【アンサバック ユニット本体の取付概要】
アンサバック ユニット本体は、下図のような位置に取付けます
@の赤線は常時電源からとります。
Aの緑線と青線はドアロックモーター(アクチュエータ)と並列に取り付け、これを作動させるための信号を拾えるようにします。
Bの橙線は走行中に、アースが取れないところから分岐し、走行中はアンサバックユニットが働かないようにします。今回はPブレーキ信号スイッチから取ります。
Cの黄線に対してはAの信号を検知した場合の、正転、逆転の条件により決められたパターンでアース接続を行なう(CをBに落し込む)ことになります。
これは、ハザード点滅用リレーの黄色線に接続します。
@とAはドアロックリレーのコネクタからワンタッチカプラで分岐して取れます。
【グローブボックスの取り外し】
■クーラーカバーの取り外し(下図@)■グローブボックスの取り外し(下図A)
- グローブボックスを外すにはクーラーボックスを外す必要があります。
特にコツはいりません。
- 特にコツはいりません。
▲ @クーラーカバーの取り外し ▲ Aグローブボックスの取り外し
【ドアロックリレーを探す】
実はこれが一番大変な作業でした。
グローブボックスを開けると、そのなかにたくさんのリレーボックスがあります。
そのなかで、最も奥にある箱がそれです。
写真を撮ったのですが暗すぎて、奥過ぎて写らなかったので掲載できませんでしたが、位置は次のとおりですので探してみてください。
- グローブボックスを開けると横向きに太いパイプダクト(下図の黄色矢印)が走っている。
- 何かのリレーボックス(下図の赤で囲んだもの)がパイプダクト近辺(下図の赤色矢印の位置)に付いているが、これを外さないとドアロックリレーに手が届かないので外す。
- パイプダクトのちょうど奥にあるオレンジ色の四角い箱(前期リミテッドと一部車種の場合)がドアロックリレーです。(下の図では見えない)(※ 後期型は銀色の金属の箱らしいです)
- わからなければ、運転席のドアを開け閉めしながら(ひとりでは手が届かないでしょう)、いろいろなリレーボックスを触ってみると、振動するのでわかります。
- リレー本体を外さなくても、コネクタが外れればOK。これを何とか作業ができるところまで引っ張り出します。(無理しないように慎重に・・・)
これはドアロックリレーにアンサバックユニットを取付けた後の写真です。
【ドアロックリレーコネクターからの分岐配線】
ドアロックリレーのコネクターは図のようになっています。
このコネクターは前期リミテッドと一部車種の場合(オレンジ色のリレーボックス)です。
小さいリレーボックスの場合はコネクタの大きさは半分くらいですが、接続しなければならないコネクタ側のコードの色はまったく一緒ですので、コードの色を見て接続してください。
下表のとおりに分岐配線します。
用途 コネクタ側コード コネクタ位置 本体側コード 常時電源 白/青(※) 7 赤 作動検知 青/黒 3 青 作動検知 青/黄 6 緑 制御伝達 ハザードリレーの黄線と繋ぐ 黄 作動条件 今回はパーキングスイッチ線から分岐接続 橙 ※後期型(H8.8〜H11.7)の車のドアロックリレーは銀色で、コネクタは10ピン。常時電源のコードは前期型と同じく「白/青」とのことです。(BBさんからの情報)
※ 新型(H11.7〜)の車のドアロックリレーコネクタは形状が25ピンタイプの物で、常時電源のコードが白色とのことです。SadaTezさんがHomePageで説明してくれてます詳細はこちら
橙線はサイドブレーキカバーを外して(ビス3つ)、サイドブレーキの脇にあるスイッチから延びている先から分岐をします。
その際、橙線の長さが足りないので、配線コードで延長します。
線の取り回しを綺麗にまとめましょう。
黄色線は前のページで取付けた、ハザード用リレーの黄色線に繋いで終わりです。
▲赤のカプラを使います ▲綺麗に収まりました ワンポイント
ユニット本体は、コネクタを
抜くのに外したリレーに
両面テープで貼り付けて
しまうとよいでしょう(上図)▲Pブレーキスイッチ周辺
右カプラが今回の分岐
左カプラは以前ナビで分岐
これで完成です。
アンサバックユニット本体のフタを開けるとディップスイッチが付いていて、好きな点滅回数にセットできます。
動作確認が完璧にできたら、バラした順番に組立てます。
なぜかビスが余ってしまうんですよね〜
おしまい
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