No.390 鳥居原から南山544m (丹沢山地) @令和1年(2019年)12月27日(金) A令和3年(2021年)11月14日(日) B令和3年(2021年)12月11日(土) |
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バラエティーに富んだ名ハイキングコース! → 地理院地図(電子国土Web)の該当ページ(南山)へ @令和元年(2019年)12月27日(金)・晴れ時々曇り: もはや年末恒例となりました単独山行(今年の歩き納め)で、丹沢山地の北東に位置する宮ケ瀬湖の、さらにその北側の低山域を歩いてきました。 レベル的には家族向けで、歩き屋さんにはちょっと物足りないかもしれませんが、なかなか良いトレイルだと思いました。コース上はスギ・ヒノキ林も交じりますがコナラ主体の天然林(つまり雑木林)がほとんどで、展望良し、ダム見物あり、公園散歩あり、風光明媚…とバラエティーに富んでいます。シーズンオフということもあったのか、山中で出会ったのは一人の単独男性だけで、とても静かでシックな忘年山行になったのは意外(嬉しい誤算)でした。 ともあれ、帰路には天然温泉「湯花楽(ゆからく)」に立ち寄ったりして、息抜きのすてきな一日でもありました。…一年中“息抜き”をしている私ですが…。(^^;) * 本コースの山中で観察のできた樹木: スギ、ヒノキ、モミ(幼木が多い)、イヌガヤ、アカマツ、コナラ(多い)、クリ、カシワ、ホオノキ、ヤマザクラ、イロハモミジ、オオモミジ、ウリノキ、コハウチワカエデ、エンコウカエデ、シデ類、ツツジ類、ハリギリ、クロモジ、アブラチャン、ヤブムラサキ、アカガシ、ウラジロガシ、シラカシ、アラカシ、スダジイ、シロダモ、ヒイラギ、イヌツゲ、…等。林床の主はスズタケ、ミヤコザサなど。 この日残念だったのは、いつものデジカメを家に忘れてきてしまったことです。仕方なくガラケーで数枚撮りましたが…、やっぱりすっきりとは写っていません。m(__)m * 宮ヶ瀬湖は、1998年に中津川(相模川の支流)をせき止めてできた人造湖とのことです。今回歩いたコースのいたる処から丹沢の主峰たちやその宮ヶ瀬湖を眺めることができます。下山地の宮ヶ瀬ダム(2000年12月に完成)とその周辺には資料館や展望所や公園などの観光施設もあり、飽きません。私は初めてこの地を歩きましたが、思っていたよりもずっと素敵なエリアでした。 天然温泉「湯花楽(ゆからく)・厚木店」: 下山地の半原バス停から本厚木駅行きのバスを途中下車して立ち寄ったのがこの「湯花楽」です。例によって何でもありの、ちょっと高級感のある…入浴料もやや高めの…日帰り温泉施設。外湯や内湯など風呂は多彩。“単純温泉(中性-低張性)の泉質と高濃度炭酸泉の相乗効果”とのことですが、確かに身体に小さな気泡が付く浴槽もありました。加熱循環、無色透明無味無臭。温湯好きの私でさえ少しぬる過ぎる感じがしましたが、長湯してまったりと過ごす、というのがこの入浴施設のコンセプトかもしれません。 公共交通利用の場合、下車するバス停は「中村入口(半原方面の路線)・徒歩10分弱」、又は「穴口橋(宮ヶ瀬方面の路線)・徒歩5分」。 入浴後に食事処へ寄ろうかと思っていたのですが、たまたま1時間に1本の本厚木駅行きの巡回バス(無料シャトルバス)が出るところだったので、それに便乗しました。…冷たいビールは、帰宅してからのお楽しみです。 「湯花楽・厚木店」のホームページ
南山の瀟洒な山頂は360度の大展望!
再び 鳥居原〜南山〜宮ヶ瀬ダム そのやわらかい人間臭さがこのコースのいいところでもあります。しかしながら初夏から初秋にかけてのヤマビルが、この山域の(人気の)弱点だとも思うと、それがちょっと残念です…。 紅葉については、今回はもうちょいで、一週間後くらいがベストだと思いました。 佐知子の歌日記より 日曜日は家族の日なり 若きらと子らで賑わう宮ヶ瀬の湖(うみ)
今回の参加者は11名でしたが、そのうちの(私を含めた)5名が、半原から本厚木駅行きのバスを途中下車して、天然温泉「湯花楽(ゆからく)」で打ち上げました。そのときに話題の中心になった「…2年ぶりの会席・久しぶりの仲間たちとの会話…」に、今思い出してもウルウルしてしまいます。 もっともっとはっきりとしっかりと…安心して心置きなく…みんなとガヤガヤ話し合うことのできる、そんな日が一日も早く戻ってくるといいなぁ、と、心の底からそう思いました。 佐知子の歌日記より 黒文字の小枝と己が小指切り慣れた手つきで手当てする夫 下山後の露天風呂にて眺めれば碧(あお)の夜空に上弦の月
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