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No.7 波勝崎遊歩道(西伊豆)
平成6年(1994年)12月3日〜4日 晴れ


潮風に吹かれて日だまりハイキング

伊豆急下田駅-《バス50分》-松崎温泉(泊)-《バス25分》-雲見〜(波勝崎遊歩道)〜波勝崎-《バス20分》-伊豆急下田駅 【歩行時間: 第2日目=2時間30分】
 → 地理院地図(電子国土Web)の該当ページへ


波勝崎苑:入苑料大人一人500円
静かなトレイルの終点は
猿のいる波勝崎…
松崎温泉「山光荘」
山光荘
 前日(12/3)は、仏の小道散策コースなど、史跡と温泉の町・松崎を散策。コテと漆喰の芸術家、伊豆の長八の作品を集めた「長八美術館」が特に印象に残った。
 当日(12/4)は、松崎から雲見まではバスを利用。海食洞(千貫門)のある雲見から伊豆西南海岸を南進し、猿のいる波勝崎(大久保浜)までの4.6Kmを、海と岬と木々を眺めながらアップダウンする。ピークは標高約430メートル。駿河湾の彼方には富士山が見えた。途中誰にも出会わず。静かな軽ハイキングだった。
 伊豆の海岸線には其処彼処に遊歩道が整備されていて、ハイキングにはこと欠かない。

* 高通山遊歩道: 波勝崎遊歩道(波勝崎歩道)のほぼ中間地点の東側に、高通山(たかとおりやま・519m)という、ちょっと気になる山があります。私達夫婦が当地を訪れた後に、地元の「雲見地域おこしの会」がその高通山山頂への遊歩道を開いたそうです。波勝崎遊歩道上にある分岐から往復約1時間の歩程で、山頂からの展望はすこぶる良いとのことです。本コースの魅力がパワーアップしたようです。[後日追記]

* 地質について: 「日本の山と海岸・島津光夫著」によりますと、波勝崎から雲見の浅間崎の間はデイサイトの貫入岩がつくる絶壁、とのことです。[後日追記]

松崎温泉「山光荘」: 造り酒屋の旧家、ナマコ壁の宿。予約していた「長八の間」に通された。部屋の隣が風呂場になっている。舟盛(なんと、シマアジも入っていたのだ)などの料理は新鮮でとても美味しかった。重厚な落ちついたたたずまいで静かに休める宿、というキャッチフレーズは頷ける。「長八の間」は百二十年前の土蔵を改築したもの。壁も襖も四方が縦長の「書」だらけの部屋。窓から顔を出せば長八が作ったとされる漆喰壁。とにかく渋い。変わった宿、ということで、思い出に残る宿になった。
 含石膏芒硝泉、岩風呂。一泊二食付き一人18,000円だった。
 外部サイトへリンク 「山光荘」のHP


* 伊豆半島の海岸線を歩いた私達の山旅日記
(東海岸)
 城ヶ崎海岸:1995年12月
(西海岸)
 波勝崎遊歩道:1994年12月(本ページ) 燈明ヶ崎遊歩道:2002年5月 南伊豆歩道:2018年1月

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