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No.48 仙丈ヶ岳(仙丈岳=千丈ヶ岳=前岳=御鉢岳)3033m
平成9年(1997年)8月23日〜24日 快晴


一畳に4人が寝た

第1日=甲府駅-《タクシー》-広河原-《バス》-北沢峠〜大平山荘〜馬ノ背ヒュッテ
第2日=馬ノ背ヒュッテ〜仙丈小屋(無人)〜仙丈岳3033m〜小仙丈岳2855m〜北沢峠-《バス》-広河原-《タクシー》-甲府駅
 【歩行時間: 第1日=3時間20分 第2日=5時間】
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寝不足だぁ・・・
快晴の仙丈岳山頂
  快晴! 稜線は360度の大展望。 リターンマッチ前項「白峰三山」 を参照してください)は大成功。 ヤッタネ!
  しかし…、馬ノ背ヒュッテの一畳に4〜5人はいくらなんでも酷すぎた…。 身動きのできない状態で、横向きに互い違いにされ、ぎゅうぎゅう詰めで一晩を明かしたあの辛さと屈辱は忘れない。 何故、宿の人は予約の電話の段階で言ってくれなかったのだろうか。 何故断わってくれなかったのだろうか。 分かっていたら絶対に行かなかったと思う。 せめて宿泊料の一部を払い戻すとか、誠意を見せてほしかった。 何れにしても、「儲け主義」が見えてイヤな気がした。 そういえば、前回の農鳥小屋の対応もヒドかった。 シーズン週末の南アルプスの山小屋には二度と泊るまいと思った。
  ただ…、たおやかな山容の仙丈岳(仙丈ヶ岳)や眼前の南アルプスの主峰たちが素晴らしかった。 富士山が見えた。 中央アルプスも八ヶ岳も奥秩父の山並も見えた。 遠く北方には北アルプスの山々がはっきりと見えた。 もうこれ以上は何も望むまい…。


馬ノ背ヒュッテの裏から眺めた仙丈岳
小仙丈岳と仙丈岳
ピーカンの仙丈岳
小仙丈岳から見た仙丈岳

小仙丈岳から甲斐駒ヶ岳を望む
小仙丈岳から甲斐駒ヶ岳を望む
北岳(左)と間ノ岳(右)
仙丈岳から北岳、間ノ岳を望む



*** コラム ***
山小屋について一言

登山靴のイラスト  登山関係の雑誌やノウハウものの本などを読むと、「山小屋は一般の旅館とは違います…自分勝手は許されません」とか「山小屋のマナーを守りましょう」といったようなことが必ず書いてある。 山小屋は本来登山者の安全を守る場所である。 確かにその通りだと思う。 私達自身、若い頃からどれだけ山小屋のお世話になり、感謝感激したことか。 そのご恩は忘れていないし、これからも山小屋のお世話になる私達、その重要性と必要性は痛いほど感じている。 近年では、自然環境の保全にも大きな役割を果たしている山小屋に対して、畏敬の念さえ抱いているのが本音である。 ただ、しかし、どうしても一言云っておきたい。 経営体質の観点から、ごく一部の山小屋に「傲慢」がのさばっているのも事実である。
  山小屋をホテルのようにしろ、と云っているのでは、勿論、ない。 むしろ、最近の山小屋は立派で便利になり過ぎている、とさえ思っている私達である。 私達が一部の山小屋に言いたいのは、私営の山小屋ならば、傲慢な態度を改め、もっと経営努力をしなさい、経営(管理)の主体が公的な山小屋であるならば、そこで働く人たちに、もっと考えて工夫をしなさい、ということなのだ。 私達登山者はそこの山小屋しかないから、そこの山小屋に一泊を請うのだ。 そんな弱みのある登山客の足許を見据えるような経営だけは、断じてやってほしくない。 超満員になると分かっていたら、少なくても予約の段階で、断わる勇気をもってもらいたい。
  山小屋の利用者のマナーの悪さがしばしば取り沙汰される。 山だからなんでも許されるという考えはいけない、というのは私達利用者に向けられた言葉だが、それは山小屋の管理者(経営者)にも当てはまると思う。 山小屋だから登山客に対するサービスや工夫や経営努力は必要ない、なんて、とんでもない思い上がりだと思う。 実際、北アルプスや八ヶ岳の山小屋の一部や九重山の法華院温泉などのように、自然との調和を保ちながら、余分なお世辞はないが、いたって快適な一夜を過ごすことのできる山小屋は各地に沢山ある。 それらの山小屋では限られた人材と食材で、精一杯工夫した美味しい料理と必要(最小限)な居住空間を提供してくれる。 一部の山小屋に見習ってほしいものだ、と思う。

* 南アルプスにも「塩見小屋」や南部の「聖平小屋」・「茶臼小屋」などのような素晴らしい山小屋があることを、末文ながら、付け加えさせていただきます。[後日追記]
  塩見岳の項 及び 聖岳から光岳の項 を参照してください。


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