もはやメジャーだ!
標準コース(南稜縦走): 京浜急行線逗子・葉山駅-《バス5分》-風早橋-[10分]-葉山教会-[10分]-仙元山(浅間山)117m-[25分]-ソッカ(戸根山)189m-[30分]-観音塚167m-[40分]-連絡尾根の頭-[40分]-鉄塔下-[20分]-乳頭山(矢落山)211m-[15分]-田浦橋-[10分]-田浦梅林-[30分]-JR田浦駅 【歩行時間: 3時間50分】 * 森戸川林道や東稜、北稜、及び逆コースなども紹介しています。
→ 地理院地図(電子国土Web)の該当ページ(仙元山)へ
*** 前項 三浦アルプスPart6 からの続きです ***
下沢尾根の入口
田浦梅林へ下山
|
三浦アルプス-37
転寝の陽だまりハイキング
● R5年(2023年)3月4日(晴): いつものメンバーで(夫婦で)、森戸川南稜を歩いてきました。ヤマレコなどにも日々山行記録が投稿されている…もう既にメジャーとなっている三浦アルプス。土曜日ということもあり、(下沢尾根以外では)たくさんのハイカーと出遭いました。
今回のコース: 京浜急行線・逗子葉山駅8:15〜森戸川林道(大山林道)入口〜下沢尾根・下沢の馬頭観音〜観音塚167m〜連絡尾根の頭〜鉄塔下〜乳頭山211m〜田浦梅林〜14:50JR田浦駅 【歩行時間:4時間30分】
ヤブツバキの花が見ごろで、タチツボスミレも(まだ少しですが)咲いていました。
田浦梅林のウメは花の盛期を過ぎていて、散り始めていました。例年と比べて少し早いようです。とはいえ、充分に「花見」を楽しめました。
草むらに寝転んでウトウトと…つまり転寝(うたたね)を…したりした、うららかでまったりとした陽だまりハイキングでした。
佐知子の歌日記より
若い人多く行き交う道となり三浦アルプスメジャーとなるか
* 下沢尾根コースとは、森戸川林道の途中から右折して(指導標はありません)南側の斜面を登っていき、南稜のソッカ(戸根山)と観音塚の中間地点の分岐へ至る鬱蒼としたコースで、岩っぽい急勾配や泥壁などにはトラロープが張ってあります。このシブい脇道コースは、当地の登山愛好家の一部などからは「湘南アルプス」と名付けられて親しまれてきました。歩行時間は30分足らずですが、昔の三浦アルプスを彷彿とさせる、なかなか味のあるコースです。途中の藪の中に馬頭観音の小さな石像があります。
下沢尾根コースの詳細については前項(マイナーな脇道がシブい!)も参照してみてください。
風早橋の仙元山登山口
ヤブミョウガの花
|
三浦アルプス-38
けっこう疲れる・・・
● R5年(2023年)7月2日(晴): またまたいつものメンバー(夫婦)で、三浦アルプスを歩いてきました。今回は西の(相模湾側の)風早橋バス停から東の(東京湾側の)JR田浦駅までの、つまり正調・三浦アルプス縦走(南尾根縦走)です。久しぶりに歩いたフルコースで、トシのせいか…けっこう疲れました。なにしろ細かいアップダウンが多いので、累積標高差は1000m近くにも感じます。ヤマレコなどでは、同コースの累積標高差は約610mから約790mと(そのページによって)異同がありますが…。
今回のコース: 京急逗子葉山駅-《バス6分》-風早橋〜仙元山117m〜ソッカ189m〜観音塚167m〜高塚(マテバシイの並木道)〜連絡尾根の頭〜鉄塔下〜乳頭山211m〜田浦橋〜田浦梅林〜JR田浦駅…
【歩行時間:4時間20分】
