佐知子の歌日記・第十六集
佐知子の歌日記・第四十三集
令和5年4月〜6月
うっすらと白い富士見え痛み飛ぶ 腰を撫でつつ石老山頂
帽子からはみ出る白髪のご利益かラッシュアワーに席譲られて
ユーチューブ懐メロ聴いて三時間 夫と深夜のDJになる
エアコンが無用となりたる四月尽 野の花のごと風にまかせん
「ご夫婦でいいですね・・・山」と言われて膝痛こらえ笑顔を返す
青空と全大阪を見渡せる岩湧
(いわわき)山頂ホンマぜいたく
たくさんの墓や大杉ならびいて高野山には神秘のそよそよ
靴擦れは赤く腫れたり行道山 おニューの靴に試されており
水芭蕉盛りは過ぎてもすくと立ち 白き苞抱く大き緑葉
増えること嬉しくないが仕方ない四冊目なりお薬手帳

となり家の白く見慣れぬチューリップ五人寄り来て路地の花談議 (4.1)

 石老山登山
(4.5)
うっすらと白い富士見え痛み飛ぶ 腰を撫でつつ石老山頂

「大」二つ筍茹でて煮付ければ大鍋の底見える翌日 (4.14)

 
竹寺から子ノ権現 (4.18)
帽子からはみ出る白髪のご利益かラッシュアワーに席譲られて
竹寺の筍づくしの昼食にわが味付けとの違いたのしむ

日曜の蒲田駅ビルふくらみぬ回転寿司に待つ二十人 (4.23)

ユーチューブ懐メロ聴いて三時間 夫と深夜のDJになる (4.25)

エアコンが無用となりたる四月尽 野の花のごと風にまかせん (4.30)

白ワインボトル半分飲みほして夫は残りで鶏肉煮込む (4.30)

 
高柄山登山 (5.3)
「ご夫婦でいいですね・・・山」と言われて膝痛こらえ笑顔を返す
混雑の高尾温泉諦めて勝手知ったる我が家の風呂へ

ピンクのふち赤い小花のカーネーション鉢をいだきて夕べ娘
(こ)が来た (5.12)

一キロの挽肉練りた肉団子 孫ら競いて食べつくすなり (5.12)

 
大阪への山旅(岩涌山) (5.14〜16)
はじめての大阪の地に足を置くエスカレーター右側に倣う
人ごみの大阪城の天守閣 八階までを階段でゆく
萬屋にあんパンジャムパン購
(あがな)いて明日の登山の中食とする
米飯は七百円の別料金あわてて喰らう膳のそうめん
青空と全大阪を見渡せる岩湧
(いわわき)山頂ホンマぜいたく
たくさんの墓や大杉ならびいて高野山には神秘のそよそよ
 岩湧山頂ホンマぜいたく
  
↑岩脇山の山頂展望所にて

二十年バアバと呼ばれているけれど十年後には大バアバかもね (5.23)

 
足利行道山ハイキング (5.31)
靴擦れは赤く腫れたり行道山
(ぎょうどうさん) おニューの靴に試されており

六月の雨をいただきあじさいは青青と咲き生き生きと咲く (6.1)

朝五時の静けさの なかすすりたる新茶の甘み苦みするする(6.8)

 
尾瀬ヶ原とアヤメ平 (6.12〜13)
旧友を交えて歩く尾瀬ヶ原 くもり日なれど弾む足並み
水芭蕉盛りは過ぎてもすくと立ち 白き苞抱く大き緑葉
アヤメ無きアヤメ平のおちこちにコイワカガミのピンクいきいき
懸命の歩みの先のごほうびに手足のばして戸倉温泉
 水芭蕉盛りは過ぎても・・・
 
↑尾瀬ヶ原を散策

増えること嬉しくないが仕方ない四冊目なりお薬手帳 (6.19)

半年も前ではあるが写真撮る成人式用振袖の孫 (6.25)

似合わないけれど今年も袖通す母買いくれしチェックのブラウス (6.28)


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