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No.120-smr 三浦アルプス(森戸川南稜)
夏編 6月〜8月


蜘蛛の巣をかきわけて…

京浜急行線:逗子・葉山駅(旧・新逗子駅)-《バス5分》-風早橋-[10分]-葉山教会-[10分]-仙元山(浅間山)117m-[55分]-観音塚-[40分]-連絡尾根の頭-[40分]-鉄塔下-[20分]-乳頭山211m-[15分]-田浦橋-[10分]-田浦梅林-[30分]-JR田浦駅 【歩行時間: 3時間50分】
 * 北側の東逗子方面へ下るコースや京急田浦駅からの逆コースなども紹介しています。
 → 地理院地図(電子国土Web)の該当ページ(仙元山)へ

三浦アルプス縦走コース略図

*** 前項 三浦アルプス(春編) からの続きです ***


234段の階段を登る
港が丘の登山口

タブ落葉の行方をずっと見ていた…
京急田浦駅〜港が丘〜乳頭山〜鉄塔下〜観音塚〜仙元山〜風早橋バス停

* H28年(2016年)6月3日(晴れ): 久しぶりの夫婦山行で、私達の里山(ホームグラウンド)・三浦アルプスを…やっぱり…歩いてきました。もやもやと迷ったときはここに限ります。昨年の10月に(港が丘の)登山口までの里道で道迷いしてしまいましたが、そのリベンジも兼ねました。→H27年10月の山行記録 下準備のおかげで今回はすんなりと、234段の階段がある登山口に辿り着きました。

 ヤマザクラの多い山域ですので、その実があちこちに落ちていて、黒く熟したのを食べるともう甘くて甘くて、ほっぺたが落ちそうです。草の花にとっては中途半端な時季ですので(ドクダミとオニタビラコ以外は)ほとんど咲いていませんでしたが、ネズミモチやマサキやテイカカズラなどの初夏の木の花が、所々にひっそりと白く咲いていました。頬を横切る風も心地よくて、マテバシイの紅い新葉が木漏れ日に反射して、花のように輝いて見えました。

 春から初夏にかけての今の時季は、カシやシイやタブなどの常緑樹にとっては(一部の葉を入れ替える)新緑と同時に落葉の季節でもあります。ときどき立ち止まっては、東の強風に流れ落ちるそれらの葉の行方を、私達はずっと見つめていました。

 いつもとは逆コース、ということだけでとても新鮮に感じてしまうから山歩きって面白いわ、と佐知子も言っていました。よくよく思い起こすと、6月の三浦アルプスは初めての経験で、それも新鮮な感じでした。
 それにしても最近、この山域でめっきりタイワンリスを見かけなくなりました…。

  佐知子の歌日記より
 蜘蛛の巣をかきわけ進む朝の道 君のうしろを離れず歩く
 山桜の黒く輝く実を食めば甘みひろがり君にほほえむ
 海風に揺れてたなびく椨
(タブノキ)の 落葉のゆくえをじっと見ており
* タブノキ: クスノキ科の常緑高木。1枚の葉の寿命は2〜3年で、毎年の春から初夏にかけてその半分近くを落葉させます。

三浦アルプス縦走のほぼ中間地点です。
観音塚のタブノキの脇を通過
新葉が赤いのは紫外線除けかも
マテバシイの新葉

鉄塔の右手前に迂回路が・・・
工事中の鉄塔下

「鉄塔下」が工事中!
風早橋〜仙元山〜観音塚〜鉄塔下〜乳頭山〜港が丘〜京急田浦駅

* R3年(2021年)7月17日(晴): 梅雨が明けてカラッと青空の土曜日、いつものメンバー(夫婦)で三浦アルプスを縦走してきました。風通しの良い緑陰で休憩すると涼しくて、汗がさぁ〜っと引いていきます。足元のあちこちにはミズヒキ、キンミズヒキ、ヤマハッカ、ヤブミョウガ、ヤマユリなどの夏の花が咲いています。
 とはいえ、飲んだ水分は約2リットル。冬の4倍です。で、結局耐暑訓練でした。
 今回知ったのですが、三浦アルプス縦走路(森戸川南稜線)の「鉄塔下」が工事中で、迂回路ができていました。鉄塔下の小空間での大休憩ができなくなっていますので、要注意です。でも、工事のために周辺の木を伐ったおかげで、広い異空間ができて、それはそれで本コース上のちょっとしたアクセントになっているかもしれません。自然保護の視点からは×だと思いますが、文明のため(電気の供給のため)には仕方がありません。
 夫婦そろって新型コロナワクチンを2回接種して、そして2週間以上が過ぎていたので、なんか、久しぶりに、とても安心な外出(アウトドア)でした。

