汗染みの残るTシャツどうしやう夏は終わりぬ十月七日 島根県 はじめましてと言ってみる 青空に向け小さき声にて 女三瓶・子三瓶・孫三瓶 家族のような山を抱き男三瓶はあるじのごとし 扇風機しまいて十日後設える石油ストーブや南部鉄瓶など ボージョレの味わからねど我が作る烏賊の塩辛うまいと皆言う まだ高い苺と林檎を手渡せば風邪の孫の目にっこりまるい 優勝は大関霧島おめでとうに宿の人は笑む霧島温泉 葡萄色(えびいろ)にえびの高原染められて静かに歩く二人で歩く 行きずりの聾(ろう)の少女と「話す」友 十の指にて笑顔をひき出す 契約は1015億円というドジャースへ大谷翔平日本男子ぞ 一日中キッチンまわりを掃除して夕べは湿布す年の暮れかな |
汗染みの残るTシャツどうしやう夏は終わりぬ十月七日 (10.7) 呆けゆくわが脳の重さ如何程か今日の青空まぶしいよ、もう・・・ (10.13) 荒崎シーサイドをハイキング (10.14) 道違え「ソレイユの丘」にたどり着く童と親の楽しむところ ![]() 荒崎海岸の弁天島 都留アルプス (10.20) UFOのような笠雲あらわれて富士の頂きを被いはじめる 風強く大木の葉はどこへ行くひらりひらひら流されながら 島根県への山旅 (10.23〜26) 島根県 はじめましてと言ってみる 青空に向け小さき声にて 足ならしに高瀬山へと登りたり夫と二人で笹かき分けて 女(め)三瓶・子三瓶・孫三瓶 家族のような山を抱き男三瓶はあるじのごとし 暗闇に手掘りの洞(ほら)の背は低く石見銀山の宝は人か 巨大なる注連縄をはる社なり出雲の神に祈る平安 日御碕(ひのみさき)の灯台に昇り眺めたる海の向こうに島影は無し ![]() 男三瓶山(左)と女三瓶山(右) 朝五時の日本茶うまし目覚めよと口から喉へ香りひたひた (11.3) 東北の血筋なれどもムコ殿は阪神ファンなり祝日本一 (11.5) 扇風機しまいて十日後設える石油ストーブや南部鉄瓶など (11.12) 木枯らしの一号かもねと言いながら昼の蒲田をふらふら歩く (11.13) ボージョレの味わからねど我が作る烏賊の塩辛うまいと皆言う (11.16) まだ高い苺と林檎を手渡せば風邪の孫の目にっこりまるい (11.17) 九州南東部・4日間の山旅 (11.26〜29) 優勝は大関霧島おめでとうに宿の人は笑む霧島温泉 (11.26) 葡萄色(えびいろ)にえびの高原染められて静かに歩く二人で歩く (11.26) くねくねと車道は曲がる目が回る吊り橋揺れる両足すくむ (11.27) 駐車場夕方五台の翌朝は五十台なり格安ホテル (11.27) 歩きづらい林道なれど岩をうつ清き水流を幾たびも眺む (11.28) 左膝かばいつつ着く尾鈴山木々のすきまにちらり山並み (11.28) 一時代前のハネムーンロードかなヤシの並木と青島の宿 (11.28) これは何?巨岩奇岩を見上げたり双石山は不思議なオブジェ (11.29) ![]() えびの展望台から韓国岳を望む 麦茶用大きなやかんに穴があき底の二ミリを繕う夫よ (12.3) 歌会の日すっかり忘れカレー煮る友の電話にあわてふためく (12.5) 行きずりの聾(ろう)の少女と「話す」友 十の指にて笑顔をひきだす (12.8) 契約は1015億円というドジャースへ大谷翔平日本男子ぞ (12.10) 一日中キッチンまわりを掃除して夕べは湿布す年の暮れかな (12.13) うつらないと言われていても不気味に赤い夫の帯状疱疹 (12.16) 声細く動くと痛いと言う夫の疱疹あれど欠かさぬ晩酌 (12.18) 晩餐のあまたの皿を片す夫五十年目のはじめての家事 (12.22) |
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