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No.311 湯の沢峠から大蔵高丸ハマイバ丸
〜草原に遊ぶ〜


INDEX
@ちいさな孫たちと、湯の沢峠から往復登山 H25/8/22
A山の仲間達と、「やまと天目山温泉」へ下山 H29/5/20
→ 地理院地図(電子国土Web)の該当ページへ


略図
前方は大蔵高丸
湯の沢峠のお花畑
昨秋、新設されたようです
真新しいシカ除けの柵
ホットココアを飲みました
ハマイバ丸の山頂にて
ヨツバヒヨドリはアサギマダラの代表的な吸蜜植物
ヨツバヒヨドリとアサギマダラ

No.311-1 湯の沢峠から大蔵高丸とハマイバ丸
@ちいさな孫たちと、湯の沢峠から往復登山
平成25年8月22日 曇り時々晴れ
雲の中を歩いているんだよ〜

《マイカー利用》 中央自動車道・勝沼I.C-《車35分》-湯ノ沢峠〜大蔵高丸1781m〜ハマイバ丸1752m(往復)…湯ノ沢峠-《車20分》-やまと天目山温泉(入浴)-《車15分》-勝沼I.C 【歩行時間: 2時間10分】

  孫たち(お姉ちゃんとボク)と、私達夫婦との4人のメンバーで、南小金沢連嶺(南大菩薩)の一角を歩いてきました。 今迄に登った山の最高峰は標高599mの高尾山とのことで、孫たちにとっては生まれて初めての1000m超の山。 大冒険です。
  林道焼山沢真木線の終点・標高約1650mの湯ノ沢峠の駐車場に車を置き、ストレッチ体操を十分に行ってから、歩き出したのは10時頃。 孫たちはちょっと緊張した面持ちです。 山道を歩きだすと、まずオオカメノキの赤い実が目につきました。
  ススキが目立つお花畑の草原や、ミズナラやダケカンバやハウチワカエデなどの明るい樹林帯(林床はスズタケ)を交互に歩く、なだらかでいい感じの尾根歩きです。 キオン、タチフウロ、コウリンカ、マルバダケブキ、アザミの類など、まだたくさん咲いていましたが、孫たちにとっては花はまったく興味の対象ではありません。 ヒョウモンチョウやアサギマダラやジャノメチョウやアゲハやアキアカネなどがけっこう飛んでいたので、ボクのほうは喜んでいたようですが、虫の苦手なお姉ちゃんにとっては試練の稜線歩きです。
  そんな孫たちの顔色を窺いながら、20〜30分歩いては小休止の、安全・安心登山に徹します。 小じんまりとした(感じのよい)大蔵高丸1781mの山頂からは、南西の方向に甲府盆地を見下ろすことができましたが、見えるはずの富士山や南アルプスは雲の中で、それがちょっと残念です。 しかも、大蔵高丸を過ぎたころから徐々にガスっぽくなってしまいました。 でも、「雲の中を歩いているんだよ〜」 と説明したら、お姉ちゃんもボクも不思議そうに頷いて、目を輝かせていました。 野山を歩くと、子供にとっては何もかにもが新鮮で驚きです。
  今回の目的地・3等三角点のあるハマイバ丸(破魔射場丸1752m)の山頂で大休止のとき、コンロを使って本格的なココアを作りましたが、それは概ね好評でした。 緊張気味の表情も大分和らいだようです。 孫たちが大人になったとき、せめてこのココアの味だけでも憶えておいてくれたらいいな、とそのとき思いました。
  来た道を辿った復路、ヨツバヒヨドリ(キク科)の小群落があった地点で、アサギマダラ(渡りをすることで有名なタテハチョウの1種)が20匹ぐらい群れをなして飛んでいる光景に出っ食わしました。 これは壮観でした。 写真を撮ったりして暫く観察していたら、そのうち殆どが何処かへ飛んで行ってしまいましたが、(虫の嫌いなお姉ちゃんを除いては)感動の数分間でした。
  笑顔で湯ノ沢峠に戻りついたのは午後1時半頃。 結果的にはとても順調な往復登山で、孫たちはよくがんばりました。
  帰路には、麓にある「やまと天目山温泉」に立ち寄りました。 入浴後、アイスクリームを食べてから表へ出たとき、そよ風に短い髪をなびかせて、小学1年生のボクが 「あぁ、いいきもち〜」 と大人びた言い方をしたので、妻も私も大笑いでした。

* 大蔵高丸のお花畑(草原)で見ることのできた花: キオン、タチフウロ、コウリンカ、ヤハズハハコ(ヤマハハコ?)、アザミの類(タムラソウなど)、ヤマ(ヒメ?)トラノオ、ヨツバヒヨドリ(アサギマダラの大群)、マルバダケブキ、マツムシソウ(少し)、シシウド、ワレモコウ(少し)、トモエシオガマ、シモツケソウ(終わりかけ)、ノコギリソウ、ツリガネニンジン、ウメバチソウ(少し)、ウスユキソウ(終わりかけ)、ヤマホタルブクロ、ヤマオダマキ(少し)、野菊の類(ゴマナ?)、シナノオトギリ(少し)、など

