜焼山850m〜二子山883m(雄岳・雌岳)〜道の駅果樹公園あしがくぼ・芦ヶ久保駅 【歩行時間: 4時間30分】

  18年4ヶ月ぶりに夫婦で、(つまり同じメンバーで)奥武蔵の武川岳に登ってきました。 とても懐かしかった…、と書きたいところですが、私も妻も殆ど憶えていません。 歳月人を待たず、忘却とは忘れ去ることなり、…をしみじみと感じ、無慈悲な時の流れを痛感した山行でした。 …“忘れたいこと⇒時間が解決する”ことも多々ありますが…、楽しかった思い出はやっぱり、きっちりと憶えていたいですよね、じっさい。

  梅雨の中休みで天気は良かったのですが、いつもの日帰り山行では1リットル以上は飲んだことのない水分を1.5リットル以上は飲んだ、暑い一日でした。 それでも、日曜日ということもあって人出が多く、それも若いハイカーが多くて、18年前の薄い記憶(みぞれ交じりの早春だったかと…)と比べると隔世の感がありました。 この国の山は、いつの間にか中高年と若者がいい塩梅に同居する、とても自然な状態になっているのです。

  スギ・ヒノキ・カラマツ(少し)の人工林と落葉広葉樹の雑木林が入り交ざる、尾根道も沢道もある変化に富んだ、なかなかの名コースだと思いました。 雑木林の主人公はミズナラやカエデ類(イタヤカエデ、イロハモミジ、コハウチワカエデ、チドリノキなど)で、武川岳の山頂部ではクリの木が目立っていました。 山稜の平坦な地形の箇所には(少ないですが)ブナもありました。 それらの森の副主人公はアカシデ、ヤマザクラ、リョウブ、アブラチャン(実)、マユミ(実)、ミズキ、ツツジ類、アセビ(これは常緑樹)、などで、植生はけっこう豊かです。
  焼山の山頂は開けていてぐるっと約300度の大展望。 武甲山などの近隣の山々や秩父盆地の展望が特によかったです。 しかし木々に葉の茂るこの季節のこととて、稜線からの展望箇所は割と少ないと感じました。 このコースからの展望を求めるのであれば、やっぱり晩秋から春にかけてがいいと思います。
  蔦岩山から焼山への尾根道には林道歩きが入り交ざるなど、18年前には(多分)なかった状況もありました。 近年、名郷(名栗渓谷側)から直接武川岳に登る「天狗岩コース」に人気があるらしいですが、それは(時間的に余裕ができた)今後の宿題にしたいと思います。 …山は逃げないけれど歳は逃げるので、それがちょっと心配ですが…。

  朝早く家を出て、武甲山の登山口でもある生川(うぶかわ)から歩き始めたのは8時30分頃で、芦ヶ久保駅に下山したのは14時少し過ぎ。 14時17分発の上り電車になんとか間に合いました。 おかげで、夕方には東京都大田区の自宅に帰ることができました。 父がウトウトしながら、テレビで大相撲を見ていました。 7月場所の初日だったんだ、とそのとき気がつきました。

  佐知子の歌日記より
 猛暑日の武川岳は訓練と思うしかなくひたすら登る
 山頂の眺めはきかず朝からのこの汗は何なのとタオルをしぼる



本コースで一番の展望箇所・焼山の山頂にて
ますます無残な武甲山
武甲山を望む
焼山の山頂から進行方向を撮りました
二子山方面を望む

コース上で見つけたもの
石灰岩とチャート(何れも代表的な堆積岩)
石灰岩とチャートが多かった
* この山域の地質は秩父中古生層とのことで、今回のコース上には石灰岩、砂岩、チャートといった「堆積岩」が露出していました。 (武川岳の山頂部には砂岩が多い。)
妻坂峠の古い地蔵尊
妻坂峠のお地蔵さま
* 風化が進んでいるみたい。これも“無慈悲な時の流れ”…?
丘虎の尾:1輪だけぽつんと咲いていました。
オカトラノオ
* この他にはサワギク、ニガナなど、花の数は少なかった。

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