No.97-2 都民の森から三頭山(奥多摩) 東京にブナの生い茂る、やっぱりいい山! |
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INDEX @「森を守る」ことの難しさ: 1999年12月 A白い花たちの競演: 2009年6月 Bレンゲショウマが咲いていた: 2012年9月 C三頭大滝を見てきた: 2020年6月(本項) → 地理院地図(電子国土Web)の該当ページへ
緊急事態宣言がようやく解除されて… なんと68日ぶりに…夫婦で…山歩きをしてきました。交通手段をマイカーとすることは決めていましたが、どの山域にするかということについては迷いに迷いました。考え抜いた末に私達が選んだのは「奥多摩三山」の一座…つい最近、駐車場などの施設がコロナ規制から解除されたという…都民の森から「ブナの路」を辿って周回する三頭山でした。 まず、一度は見ておきたかった(落差33mはあるという)三頭大滝を見物しましたが、思いのほか水量が少なくてそれほどの迫力を感じなかったのが少し残念でした。ここ数日間はまとまった雨が降っていませんが、その影響だと思いますが…。 山頂(西峰)などからの展望については、この日は少し霞んでいましたが、富士山や近くの奥多摩の峰々などはそれなりによく見えていました。なんといっても、梅雨入り前の晴れた日の(絶好の)出揃った新緑が見事で、森林浴を満喫することができたのが嬉しかったです。マルバウツギやベニバナノツクバネウツギなどの花が未だきれいに咲き残っていました。風が清々しくて、小鳥たちやエゾハルゼミも気持ちよく歌っています。やっぱり山はいいですねぇぇぇ。 正味3〜4時間のコースで、しかも(至れり尽くせりの)よく整備された登山道(自然探勝路)なのですが、流石に身体がなまっていて、けっこうきつく感じました。矢張り、少なくとも月に2〜3回は山を歩かないと、行きたい山がどんどん遠ざかってしまうなぁ、と、身をもって感じた次第です。 印象的で特筆すべきなのは、思ったよりも多くのハイカーが歩いていたことで、そのほとんどが(私達と同じような)中高年の二人連れ、だったということです。コロナ禍が収まりつつある(といいなぁ)昨今、山好きのジジ・ババたちの考えることはみんな同じ、なのかもしれません。 下山後の温泉入浴についても随分と迷ったのですが、結局、何処へも立ち寄らず(山間を縫うドライブは堪能しましたが)真っ直ぐに帰宅しました。 ※ 東京都については4月7日に新型コロナウイルスの厄災による緊急事態宣言が発令されて、それが5月25日に(いったん?)解除されました。それを受けての(びくびくしながらの)今回の三頭山でした。なんてったって、首都圏4都県(東京、神奈川、千葉、埼玉)と北海道の住民は(6月18日までは)不要不急の他地域への移動は控えなさい、との要請が未だ解除されていません。なので…、都民の私達夫婦にとりましては、冒頭にも書きました通り、今回の山行については考え抜いた挙句の決断だったのです。 * なお、6月2日に発動された東京アラートは9日後(11日)には解除されています。[後日追記] 佐知子の歌日記より ほとんどが密を避けての二人連れ 三頭山を静かに歩く マスクして または小声の「こんにちは」 山でのあいさつ新しくなる
6月の三頭山「ブナの路」は緑がいっぱい!
沢沿いの出揃った新緑の森を歩く ↑シオジの巨木の脇を登る
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