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No.18 駒ヶ岳から神山 (箱根山)
平成7年(1995年)10月21日 晴れ

箱根駒ヶ岳 略図
人気の駒ヶ岳と地味な神山・そして静かな冠ヶ岳

小田原駅-《バス》-駒ヶ岳登り口-《ケーブル》-駒ヶ岳1356m〜箱根神社元宮〜神山1438m〜冠ヶ岳1409m〜大涌谷-《ロープウェイ・ケーブル・箱根登山電車》-湯本駅 【歩行時間: 2時間】
 * 早雲山へ下るコースも紹介しています
 → 国土地理院・地図閲覧サービスの該当ページへ


  駒ヶ岳へはズルをしてケーブルを利用。 便利な文明の利器はなるべく利用する、というのが私達夫婦の、他人にはあまり自慢のできないポリシーだ。
  広々とした駒ヶ岳の山頂部からは富士山がよく見えた。 展望の山々の中に富士山が存在している、というただそれだけで、他の山々の景色が霞んでしまうのだから、富士山ってほんとうに偉大だ。
麓は強羅の街並み
駒ケ岳と神山(右)
明神ヶ岳から撮影(H18年11月)
  箱根の最高峰・神山(かみやま)の山頂は案外狭くて地味だった。 周囲がアセビやヒメシャラなどの樹木に覆われていて、1等三角点はあるけれど展望は得られない。 背は低いが眺めのよい駒ヶ岳に人気を取られてしまった理由がよくわかる。
  神山を過ぎて、主稜線上の登山道からちょっと左へ外れて登ると小祠があり、その少し先に、樹林の隙間からチラッと展望の、冠ヶ岳(かんむりがたけ)の山頂がある。 観光地の大涌谷からは際立って見える緑の鋭鋒の天辺は、狭くて静かで質素な別天地だった。
  硫黄臭漂う賑やかな大涌谷へドスンと下りてからの帰路、ロープウェイとケーブルと登山電車を乗り継いで湯本へ下ったのだが、その車窓からの緑の風景が情緒の連続で飽きなかった。
  湯本駅のすぐ近くにある共同浴場に立ち寄り、入浴後に飲んだビールは値千金。 充実した「日帰り温泉ハイキング」だった。

湯本温泉「かっぱ天国」: 湯元駅の裏にあるシンプルな日帰り温泉施設。 長い石の階段を上がっていくので、入口に着くまでにけっこう疲れる。 風呂は岩風呂風の露天のみ。 泉質は単純泉でやや温め。 入浴料700円(*)。 人気の施設らしく、風呂場は大混雑していた。 駅に近いのが何よりだ。
* 平成17年11月、箱根山登山の帰路に、10年ぶりに同温泉施設を訪れました。 この日は週末でしたがそれほど混んではいませんでした。 (確か)屋外にあった脱衣所は屋内に移動していて、より快適になっていました。 入浴料は少し値上がりしたようで750円。 宿泊もできるようです。[後日追記]

錦秋の駒ケ岳
山稜は既に晩秋…
駒ヶ岳山頂部から富士山を望む


その後の 箱根駒ヶ岳と神山

* 平成12年11月18日(晴れ): 仕事の仲間達と再び同コースを訪れる機会に恵まれました。 この日も晴天で、箱根の山々は勿論のこと、八合目辺りまで雪の被った富士山や丹沢山地の主峰たちなどもよく見えました。 稜線付近の紅葉は既に終わっていましたが、麓の強羅や宮の下辺りの紅葉が盛期を迎えていました。

バックは神山です
駒ヶ岳山頂にて
バックは神山
* 平成17年11月19日(曇り): 「山歩会」の定例山行で同山域を歩きました。 駒ヶ岳登り口駅からのケーブルカーは今年の8月で営業を終了していたので、箱根園からのロープウェイを利用しました。
  駒ヶ岳から神山へ到る粘土質の道は、そのエグレが酷くなっており、やや歩きづらくなっていましたが、登山道としては“らしく”なってきて、私などはかえって好ましく感じました。 人間が自然の中で歩くのを許されている道は、それはどんなに歩きづらくても「道」です。 「道」から外れないように歩くこと、それは最低線守らなくてはいけない自然への思いやりだ、と私は思います。
  大涌谷へ下るコースは火山性の有毒ガス発生のため、ここ数年は通行禁止になっていることもあり、分岐から早雲山駅への下山ルート(標高差約500m)を辿りました。 歩行時間はプラス約1時間で計3時間程度になり、日帰り軽ハイキングとしてはちょうどいい感じです。
  コナラ、アセビ、リョーブ、ヒメシャラ、シデ類、…などの自然林で、植生が豊かなこの下山道はナカナカでした。 モミジ類の紅葉が特に美しく、ハイキングとしてはこの下山コース(早雲山コース)のほうが大涌谷コースよりも情緒があるかもしれません。 きっと新緑や花の季節も素晴らしいでしょう。

* このコースを計画するときは、必ず火山情報に留意してください。[後日追記]

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