西側の登山口付近です
三浦アルプスを縦走!
今、満開!
ヤマユリ

セルフタイマーでパチリッ!
観音塚にて

山薄荷:シソ科の多年草
ヤマハッカ
気品のある野草です(ユリ科)
ヤブラン

採石場跡はロッククライミングの練習場
鷹取山の山頂部

里歩きのアスファルトで熱中症に…
風早橋〜三浦ア縦走〜乳頭山〜田浦梅林〜JR田浦駅

* R1年(2019年)7月29日(晴れ): 山歩会の今年のメイン山行は南アルプスの北岳なのですが、その練習山行に選んだのが三浦アルプスでした。とはいえ、はっきり云って、(特にアスファルトの里歩きは)殆ど耐暑訓練でした。…まぁ、木陰へ入ると(風があったので)けっこう涼しかったのですが…。
 それでもやっぱりメンバーのT君が完全にグロッキー。多分、熱中症だったのだと思います。何時もは私の倍くらい水を飲んで汗びっしょりなのに、この日は何故かあまり汗をかいていなくて、喉も渇かないと言い、1リットルも飲んでいませんでした。それがそもそも変だったのです。
 しかし、でも、やっぱり、帰路の横浜ジョイナスの「ライオン」で打ち上げたときは大ジョッキを美味しそうに飲んでいましたが…。
 そういう訳で(メンバーの健康状態が心配で)、この日はあまり自然観察はできませんでした。ヤマハッカがちょうどその花期で、あちこちにとても目立っていたのが印象的でした。
 おかげさまで、この一週間後(8月5日〜7日)の北岳山行は、まずまず無難に(なんとか)登ることができました。

鷹取山経由で下山!
風早橋〜三浦ア縦走〜(東尾根)〜東逗子〜神武寺〜鷹取山〜京急田浦駅

* H21年(2009年)8月18日(晴れ): 暦の上ではもう秋なのですが、気象庁が定める夏は6月〜8月で、実感もまだ盛夏のこの日、家の中でグデ〜っとしているのもなんなので、単独で出かけてみました。
 午前8時40分頃に風早橋バス停で降り、少し先の交差点の角にある「葉山・ボンジュール(*)」で、ちょっと高価だけれど美味しいパンを、中食用に買ってから歩き始めます。
 仙元山から三浦アルプスを東へ縦走してから、今回は乳頭山の先で外輪山(東尾根)コースへ入り、東逗子駅方面へ進み、ついでに神武寺から鷹取山をぐるっとハイキングしてみました。京急田浦駅へ下山したのは午後3時15分頃で、けっこう歩きがいがありました。
 8月の三浦アルプスは初めての経験でしたが、殆ど森の中を歩くので案外涼しかったです。そうは云っても、飲んだ水分は約2リットルでした。冬には500CCも飲まないのに…。流石に人影はなく、尾根道の核心部はヤブっぽくなっていて、クモの巣に悩まされました。
 「マムシ注意!」とのことでしたのでずっと足元ばかり見ていて、樹木の観察をまったく忘れてしまいました。咲き始めのヤブミョウガと満開のヤブランがあちこちで群生していました。
 下山後のビールの旨かったこと。盛夏の低山ハイクも乙なものだと思いました。夏も冬も、三浦アルプスって本当にいいと思います。
 今回の特筆すべきは、東逗子駅の北側に位置する凝灰岩峰の鷹取山139mを繋げて歩いた、ということです。三浦アルプス縦走を(体力的に)物足りないと思われる方には、「→畠山→塚山公園(安針塚)」の下山コースとともに、お勧めのトレイルです。鷹取山のハイキングコースも(ボリューム的には超短小ですが)、なかなか趣きがあります。【歩行時間: 5時間30分】

* 風早橋バス停近くのモダンなパン屋さん「葉山・ボンジュール」は、残念なことに2012年2月に閉店したらしいです。ちょっと残念かも…。[後日追記]

  神武寺から鷹取山 この年の秋、改めて鷹取山ハイキングへ出掛けましたが、そのときの記録です。参照してみてください。[後日追記]

次項 三浦アルプス(秋編) へ続く



当サイトの三浦アルプス関係のページ
三浦アルプス(1): 最初に本コースを訪れた時の記録です
三浦アルプス(2): 2001年〜2004年の山行記録です
三浦アルプス(3): 2005年〜2007年の山行記録です
三浦アルプス(4): 2008年〜2012年の山行記録です
三浦アルプス(5): 2014年〜2017年の山行記録です
三浦アルプス(6): 2019年〜最新版の山行記録(本項)
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  季節別の山行記録
* 三浦アルプス(春) * 三浦アルプス(夏)→本項
* 三浦アルプス(秋) * 三浦アルプス(冬)

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