チョコレートは、アステカ文明では不老長寿の秘薬として珍重されてきました。チョコレートを食べると、虫歯になる、太るなどと思われ、子どもの頃は身体に悪いと食べさせてもらえなかったことでしょう。ところがそれは、どうやら事実と違うようなんです。
チョコレートは主成分カカオマスに、カカオマス・ポリフェノールが含まれています。このポリフェノールが、実は大変身体にいい役目を果たすといわれています。
さて、それは、何故なのでしょうか?



貧血防止、血中コレステロールの抑制を促します。


ポリフェノールは、活性酸素の障害を防ぐといわれています。これは、ガン、動脈硬化、アルツハイマー、糖尿病の合併症にいい働きをするのです。このポリフェノールは、赤ワインやお茶などにも含まれていますが、チョコレートの量にはかないません。
また普通、砂糖をグルカンに変えてミュータンス菌が活動し、その粘りが歯垢になって虫歯になるところを、カカオマスに含まれるセプス(cepws)が歯垢になるのを強力に抑え、虫歯になるのを防いでいます。

チョコレートに多く含まれる食物繊維の働き

  大腸ガンを予防します。
食物繊維が多く含まれているということは、カルシウムの吸収を助けます。チョコレートに含まれる食物繊維は、さつまいもの2倍以上。なんとコンニャクよりも多いのです。また疲労回復、精神の安定を促進します。
チョコレートのカロリーは、チョコレート50グラムに対して、平均270キロカロリー程。これは、製品によって違いはありますが、やはりカロリーは高いのは確か。
しかしこれは、カカオバターが胃のなかで滞留し、長時間満腹感が持続するため、お腹がすきにくいとも云えます。また肥満の原因になる脂肪は、酵素リパーゼが分解されて体内に吸収されますが、カカオマスはリパーゼによる分解を抑制し、脂肪を吸収しにくくします。
またこれによって、長い時間血糖値が持続し、安定したエネルギーが補給されているのです。

チョコレートは、カカオマス・ポリフェノールやセプスなどのお陰で、意外や意外、健康を助ける縁の下の力持ち的存
在であることがわかりました。
訳のわからない添加物の多く含まれたお菓子を子どもに与えるよりも、チョコレートのほうがいいのではないでしょう
か?
そうは言っても、何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」ですけどね。。。


(c) copyright "elfin1997-2005" all right reserved.