「私達の山旅日記」のホームへ

No.490 六国峠ハイキングコース
令和7年(2025年)3月10日(月) 快晴

六国峠ハイキングコースの略図
横浜市水道局・能見台高区配水槽
コースの途中にある給水塔
横浜市水道局の配水槽


休み休み…照葉樹林を散歩

京浜急行線・金沢文庫駅~六国峠入口~能見堂跡~給水塔~金沢自然公園~夏山坂上バス停-《バス10分》-金沢文庫駅 【歩行時間: 約2時間】
 → 地理院地図の該当ページ(能見堂跡)へ


 何時ものメンバー(夫婦)で、六国峠ハイキングコース(の東側半分)を歩いてきました。半日軽ハイキング…というか、ちょっと強めの散歩(ゆる山歩き)、といったところです。“心地よい樹林歩きを交えて”…半日をのんびりと過ごすことができたのが何よりです。コース上の殆どが(予想以上の)照葉樹の天然林だったことも、嬉しい誤算でした。
 今回の下山地は金沢自然公園でしたが、その公園内の金沢動物園やカフェなどは月曜の定休日で…下調べがいい加減だったせいで…目がテン・額にタテ線でした。で、金沢動物園近くの夏山坂上バス停からバスに乗って約10分、金沢文庫駅からいそいそと帰路に就きました。

* 参考にしたガイドブックは「またまたゆるゆる山歩き・西野淑子著(東京新聞)」です。

* 六国峠ハイキングコースとは、神奈川県横浜市金沢区の(京浜急行線の)金沢文庫駅付近から能見堂緑地、金沢自然公園を通り、横浜市栄区や鎌倉市との境に位置する天園(鎌倉アルプスの目抜きです)を経て、鎌倉まで続くハイキングコースです。今回私達が歩いたのはその東側の半分で、ちょっと歩き足りないボリュームですが、歴史を感じさせる素敵なトレイルでした。
 なお、六国峠の名の由来については、伊豆、相模、武蔵、安房、上総、下総の六ヵ国を眺望できたことから、ということだそうです。天園=六国峠、としているガイドブックなどもありますが、六国峠とは、多分、この辺りの山稜の総称(六国峠=六国峠ハイキングコースなど)であるような気がしています。…つまり「六国峠」の正しい(点としての)位置については、はっきりとした定説が無いようなのです…。
 外部サイトへリンク 六国峠の道: 横浜金沢観光協会のサイトです。



ここから遊歩道です
①09:15 六国峠ハイキングコースの入口
けっこう自然です
②9:20 木漏れ日の差す遊歩道
句碑や歌碑などもあります
③9:30 能見堂跡にて
横横道路の真上を通ります
④10:30 横浜横須賀道路を見下ろす
●能見堂跡の広場には享和3年(1803年)に建てられた「金沢八景根元地」の石碑や一方句碑などがあります。かつて、能見堂の辺りから眺めた景色(つまり金沢八景)が素晴らしかったそうです。安藤(歌川)広重らがこれを題材に描いた浮世絵が今に残っています。
誰もいません・・・
⑤11:30 ひっそりとした金沢動物園
この日は休園日で・・・
釜利谷の街並みが見えます
⑥11:45 菜の花満開の金沢公園
●六国峠ハイキングコースにはベンチのある広場が多くて、休憩所には事欠きません。樹林に囲まれている箇所が多いのもとても良いと思いました。とはいえ、その分の展望がスポイルされているのはチト残念かも。
* 本コース上で観察のできた主な樹種: アカガシ、アラカシ、スダジイ、タブノキ、マテバシイ、モチノキ、ヤブツバキ(花)、ヤブニッケイ、アオキ、ヤツデ、ツツジ類、ヤマザクラ、シデ類、ヤシャブシ、など

●本コースと鎌倉アルプス(天園コース)や氷取沢市民の森などを繋げて歩くと、もっと充実したハイキング(ゆる山歩き)になるかもしれません。

今回は立ち寄り温泉入浴なしで、帰路の横浜駅で途中下車してジョイナス地下の「ライオン」でジャーマンポテトなどを食しながら、私は特大ジョッキ、妻は小ジョッキを、ぐびぐびと飲みました。

釜利谷の街並みの奥に二子山が・・・
コースの南面(三浦アルプス方面)を望む
↑釜利谷の街並みの奥に二子山が・・・

能見堂跡の広場にて
ヤブツバキの花の下で小休止
能見堂跡の広場にて

 佐知子の歌日記より
 二人して金沢文庫の森あるく 緑の風がさやさやとゆく