しっとりと佇む雨の竹寺
西武池袋線飯能駅-《バス40分》-中沢〜竹寺〜小殿-《バス5分》-名栗川橋〜名栗温泉(泊)〜名栗湖〜河又-《バス45分》-飯能駅 【歩行時間:
第1日=1時間50分(第2日=1時間10分)】
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閑静で落ち着きのある良い処…。雨の竹寺は静かにしっとりとたたずんでいる。
傘を差しながら鐘楼堂に登ってから、八幡坂を小殿(こどの)へ下っているときのことだった。冷たい雨は相変わらず降っているのに、不思議なことに一瞬霧が晴れて、雨ともモヤとも云えぬような白い筋が、名栗の谷のあちこちの山間を這い上がっていく光景を見た。何とも幻想的な、美しい景色だった。
この日は名栗温泉に宿をとった。
夜のうちに雨が雪に変わったようだ。
翌朝、宿の窓から見下ろすと、家々の屋根や小道などがうっすらと雪化粧…。モノクロームの美しい景色を、暫くの間、眺めていた。
予定していた棒ノ折山登山は中止して、アスファルトの道を傘をさして名栗湖まで歩いてみた。茶店など、流石に閑散としていた。
何時の間にか、雪はみぞれに変わっていた。

鳥居の茅ノ輪
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* 竹寺(医王山薬寿院八王寺): 埼玉県奥武蔵自然公園内、標高490mに位置する。竹林に囲まれた閑静な天台宗の山寺。山岳信仰の道場(霊場)として千年余の歴史を有する、とのこと。明治元年の神仏分離令を逃れ、神仏習合の姿を今に残す東日本唯一の珍しい寺。檀家がないので葬式を出さない、というのも変わっている。武蔵野三十三観音霊場(平成14年は開創60周年)の結願寺でもある。
「奥武蔵俳句寺」としても有名とかで、住職の話しを聞きながらの精進料理(要予約)といい、ユニークなお寺ではある。本殿手前の鳥居に設けられた大きな「茅ノ輪(写真右)」や参道にある竹製の鳥居が面白い。
* 本殿(牛頭天王本宮)は、この4年後(平成11年2月6日)に焼失。平成15年に再建されました。[後日追記] |
名栗温泉「大松閣」: 名栗川の支流沿い、棒ノ折山の東に位置する。5階建ての最上階が牽牛・織姫の大浴場と露天風呂。玄関右手には檜風呂。放射能泉(ラジウム鉱泉)。入口に若山牧水の歌碑があった。
「大松閣」のHP

雨の竹寺(瑠璃殿)
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小雨に煙る小殿
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その後の 竹寺
☆ 仕事仲間の若人たちと: 平成16年(2004年)12月11日 
☆ テルテル会の忘年会で: 平成18年(2006年)11月18日 

紅葉が絶好調!
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竹林を歩く
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* 何れもとても楽しいグループハイキングでした。
下山後は小殿から飯能行きのバスを途中下車して名栗温泉「さわらびの湯」に立ち寄りました。
「さわらびの湯」については「伊豆ヶ岳」の項を参照してみてください。 |

再建後の本尊(牛頭天王)
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竹寺の精進料理
@4,000円コースです
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伊豆ヶ岳: H14年2月、伊豆ヶ岳から竹寺を経由して小殿へ下ったときの記録です。
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