静かな温泉宿で山の汗を流す
JR軽井沢駅-《タクシー1時間》-登山口(二度上峠下)〜浅間隠山〜栗平峠分岐〜(シャクナゲ尾根)〜清水側登山口〜温川温泉(泊)〜清水バス停-《バス40分》-権田車庫-《バス1時間15分》-JR高崎駅 【歩行時間:
4時間20分】
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浅間隠山の山頂
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軽登山靴を購入、初使用。軽くて履きやすくて丈夫なようだ。これも技術の進歩だな。
山頂からは薄曇りのため浅間山は見えなかったが、2週間前に登った南方の鼻曲山の鼻の曲がった姿が印象に残った。
藪笹の多い山だった。
それにしても、山道で出会ったやや老齢のハイカーに「そこの若い人…」と呼ばれたのには驚いたな。今の「山」には若い人はどこを捜してもいなくて、私達(40歳代です)はかなり“若い”存在なんだろうな、と悟った。
この国の山は何時の間にか元気な中高年で溢れている。私達の青春時代(「青い山脈」の次の世代だ!)の常識ではありえなかった現象だ。あのころは…、そう…、意中の彼女をデートに誘う殺し文句は
「今度いっしょにハイキングへ行きましょう!」 だったよな、たしか…。
あぁ…、今の若者たちはいったい何処へ行ってしまったのだろう…。そして何をしているのだろう…。
* この16年後の平成22年(2010年)のころから…山ガールに引きずられるようにして…急速に、山に若者が戻ってきました。オジサンの私としてはとても嬉しい。(後日追記)
* 約15年間使っていたバカチョンカメラ(マミヤ)が、この登山中にとうとう壊れた。手動式だが、小さくて軽くて使いやすく、おまけに写りもよかったので少し残念だ。
帰宅後、おニューを近所のカメラ屋で買い求めた。ズーム式で最新型のペンタックスの小型(これもバカチョン)だ。これがしかし、覚えてしまえば使い勝手が良く機能的には申し分ないのだが、汗(水っけ)に弱いらしく、ファインダー内がすぐカビてしまい被写体が見にくい。まぁ、写りには関係ないので、ずっと使っていこうと思っている。
* 浅間隠山: 角落(つのおち)山塊の最高峰。浅間隠温泉郷方面(上州側)からはこの山に遮られて浅間山が見えないのでこの名がついた、とのことだ。地元では山頂部が二峰に分かれていることから矢筈(やはず)山、とか、その山容から川浦富士とも呼ばれているそうだ。山頂部周辺のレンゲツツジ(花期6月下旬)やシャクナゲ尾根のシャクナゲ(花期5月頃)などが有名。
温川温泉「白雲荘」: 感じの良い女将だった。お茶請けの後に出された茹でたてのトウモロコシは、意外性があったからこそ、心に美味しかった。
広間で食事。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(石膏食塩泉)。湯量豊富。眼病に効果があるとのことだ。内湯は檜風呂。風呂はとても良かったが、露天風呂で転んで切り傷。染みて痛かった。
ここ温川(ぬるかわ)温泉は浅間隠山の北東山麓にある浅間隠温泉郷の一郭、静かな山里に位置する。他に薬師温泉、鳩の湯温泉があるが、少し離れているのでほとんど一軒宿の趣きだ。
浅間隠山の写真を2枚! (2020年10月に撮影)
南東方面の剣の峰から浅間隠山を望む
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南西方面の小浅間山から浅間隠山を望む
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方向によって、まるで違う山のように見えるのが、面白いですね。
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