今回の特筆は風早橋バス停から仙元山までの出だしのルートです。今まではぐるっと回って葉山教会経由で山頂に立っていましたが、今回は風早橋バス停の少し先(国道134号線の南側・葉山隧道の入口近く)の左手にある石階段(指導標はありません)から、鬱蒼とした照葉樹林のなかを登ってみました。この登山道は葉山教会コースの上部に合流しています。ショートカットするので、若干ですが、時間短縮になります。
梅雨の晴れ間で、意外とすっきりと富士山展望などが楽しめたのは望外の仕合せでした。オカトラノオ、ミズヒキ、ヤブミョウガ、ジャノヒゲなど、盛夏の花たちが咲き始めていました。なんと、晩夏〜初秋の花・ヤマハッカもたくさん咲いていました。
風早橋バス停を8時30分頃にスタートして、例の植生に恵まれた照葉樹林をひたすら歩き、今は誰もいない田浦梅林を抜けてJR田浦駅へ下山したのは15時30分頃でした。昨日まで降っていた雨の影響で、あちこちの山道がぬかるんでいて、滑りやすくなっていたこともあり、時間が余計にかかりました。
佐野天然温泉・湯処「のぼり雲」: 神奈川県横須賀市佐野町のシックな日帰り温泉施設で、2003年(平成15年)12月にオープンしたそうです。JR田浦駅(横須賀線)からは二つ先の衣笠駅で降りて、そこから京急バスに乗って約5分、佐野4丁目バス停で降りるとすぐ近くです。日曜日の夕方でしたが空いていて、ゆっくりとくつろげたのが嬉しかったです。地下800mから湧出とのことで、泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、弱アルカリ性(ph8.3)、加温、半循環、微かに濁ったやわらかい湯触り。各種の浴槽やサウナ、岩盤浴など多彩です。天然石の露天風呂もなかなか乙なものでした。入館料の1,200円(平日は1,100円)は高い感じですが、日帰り温泉施設の少ない三浦半島ということもあり、納得のできる高級感もあるので、まぁ、致し方のないところです。入浴後は食事処で冷えたビールをごくごく飲んで、美味しい三崎マグロの刺身なども頂いて…、今回も甘露甘露の大団円です。
帰路は、同路線バス(系統:須1)で京浜急行線の横須賀中央駅まで約8分。公共交通の便は良いと思います。
「のぼり雲」のホームページ
佐知子の歌日記より
梅雨晴れの三浦アルプス汗まみれ重い靴ゆえ苦行のごとく
仙元山から富士山方面を望む(2枚の写真を合成)
このページのトップへ↑
森戸川の源流部
林道終点〜二子山
スズメウリの実
|
三浦アルプス-39
再び二子山から阿部倉山
● R6年(2024年)10月22日(薄晴): 長かった猛暑もようやく一段落して清々しい風が吹き始めた秋晴れの日、単独で、久しぶりのコース…京急の逗子葉山駅を起点に森戸川林道〜二子山〜阿部倉山…を歩いてきました。つまり森戸川北稜の周回コースです。
森戸川林道終点から二子山への沢コースは、一時、崩落のため閉鎖されていましたが、今はもう気分良く歩けます。
今回のコース: 京浜急行線・逗子葉山駅8:50〜森戸川林道(大山林道)入口〜林道終点〜二子山(上ノ山・下ノ山208m)〜阿部倉山161m〜長柄交差点〜逗子葉山駅 【歩行時間:3時間10分】
ヤブミョウガは実をつけていて、ツリフネソウはその花期を終えかけていましたが、野ギクの類(オオユウガギクなど)やオオダイコンソウはきれいに咲いていました。今回は特に、スズメウリのまあるい実が印象的でした。
阿部倉山の山頂部(さくらテラス)からは…ちょっと霞んでいましたが…富士山展望もできました。その相模湾越しの富士山は、芸術的とも云える淡い陰影で、もうウットリです。サーモスの熱いお茶を飲むのも忘れて、随分と長い間、その場に立ち尽くしました。
そんなこんなで、心と身体がリフレッシュされた一日(半日だったかな)でした。
|