No.388 杓子山1598m(道志山塊) 美しく見える角度からの富士山展望! |
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品川駅東口7:35-《高速バス》-9:47富士山駅-《タクシー15分》-不動湯~大榷首峠~杓子山~(明見尾根→Zルート)~不動湯(入浴)-《タクシー》-富士山駅-《高速バス》-品川駅 【歩行時間: 4時間】 → 地理院地図(電子国土Web)の該当ページへ 反対コース(時計回り)も紹介しています。
杓子山① 令和元年(2019年)10月28日(月) とはいうものの、杓子山の山頂では若い女性の二人連れをお誘いして、コンロで入れた紅茶を一緒に飲みながら、山のよもやま話などをしたりして楽しい時間を過ごしました。若い人たちと話をしていると、こちらまで若返ってくる気がするから不思議です。 杓子山は富士山近辺では比較的に標高が高い(1598m)こともあり、その山稜などでは装い始めた森の姿も満喫できました。ガマズミが赤い実をたわわにつけ、道沿いのあちこちにはトリカブトやリンドウがきれいに咲いていました。季節の移ろいが遅れている今年の季候です。10月も下旬のこの日に、アウトドアでは初めて(しみじみと)秋だなぁと感じた次第です。 特に杓子山からの下山路(明見尾根)のミズナラやカエデ類などの自然林の姿がとてもよかったです。凡そ1400m以上の山稜にはブナも見受けられ、比較的によい状態で自然が保たれていると感じました。 今回の杓子山登山コースについては、大榷首峠(おおざすとうげ)から山頂までと山頂からの下り(明見尾根の上部)が何れも急勾配で、要所にはトラロープなどが張ってありますが、けっこうきつかったです。それはそれで(急坂は)それなりに面白かったのですが・・・、不動湯から大榷首峠までの長い林道歩きがややダルで、それがスポイルされる点だと思いました。なお、明見(あすみ)尾根を左へ(南へ)外れて不動湯方面へ下る短い区間を「Zルート」と呼んでいるようですが、これは大きくジグザグした道型に由来したものでしょうか。面白いネーミングですね。 とにかくこの山域(富士山周辺の山)は、富士山が見えないと大減点になってしまいます。富士山の見えない杓子山なんて、横綱が休場している大相撲みたいなものだと思うのです。 登山やハイキングには(特に展望に関しては)お天気が大きく作用します。ここのところ天気運に見放されているような私達夫婦です。少しめげています。(^^;) * 登山道で小休止した時の私のメモです。 大榷首峠上部の山稜にて: ミズナラ、カラマツ(もともとは植林したもの)、カエデ類(オオイタヤメイゲツなど)、シデ類(アカシデやクマシデなど)、カシワ、ガマズミ(実)、アブラチャン・・・などは紅葉にはちと早い。ダンコウバイはほどよい黄葉。林床の主はミヤコザサ。シジュウカラが忙しそうに樹間を飛び回っている。 明見尾根(標高約1300mの地点)にて: ミズナラ、アカマツ、ヤマザクラ、ヤマハンノキ、ナツツバキ、カエデ類(ウリハダカエデやウリカエデなど)、ダンコウバイ、ツツジ類、など。所々の展望箇所(富士山のビューポイント)からは雲ばっかりが見えている。ザンネ~ン。 佐知子の歌日記より 車窓より五分おろがみそののちは雲に隠れておわす富士山 No.148「鹿留山から杓子山」: 平成15年(2003年)1月の山旅日記です。
杓子山② 令和元年(2019年)12月5日(木) ハイキング同好会(山歩会)の今年最後の定例山行で、富士山展望の名所・杓子山に登りました。12月2日の予定が雨天順延で5日になったものですが、おかげさまで絶好のお天気で…富士山が形よく見えるという角度の…北東側からの大きな富士山をたっぷりと観賞することができました。私的には、これで前回のリベンジを果たすこともできました。 心配していた残雪の影響は殆どなくて、一応軽アイゼンはザックに入れておいたのですが必要ありませんでした。山頂などはドロドロでしたが…。 ルートの不動湯からの周回コースについて、今回は時計回りで明見尾根から上って大榷首峠(おおざすとうげ)経由で林道を下りました。この長い林道歩きを下りに使ったのが大正解で、楽しくお喋りしながら全員一丸となって不動湯に“着地”できました。 不動湯…今回も感じましたが、けっこういい風呂です。今はもう、穴場的な存在かも…。 佐知子の歌日記より 晴天に富士を眺める特等席 杓子山にておにぎりを食う 不動湯については「鹿留山から杓子山」の項を参照してみてください。 不動湯のホームページ |