アントニオ・ヴィヴァルディ

(2004/6/14更新)

Vivaldi Profile

 Antonio Vivaldi(1678-1741)は「赤毛の司祭」のあだ名通り聖職者であるにも関わらず、 作曲家、ヴァイオリニストにしてオペラプロモーターもこなしました。 その活躍の多くの時期をヴェネツィアの女性孤児のためのピエタ音楽院で教師として働き、 大量の協奏曲を中心とした器楽曲を残しました。 またオペラ製作にも積極的で50曲を越える作品を公演しました(自称94曲)。 生前から絶大な人気を誇っていたにも関わらず、ウィーンで客死後忘れ去られましたが、 20世紀に再び脚光を浴び、現在最も有名な作曲家の一人となっています。
 しかしその膨大な作曲量が災いしてか、不当に低い評価を与える評論家が昔からいます。 最初は大バッハが影響を与えられたと認めたくない人たちが、その作品の質をおとしめるような発言をし、 その説を盲目的に信じる人たちが作品をろくに聴きもせずにその評価を繰り返しているように思えてなりません。 ヴィヴァルディの作品は聴いていて心地良いだけでなく、 その後のクラシック音楽に深い影響を与えた事項をいくつも見いだすことができます。
 今後、ここにヴィヴァルディ賛のページをゆっくりとではありますが書き貯めて行きたいと思います。


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