箱根路へ向かう若者来るまでを見知らぬ人と駅伝談議 あの白は梅かもしれぬ 公園に入れば甘く匂う白加賀 やんばるの与那覇岳(よなはだけ)は緑濃しお隣様は米軍の森 犬や獅子ゴリラの表示にそう見える奇岩珍岩大石林山(だいせきりんざん) みぞれ降る夜に娘と孫は来て ほっほほっほとおでんをつつく さくら草ちらりほらりと咲き始め プランターから私を覗く 人の世をのぞくがごとく背伸びしてさくら草咲く朝の陽のなか キャスター付きスーツケースの人ら避け羽田行きに乗るリュックの我ら いくつものクサリ・ロープに助けられ黒髪山(くろかみやま)の頂に立つ 満開の桜を見上げ雨空に「たら・れば・もしも」の呪文をかける |
長身に六ヶ月の子をひょいと抱きオムツも替えるイクメンの甥 (1.1) 寄って来るたまちゃん三歳(みっつ)に戸惑いの笑み浮かべつつ十九歳(じゅうく)の孫は (1.1) 五時からはバイトなんだと十六歳(じゅうろく)の孫はお節を頬張りて言う (1.1) 箱根路へ向かう若者来るまでを見知らぬ人と駅伝談議 (1.2) 鎌倉アルプス・天園ハイキングコース (1.11) 青空と白い富士山眺めれば痛い足など忘れる刹那 お参り後特大ジョッキ三杯のビールの夫とサブレー買う我 あの白は梅かもしれぬ 公園に入れば甘く匂う白加賀 (1.17) 沖縄・5日間の山旅 (1.22〜26) やんばるの与那覇岳(よなはだけ)は緑濃し お隣様は米軍の森 ごつごつの石の山なり嘉津宇岳(かつうだけ)滑らぬようにと踏み締める岩 犬や獅子ゴリラの表示にそう見える奇岩珍岩大石林山(だいせきりんざん) マンタのそば小魚の群れ泳ぎいる巨大水槽は平和の美ら海(ちゅらうみ) 幾万の人と石とが作りしか今帰仁城址(なきじんじょうし)はカーブを描く 雲間より虹の半分あらわれて名護山頂にはしゃいでおりぬ 番組のクルー引き連れ軽やかに吉田類さん名護岳登る 玉泉洞のなまあたたかい鍾乳洞ニキロを出れば土産物屋が ![]() ↑やんばるの森を行く・・・ みぞれ降る夜に娘と孫は来て ほっほほっほとおでんをつつく (2.10) さくら草ちらりほらりと咲き始め プランターから私を覗く (2.13) 人の世をのぞくがごとく背伸びしてさくら草咲く朝の陽のなか (2.13) 宝登山から長瀞アルプス (2.15) つややかな黄の蝋梅は宝登山(ほどさん)の頂飾る冠のごと ![]() 宝登山ロウバイ園にて 眼科にて精密検査の結果良く軽くペダルを踏んで帰りぬ (2.20) 友よりのケーキに添えてダージリンわれらの結婚記念日に来 (2.25) 洗濯機ブウーンとうなり動かない十二年目の酷使のはてに (2.26) 三浦アルプス (3.4) 若い人多く行き交う道となり三浦アルプスメジャーとなるか さいの目に鏡餅揚げ塩まぶす胸焼け忘れ次々食べる (3.5) 梅は散り桜を待てる公園に雪柳の白 二つ三つ咲く (3.5) 佐賀県への山旅 (3.13〜15) キャスター付きスーツケースの人ら避け羽田行きに乗るリュックの我ら 海と山見渡すレーダー基地の横 徒歩七分の背振山頂 唐津湾に沿いて広がる砂浜に緑の帯なす虹の松原 左足重く引きずり青螺山(せいらさん) やっと登るが景色はおぼろ いくつものクサリ・ロープに助けられ黒髪山(くろかみやま)の頂に立つ 天山の頂上稜線平らかで思わず弾むわが赤い靴 券売機に迷いておればスタッフは「シニアの方はこちらです」と言う 身分の差弥生時代はすでにあり吉野ヶ里には家の大小 ![]() 天山から下山開始! 満開の桜を見上げ雨空に「たら」「れば」「もしも」の呪文をかける (3.25) |
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