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翻訳者注釈:結合(Link)された用語は,この規格によって定義された術語を示す[ただし,部分試行]。


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(a)(#1...#4)
(i)(#5...#8)
(u)(なし)
(e)(#9...#22)
(o)(#23...#28)
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"あ"から始まる用語の案内

(1)ISO所有者識別子(ISO owner identifier)
(2)ISO文記述(ISO text description)
(3)あいまいな内容モデル(ambiguious content model)
(4)暗黙連結(処理定義)(implicit link)
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(1) ISO所有者識別子(ISO owner identifier)
ISO出版番号又は文字集合登録番号によって構成する 所有者識別子。 ISO出版物を識別する所有者識別子,ISO出版物によって割 り当てられる所有者識別子又はISO登録文字集合を識別 する所有者識別子
(2) ISO文記述(ISO text description)
ISO出版文書名の部番号の表示を除く最後の要素に よって構成する公開文記述ISO出版物を識別する文識別子
(3)あいまいな内容モデル(ambiguous content model)
文書実現値に現れる要素・文字列が先読みなしには, 二つ以上の素内容字句と見なし得るような内容モデル
備考 SGMLではあいまいな内容モデルを禁止している。
(4)暗黙連結(処理定義)[implicit link (process definition)]
結果要素型及びそれらの属性が応用によって暗黙的に 定まる連結(処理定義)。 ただし,連結属性値の集合は,複数個指定することができる。
"い"の用語の案内 (5)一意な識別子(unique identifier) (6)一般区切り子(機能)(general delimiter) (7)一般実体(general entity) (8)一般実体参照(general entity reference) あ行の案内へ戻る。
(5) 一意な識別子(unique identifier)
要素を一意に識別する名前
(6)一般区切り子(機能)[general delimiter (role)]
短縮参照ではない区切り子(機能)。
(7) 一般実体(general entity)
要素内容又は属性値表記から参照することができる実体
(8) 一般実体参照(general entity reference)
一般実体への名前付き実体参照。
"え"の用語案内 (9)英大文字(upper-case letters) (10)英小文字(lower-case letters) (11)エスケープシーケンス(escape sequence) (12)SGML応用(SGML application) (13)SGML検定構文解析系(validating SGML parser) (14)SGML構文解析系(SGML parser) (15)SGMLシステム(SGML system) (16)SGML実体(SGML entity) (17)SGML宣言(SGML declaration) (18)SGML部分文書実体(SGML sub document entity) (19)SGML文書(SGML document) (20)SGML文書実体(SGML document entity) (21)SGML文実体(SGML text entity) (22)SGML文字(SGML character) あ行の用語の案内へ戻る。
(9) 英大文字(upper-case letters)
A~Zの26種の英大文字からなる文字種別
(10) 英小文字(lower-case letters)
a~zの26種の英小文字からなる文字種別
(11)エスケープシーケンス(escape sequence)
最初の文字がエスケープ(ESC)である制御シーケンス
(12) SGML応用(SGML application)
SGMLを文書処理システムに適用する規則。 SGML表現のマーク構成要素の形式指定を含み,意味定義, 応用規則及び処理の非SGML定義を含んでもよい。

備考

  1. 通常,SGML応用の形式指定は,文書型定義,データ内容記法 及び実体集合を含み,具象構文又は容量集合を含んでもよい。 応用システムが処理を定義している場合には,形式指定に 連結処理定義を含めてもよい。
  2. SGML応用の形式指定は,応用システムが処理する文書に 共通の部分となる。 それらの共通の部分は,しばしば公開文として使用可能である。
  3. 通常,形式指定は,注釈,意味,応用規則及び応用システム の処理指定を説明する文書を伴う。
  4. SGML応用は,実現から独立している。応用システム が処理を定義している場合,非SGML定義は,プログラム言語 又は文書処理言語によって実現される応用手続きを含んでもよい。
(13) SGML検定構文解析系(validating SGML parser)
報告可能マーク誤りが存在している場合(及びその場合に限り), 発見可能及び報告可能な適合SGMLシステムの構文解析系。
(14) SGML構文解析系(SGML parser)
適合SGML文書中のマークを認識するプログラム (プログラムの一部分及びプログラムの組合せを含む)。
備考 プログラム言語処理系に対応させると,SGML構文解析系SGML文書に関して,字句解析系及び構文解析系の両方の機能を 果たすことに相当する。
(15) SGMLシステム(SGML system)
SGML構文解析系,実体管理系及び一つ以上のSGML応用の実現 を含むシステム若しくは利用者が,SGML応用を実現するための, SGML構文解析系及び実体管理系への使用手段を含むシステム 又はその両者を含むシステム。
(16) SGML実体(SGML entity)
この規格に従ってその文字がマーク又はデータとして 解釈される実体
備考 SGML文書実体,SGML部分文書実体及びSGML文実体の 3種類がある。
(17) SGML宣言(SGML declaration)
文字集合,具象構文,任意選択の機構及び文書のマーク に必要な容量を指定するマーク宣言
(18) SGML部分文書実体(SGML subdocument entity)
独自の文書型宣言及び連結型宣言に従うSGML実体で あって,それに先行するSGML文書実体SGML宣言に従う もの。少なくとも基本文書型宣言及び基本文書要素の開 始及び終了を含む。
(19) SGML文書(SGML document)
文字列で表現された文書であって,この規格に従って 物理的な実体構造及び論理的な要素構造に編成された文書。 その情報内容を表現するデータ文字並びにデータ構造及び そのデータの処理に必要なその他の情報を表すマーク文字 から構成される。
そのマークは少なくとも一つの文書型定義を与え,その定 義に適合する構造を実現している。
(20) SGML文書実体(SGML document entity)
SGML文書を開始するSGML実体。少なくとも,SGML宣言, 基本文書型宣言並びに基本文書要素の開始及び終了を含む。
(21) SGML文実体(SGML text entity)
SGML文書実体SGML宣言に従い,かつ,それを参照する 実体に対する文書型宣言及び連結型宣言にも従うSGML実体
(22) SGML文字(SGML character)
SGML実体の中で使用できる文字。
"お"の用語の案内 (23)応用(application) (24)応用規則(application convension) (25)応用特有情報(application specific information (26)大文字名前開始文字(upper-case name start characters (27)大文字名前文字(upper-case neme characters (28)親要素(containing element) あ行の用語の案内へ戻る
(23) 応用(application)
文書処理の応用。
(24) 応用規則(application convention)
この規格が利用者選択にしている範囲での,文書中の文を規定 する応用に特有の規則。
備考 内容規則及びマーク規則の2種類がある。
(25) 応用特有情報(application-specific information)
応用又は応用体系が必要とする情報を指定するSGML宣言引数
備考 この情報によって,応用又は応用体系を指定したり, システムがその文書を処理できるかどうかを決定したり することができる。
(26) 大文字名前開始文字(upper-case name start characters)
小文字名前開始文字に対応する大文字からなる文字種別
(27) 大文字名前文字(upper-case name characters)
小文字名前文字に対応する大文字からなる文字種別
(28) 親要素(containing element)
部分要素を含む要素
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