No.196 棒ノ折山(棒ノ嶺)969m 平成18年(2006年)2月4日 |
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JR青梅線青梅駅-《バス35分》-上成木〜小沢峠〜長久保山689m〜黒山842m〜ゴンジリ峠〜棒ノ折山969m〜ゴンジリ峠〜岩茸石〜藤懸ノ滝〜白谷沢出合(登山口)〜さわらびの湯(入浴)-《バス45分》-西武池袋線飯能駅 【歩行時間:
5時間】 |
9:15 登山開始 JR青梅駅前発(8:26)の都営バスに乗り約35分、終点の上成木で下車。車道(青梅名栗線)の小沢トンネル入口手前から指導標に従って5分ほども歩くと登山口です。 タケ林やスギ林を登ると、ほどなく小沢峠へ出ます。 |
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9:35 小沢峠通過 尾根へ出ると、開けたカヤト越しに奥多摩の山々が見えてきます。高水三山の頭上には富士山が白い頭を出しています。 小沢峠はかつての秩父道(鎌倉古道のひとつ・鎌倉街道山ノ道)の要所でもあったとのことです。 畠山重忠さんはここいら辺で杖を折ったのかなぁ…。 |
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10:50 長久保山通過 長久保山のピークを通過。ここには青梅市の2級基準点が埋められています。国土地理院の地形図には山名は記載されておらず標高689mになっていますが、何故か木板の山頂標識には686mと書いてありました。 |
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11:00 スギの植林地帯 この山域はコナラ、シデ類、モミジ類、モミ、アセビなどの天然林(つまり雑木林)も交じりますが、その殆どがスギ・ヒノキの人工林です。一箇所だけでしたけれど、林床にシダ類(オオバノイノモトソウやリョウメンシダなど)が美しい緑色で見事に群生していました。 |
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11:50 明るい稜線 やがて冬枯れの広葉樹林帯(自然林)を歩きます。明るくて静かな気持ちのよい稜線で、私好みです。右側が埼玉県飯能市、左側が東京都青梅市で、黒山から先の左側は東京都奥多摩市になります。 春にはキブシのクリーム色の花穂やカタクリの群生を見ることができるそうで、そんな春やあんな秋もいいだろうな、と思える山稜です。 |
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12:00〜12:35 黒山で大休止 三等三角点のある黒山842mの山頂に着きました。ここで岩茸石山(高水三山方面)からの縦走路と合流します。 昼食の大休止は北西の風が強く、ガスコンロで味噌汁を作るのはあきらめました。ちょっと残念でした。 |
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12:40 前方に棒ノ折山 いよいよ棒ノ折山をめざします。道はいったん下り、鞍部から登り返します。積雪は全く無く、凍結箇所も殆どありません。ミズナラやイヌブナなどの落葉がサクサクと足音を立てています。 今回の山行に備えて8本爪のアイゼンを新調したT君は、なにか物足りなさそうでした。 |
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12:55 ゴンジリ峠通過 ゴンジリ(権次入)峠で立ち止まって、下山路の分岐を確認しておきます。その下山予定方向(奥武蔵側)の眼下には名栗湖が見えています。 棒ノ折山の山頂はもう目の前です。 |
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13:10〜13:40 棒ノ折山の山頂 長い丸太階段を登りつめると棒ノ折山969mの広い山頂です。昔は茅(カヤ)の原であったといいますが、現在はまるで公園か運動場のような広場で、一面の霜柱でした。一角にはヤシャブシやヤマハンノキやサクラの木などがポツンポツンと生えています。めちゃくちゃ寒かったです。 |
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13:30 恒例の記念撮影(証拠写真) 山頂は北面から東面にかけて大きく開けていて、奥武蔵の山々は勿論のこと、遠く上越や日光の山々、常陸の筑波山も見えていました。関東平野の彼方には東京のビル群なども望めます。しかし、ウゥ…、やっぱり寒い! |
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14:40 白谷沢を下る ゴンジリ峠から岩茸石を経由して白谷沢(しらやさわ)を下ります。心配していた凍結はそれほどではなく、まずは一安心です。「白孔雀の滝」や「藤懸の滝」などを見物しながら、渡渉を繰り返します。なんか、奥秩父のような、いい感じの沢です。 |
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14:55 スリル満点 ゴルジェ(両岸の岩壁が狭まった細い谷筋)を通過します。けっこう“らしい”ですが、見た目ほど怖くはありません。足場はしっかりしています。 T君がんばれ! |
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15:25 無事下山 名栗湖畔(有間ダム)へ出て、ホッとしました。ここから車道を25分ほど歩き、「さわらびの湯」へ着いたのは午後3時50分。スリルもちょっとあって、楽しい下山路(白谷沢コース)でした。 入浴後のビールが楽しみです。(*^^)v |
棒ノ折山登山 お薦めの周遊コース 平成22年11月27日(曇)、山の仲間たち(山歩会)と棒ノ折山に登る機会を得ました。このときは「さわらびの湯」をベースに、白谷沢(しらやさわ)を上り尾根コースを下るというセミ周回コースを歩きました。天気予報に反してモヤってしまい、素晴らしいはずの展望はイマイチでしたが、変化のあるコースは非常に楽しかったです。白谷沢のスリルあるゴルジェでは“沢登りのまねごと”を味わえました。ヒノキ林の登山道沿いにはコアジサイが鮮やかに黄葉していましたし、「さわらびの湯」の近くでは10月桜(冬桜)が見ごろを迎えていました。 本コースは正味4時間ほどの歩行時間で、私たちのような“のほほんハイカー”にはちょうどいいボリュームでした。首都圏からの(中高年向きの)日帰り温泉ハイキングとしてお薦めのできる、素晴らしいコースです。 今回も感じたのは、最近、若いハイカーが増えた、ということです。昭和30年代〜40年代を彷彿とさせるまでには至っていませんが…、特に「山ガール・登山女子」が目立っていることについては、オジサンとしてはとてもウレシイです。(*^^)v * 飯能駅前から名栗湖方面の乗合バス(国際興業バス)について、棒ノ嶺登山口まで行く便は午前中は1本だけ(8:29発)で、しかも土休日の季節運行ですのでご注意ください。仮にその便に乗れなくても「さわらびの湯」までは多くの便があり、歩行時間については10分程度の差しかありません。 |