  佐知子の歌日記より
  口々に疲れを連発する孫ら足どり軽く登っているのに
  頂上にだれもいないと驚いて高尾山との違いを云う孫
  二千キロ小さな翅で飛行する浅黄斑の美の底力
  虫好かぬ孫の視線は景色より弁当よりもアリンコ・ハムシ
  十歳の孫と美肌の湯につかり しっとりしたねと腕をみせあう
  湯上りに「ああいい気持ち」と云いながら空を見上げる六歳男子


湯の沢峠のお花畑を往く
お花畑の山稜を進む(バックは黒岳)
お姉ちゃんが虫を怖がっています
大蔵高丸の山頂にて
草原に咲いていた花
梅鉢草:ニシキギ科の多年草
ウメバチソウ
紅輪花:キク科の多年草
コウリンカ
立風露:フウロソウ科の多年草
タチフウロ
鋸草:キク科の多年草
ノコギリソウ
南大菩薩に咲いていた花・写真集 大きな写真でご覧ください。




この右側に雪帽子の南アルプスが・・・
大蔵高丸から富士山を望む
下界は真夏日かも・・・
ハマイバ丸の山頂にて
別名:フジザクラ
山稜に咲いていたマメザクラ
No.311-2 湯の沢峠から大蔵高丸とハマイバ丸
A山の仲間達と、「やまと天目山温泉」へ下山
平成29年5月20日 快晴
みんなで歩けば怖くない!

JR中央本線・甲斐大和駅-《タクシー約30分》-湯ノ沢峠〜大蔵高丸1781m〜ハマイバ丸1752m〜天下石〜米背負峠〜(米背負沢→大蔵沢林道)〜やまと天目山温泉(入浴)-《市民バス12分》-甲斐大和駅 【歩行時間: 4時間30分】

  山の仲間たち山歩会をお誘いして、南小金沢連嶺(南大菩薩)の一角を歩いてきました。

* お天気が絶好調で、たおやかな山稜からは富士山や南アルプスがよく見えていました。 5月の山岳展望としては超Good!です。

真夏には百花繚乱の山稜なのですが、まだ木々が芽吹いたばかりで、目立って咲いていた花は案外と少なかったです。 草本ではワチガイソウ、ミツバツチグリ、フデリンドウなどの小さな花、木の花では(まだ)マメザクラが見ごろ、といったところでした。 新緑の米背負沢ではオオカメノキの白い花があちこちで満開で、これはちょっと壮観でした。

* 米背負峠からの下山路(米背負沢)の新緑が、予想通りに素晴らしく、身体中が鮮やかな緑色に染まってしまうのではないか、といったステキな白日夢を垣間見た気がしました。

* 長い(下山路の)林道歩きについて、昨年の8月に単独で歩いたとき→ No.348 大谷ヶ丸はとても長く感じましたが、みんなと歩くと短く感じてしまうから不思議です。 …169mあるという真っ暗で長くてとても怖かった…例のトンネル(大蔵隧道)も、はしゃいで楽しく歩けました。

* 湯ノ沢峠を10時10分頃に歩き始め、「やまと天目山温泉」に“下山”したのは15時20分頃でした。 まったりと入浴してから市民バスに乗り甲斐大和駅で下車。 駅前の食事処「雅」で打ち上げて、絶品の鹿の刺身に舌鼓。 猪肉の入ったほうとうも美味しくいただきました。 料金などとても良心的で量もたっぷりで大満足。 もちろん、冷えたビールや笹一酒造のお酒や美味しいワインなども、たくさんの飲みました。 …ちょっと飲み過ぎましたが…。(^^ゞ

  佐知子の歌日記より
 タクシーを使い標高を稼ぎおり 大名登山の我が「山歩会」
 「こんな緑があるんだね」と驚く 山並すべて新緑に染まる
 山のなか 大人しくいた仲間らは下山のビールをいっきに飲みほす


やまと天目山温泉 やまと天目山温泉: 平成6年にオープンしたという甲州市の日帰り温泉施設。 標高1000m弱、大菩薩方面の山行後に立ち寄るにはうってつけの位置にあります。 勝沼I.Cまでは車で約15分。 JR甲斐大和駅からのバスだと10分。 交通的にも好位置です。 泉質はアルカリ性単純泉(低張性アルカリ性低音温泉)。 PHが10.3という高アルカリ性のお湯は、例のヌルヌル感のある肌ざわり。 湯量たっぷりで、加熱、循環掛け流し。 露天も内湯も適度な広さでのんびりできます。 前回のとき、小さな子供も「きもちいぃ〜」と云ったのですから、この温泉施設は“折り紙つき”です。
 * 今回(H29年5月20日)は、土曜日だったこともありとても混んでいました。 流石にこのときは、浴室はやっぱり少し狭い、と感じました。
 外部サイトへリンク 「やまと天目山温泉」のホームページ

  南大菩薩に咲いていた花・写真集 大きな写真でご覧ください。
  No.288「北小金沢連嶺」 平成23年7月に同山域を歩きました。そのときの山行記録です。
  No.348「大谷ヶ丸」 平成28年8月にも、「やまと天目山温泉」に立ち寄りました。(後日追記)

ハマイバ丸の南稜にて
満開のマメザクラ
輪違草:ナデシコ科の多年草
ワチガイソウの小さな花
米背負沢にて
オオカメノキ(ムシカリ)の花
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