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Level.1では、コマンドプロンプトから起動からcscriptでスクリプトを起動しましたが、wscriptやダブルクリックで起動したときにはちょっと面倒な状態になります。Level.2ではこの状態をなんとかします。 |
Level.2 メッセージの表示方法をちょっと工夫してみる | |||||||||||||||
冒頭にありますように、wscriptやダブルクリックで起動したときに、1つ1つのファイルやフォルダ毎にメッセージボックスが表示され、いちいち[OK]をクリックしなければならないという面倒な状態を何とかしたいと思います。
■ 1つのメッセージボックスに複数行表示する何度も[OK]ボタンをクリックするのが面倒なので、1つのメッセージボックスの中に複数のファイル名を入れて見ます。ここでは、「ファイル一覧」と「フォルダ一覧」で2回メッセージボックスが表示されるようにしてみました。
それでは変更ポイントを見てみましょう。 ■ 5行目
5行目で、メッセージ編集用の変数(tmpMessage)の初期化を行っています。1行目に見出しとして「ファイル一覧:」をセットした状態となっています。行の後ろにある"& vbNewLine"は、"&"は文字列連結を意味し、vbNewLineは改行を意味します。例えば"Tech-Ezo " & "Round23"とすると、結果は"Tech-Ezo Round23"となります。つまり、"ファイル一覧:" & vbNewLineは"ファイル一覧:"と改行(vbNewLine)連結しているのです。 ■ 6行目〜9行目
6行目および8行目は先程から変更してしません。c:\script\tipsフォルダ内に格納されたファイルのループとなっています。ループするたびにFileNameにファイル名が格納されるのは先程説明した通りです。7行目はLevel1と違い、Echoでメッセージ表示を行っていたところを、メッセージ格納用の変数(tmpMessage)のお尻にファイル名と改行コードをくっ付けるコードに変更しました。 この行の実行の度に、「ファイル一覧:(改行)」→「ファイル一覧:(改行)C:\script\tips\R23_001.txt(改行)」→「ファイル一覧:(改行)C:\script\tips\R23_001.txt(改行)c:\script\tips\R23_002.txt(改行)」...のように、ファイル名を連結して行きます。 そして、全てのファイル名を連結した後(ファイルのループが終わった後)に、9行目でtmpMessageの表示を行っています。こうすることで、1つのメッセージボックスの中に複数行の表示を行うことができます。 12〜16行目も、対象物がファイルからサブフォルダになっただけで全く同じ変更をしていますので見比べてみて下さい。
■ 実行してみましょう出来上がったlevel2.vbsをダブルクリックかwscriptで実行して見ましょう。下図のような2つのメッセージボックスが表示されれば成功です。
ついでにcscriptで実行してみるとこのようになります。
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最終更新日 2004.3.22 |