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Level.4 テキストファイルを読み込んで見る | ||||||||||||||||||
Level.3では指定のフォルダに格納されたテキストファイル("xxx.txt")のファイル名を表示しました。Level.4ではそのファイルに格納された内容を読み込んで、全て表示して見ます。
■ テキストファイルを読み込んで内容を表示するまずスクリプトの流れを説明しますと、ファイル名ループで取得した一つ一つのテキストファイルについて、その内容を全部読み込み、連結して、1つのメッセージボックスの中に表示します。これを、ファイル数分繰り返し、最後にLevel.3までと同様に、ファイル名一覧とフォルダ一覧を表示する、という流れになっています。
それでは変更ポイントを見てみましょう。 9〜10,19行目は見易さの為にいれた空行とコメントです。また、18行目はLevel.3の内容そのままですので、残りの11〜17行目について説明したいと思います。
■ 11行目
FileSystemObjectのOpenTextFileメソッドを使ってテキストファイルの読み込み宣言をしています。開いたファイルは、以後、TextFileという名前で扱います。
■ 12行目
メッセージ表示のために使用する変数の初期化を行っています。メッセージの1行目を"ファイル名:(改行)"としています。
■ 13行目〜16行目
13行目は繰り返し(ループ)処理の開始文です。Do Until文は、条件が満たされたら終了する文で、ここでは、TextFile.AtEndOfStream(テキストファイルが最後の行)になったら終了します。余談ですが、Do While文だと条件が満たされている間繰り返すことになります。13行目と対になっている行は、16行目のLoop文ですから、14〜15行目が繰り返しの対象です。 14行目では、テキストファイル(TextFile)から1行読み込んで、"tmpLine"という変数に格納しています。また、15行目では、メッセージ表示用の変数(srhLine)に、今読み込んだ内容(tmpLine)と改行コード(vbNewLine)を結合しています。よって、14〜15行目をテキストファイルの最後まで繰り返すことで、srhLineの中にテキストファイルの内容全てが格納されることになります。
■ 17行目
1つのテキストファイルの内容を全て読み込んだら、作成したメッセージ(srhLine)を画面に表示します。 以上の修正で、テキストファイルの内容がメッセージボックスに表示されるようになりました。
■ 実行してみましょうさっそく、出来上がったlevel4.vbsをダブルクリックかwscriptで実行して見ましょう。
1つのテキストファイルの内容を無理矢理メッセージボックスの中に詰め込んでいますので、上記の画像は途中を切っています。また、画面が小さいとメッセージボックスが画面からはみ出してしまい、[OK]ボタンがクリックできないこともありますが、(a)[×]をクリックする、(b)[Enter]キーを押す、(c)[Alt]+[F4]を押す、などで先に進めて下さい。 さて今回はここまでです。次のレベルではいよいよ文字列検索を行いますので、大分目的の機能に近づいた感じがしますね。 |
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最終更新日 2004.3.25 |