td(表胞)

表(table)の中の胞(cell)を識別する。
省略時値は,表(<table>),表群(<tgroup>),列仕様(<colspec>),
間隙仕様(<spanspec>),表頭書(<thead>),表脚書(<tfoot>),
又は同じ名前の属性のための行属性並びから得る。間隙仕様によって
指定されていない表胞は,開始列から省略時値を得る。

td要素は,開始タグ(<td>)及び終了タグ(</td>)を必要とする。

td要素は,
  1回以上の要素群
    1回以上の要素群(text)
      構文解析可能対象文字データ(#PCDATA),
      1回の脚書参照(<ftnref>)要素,
      1回の相互参照(<xref>)要素,
      1回の索引登録標識(<indxflag>)要素,
      1回の強調(<emphasis>)要素,
      1回の像(<img>)要素,
      1回の下付き文字(<subscrpt>)要素,
      1回の上付き文字(<supscrpt>)要素,
      1回の外部相互参照(<extref>)要素,
      1回の数学的文面(<mathtxt>)要素 又は
    1回以上の要素群(lists)
      1回の順序付き並び(<ol>)要素,
      1回の順序なし並び(<ul>)要素,
      1回の定義並び(<dl>)要素 又は
    1回の数学的内容(<mathcon>)要素
を含む。

tdは,行(<tr>)の一部となる。

  備考 XMLでは,graphicsをimg, entryをtd, seqlistをul, randlistをolへ変更した。

属性

1. align (任意)
列の中の表胞の水平位置を指定する。
この属性の値は,"left"(四角形を左に出力),
"right"(四角形を右に出力),"center","justify"(四角形を左と右とに出力),
"char"(最も左の文字に整列,"charoff"で位置付けられた)のいづれかとする。
この属性に値が指定されていない場合,システムによって,ある値が指定される。

2. char(任意)
"align"属性が"char"の場合,使用する。
この属性の値は,一つの整列文字で,整列した表胞中で最初に発生する文字とする。
この文字を含んでない表胞は,この位置の左に整列する。この属性の値は,文字デ
ータからなる。
この属性に値が指定されていない場合,システムによって,ある値が指定される。

3. charoff (任意)
"align"属性の値が"char"の場合,使用する。
この属性は,列の左端から整列文字の左端までの水平文字変位を,列幅の百分率で
指定する。この属性の値は,最初の文字が英数字の名前からなる。
この属性に値が指定されていない場合,システムによって,ある値が与えられる。

4. colname (任意)
表胞の名前を識別する。間隙仕様が存在しない場合,この属性は無視する。
この属性の値は,最初の文字が英数字の名前からなる。
この属性に値が指定されていない場合,システムによって,ある値が与えられる。

5. morerows (任意)
垂直間隙の中で追加する行の数を指定する。
この属性の値は,数字からなる。この属性の省略時値は,"0"とする。

6. security (任意)
安全保護の水準を指定する。
この属性の値は,"u"(Unclassified:等級なし),
"c"(Confidential:機密),"s"(Secret:秘密)のいずれかとする。
この属性の省略時値は,"u"とする。

7. spanname (任意)
水平間隙の名前を指定する。
この属性の値は,最初の文字が英数字の名前からなる。
この属性に値が指定されていない場合,システムによって,ある値が与えられる。

8. valign (任意)
列の中の表胞の垂直位置を指定する。この属性の値は,"top"、
"middle"(垂直方向の中央)、"bottom"のいづれかとする。
この属性の省略時値は,"top"とする。

例
<td align = "char" char = " " charoff = "10"
 colname = "col1" morerows = "1" security = "u"
 spanname = "col1col2" valign = "top">
 ... 
</td>