No.297 塩水橋から 丹沢山1567m 平成24年(2012年)4月15日 |
||||||||
《マイカー利用》 東名高速・厚木I.C-《宮ヶ瀬湖経由:約60分》-塩水橋ゲート〜瀬戸橋〜(塩水林道)〜堂平登山口〜堂平〜天王寺尾根〜丹沢山〜堂平分岐〜(天王寺尾根)〜本谷林道出合(下山口)〜(本谷林道)〜塩水橋ゲート-《札掛・ヤビツ峠経由:約50分》-鶴巻温泉「弘法の湯」(入浴)… 【歩行時間:
6時間30分】 |
まず長い林道歩き キブシの花穂 |
*** コラム ***
一方ブナ林は、保水力の大きい緩傾斜で土壌が厚く堆積していてるような場所で、なおかつ雪国のような冬の乾燥が防げる状況下に成立しやすいと云われています。冬にそれほど雪の積もらない(ギリギリの気候帯における)丹沢山地のブナ林が、現在も(細々と)存続している理由の主なものは、地形や土壌がブナ好みで、霧が発生しやすいといった保水効果も作用しているものと思われます。 「植生の変化については、緯度や経度の違いによる水平分布や高度差による垂直分布もあるけれど、植物の生き残りは、地形や地質(土壌)による影響のほうが顕著なんだよ、じっさいは」 という私の説明に、いつもは植物に無関心なT君が、沢筋のサワグルミを眺めながら、「そうだねぇ、ほんとうにその通りなんだねぇ、きっちりと棲み分けしている植物ってすごいねぇ」 としきりに感心していました。一応は森林インストラクターな私は、そんなとき(=説明したことを理解してもらったとき)がとても仕合せです。 * 丹沢のブナについては「No.194-1冬の鍋割山」のコラム欄も参照してみてください。 |
天王寺尾根に出る 丹沢山の山頂に到着 アイゼンは不要 山頂で記念写真 モミの大木 |
天王寺尾根からの展望(北〜東面): 左奥は丹沢三ッ峰・右奥は丹沢大山 |
|
丹沢山へ向かう |
下山開始! |