キーレスエントリーシステムって便利ですよね。
昔の車もオプションで装着してましたが、一度使うと止められなくて、結構重宝してました。
今回のハイエースも標準で付いていたので「ラッキー」って感じでしたが、これが意外に使い難いのです。
オン/オフのボタンが同じボタンなので、遠くから操作したときに、今、開いたのか閉まったのかがわからない。
何回かガチャガチャやってるうちにわからなくなって、もう一度車に戻って確かめる、なんてこともありました。
アンサーバック(施錠/開錠がホン、ハザード、パッシング等で確認できる)は、昔はときどきドイツ車に採用されていたりして、昔は「実用的だし、かっこいいなー」と思っていたのですが、近頃は軽自動車にも採用されている始末。
後付けのアンサバック機能付キーレスエントリーなんてのも売ってたりするけど、欲しいのはアンサバック機能部分だけだし・・・
アンサーバックユニットのインターネット通販
そんなときです、本家、ハイエースファンクラブの掲示板を徘徊していたところ、あるとき、アンサーバックネタで盛り上がっているときがありました。
そのなかで、「こんなページあるよ」と紹介されていたのが、「八木澤さん」のホームページサイトでした。趣味の電子工作で、キーレスエントリー装着車に追加でつけられる、アンサーバックユニット回路の紹介がしてありました。
インターネット通販もしており、送料込みで4,400円と激安!
取付が面倒くさそうでしたが、「自分の車の事は自分でやって安くあげる」という私のポリシーに合致しており、おまけに、まさにずっと欲しかったものだったので、迷わず、即申込みました。
アンサーバックユニット到着
なかなかの人気商品で申し込んだら、一ヶ月以上かかると返事がありましたが、ほとんど毎日作っているようで、3週間弱ほどで到着。
小さなユニットながら、丁寧な作り込みに好感を持てました。
左上の小さなユニットが、ハザードを点滅させるためのリレースイッチ。右下の箱のようなユニットが、アンサーバックユニット本体です。
取扱説明書は必要最低限のことだけ書いてあったので、週末は修理書片手に格闘することになりそうです。
何とも楽しみ・・・
基本的な構造はつぎのとおりです。
@ユニット本体は、ドアロックのON/OFFを12V極性反転信号により検知
Aこの信号の検知により、ディップスイッチにより選択した発信パターンをハザードリレーに伝達。
Bハザードリレーは発信パターンをそのまま、ハザードの点燈信号としてウィンカーランプの点燈を行なう。
Cこのままだと運転中の車速感応式のキーロック(時速20Km以上でロックがかかる仕組み)に反応してしまうので、運転中にしか機能が働かないように、運転中はアース信号が取れないところを探してこれに対応。
といった内容です(詳細は「アンサバックユニット取付編」へ)
到着した週末の日曜日に早速取付けました。手順はつぎのとおり。
・ハザードリレーをハザードスイッチの裏側(スイッチコネクタから分岐配線)に取付
→このためにインストゥルメントパネルまでを外します
・アンサバックユニット本体をドアロックリレー近辺(リレーコネクタから分岐配線)に取付
→このために助手席グローブボックスまでを外します。
・Cのアース信号制御取得ケーブルは、パーキングブレーキ信号がくる線に分岐配線
→このためにはパーキングブレーキのカバーを外すくらい。
ハザードリレーまでは問題なかったのですが、アンサバックユニット本体を取付けるために、ドアロックリレーを探すのに苦労しました。修理書には正確な場所が書いていないので、ダッシュボード全部外すつもりで探すのは嫌だったので、トヨタのデーラーに出向き、メカニックの人に「ドアロックリレーってどこにありますか?」って聞きにいきました。
その人は良く知らないみたいで「オーディオか灰皿の裏辺り、なければグローブボックスの裏をみればすぐあるでしょう」と言われましたが、簡単には見つからなかった。
修理書に載っているコネクタの形状を頼りに、グローブボックスの裏にある、ほとんど全てのコネクタを抜いて確認していると、ありました。とんでもない奥に・・・車の外側からフロントパネル外したほうが、早く外れるのではという場所に・・・コネクタを抜くのでさえ一苦労しました。おまけに、リレーユニットの外観は修理書に書いてある形状とまったく違う!ふざけるなトヨタ!
最後にアース信号制御ケーブルをパーキングブレーキ信号ケーブルに接続。ところがパーキングブレーキを戻している時でも、ハザード制御されてしまう。
ユニット製作者の八木澤さんに質問したら「それではACCスイッチに繋げてみては」と言われましたがよくよくテストしてみると、エンジンをかけた場合は、パーキングブレーキを戻した場合には、制御されないことがわかった。うまく考えてある・・・
ドアロックモーターの近くに取付けるなどすれば、もう少し簡単に接続できたと思うけれど・・・
ともかく、ハイエースは取付のために外さなければいけないところが多くて大変でした。
ハイエースへの取り付けについて、次のページの「アンサバックユニット取付編」で、詳しく解説していますので、取りつけてみたい人や暇な人はみてください。
なお、本体の詳細構造と、発注は「八木澤さんのページ」へどうぞ。
このアンサバックユニットは、ロック/アンロック時のハザード点滅パターン回数を変更することができます。
本体の中を開けると、ディップスイッチが付いていて、それを切りかえることにより次のようなパターンにすることができます。
ロック時3回 アンロック時1回 低速点滅 ロック時2回 アンロック時1回 低速点滅 ロック時1回 アンロック時3回 低速点滅 ロック時1回 アンロック時2回 低速点滅 ロック時6回 アンロック時2回 高速点滅 ロック時4回 アンロック時2回 高速点滅 ロック時2回 アンロック時6回 高速点滅 ロック時2回 アンロック時4回 高速点滅
オーソドックスな少ない回数も、ノーマルで付いてたみたいで良かったのですが、せっかくなので先ずは、「ロック時2回、アンロック時4回、高速点滅」にセットしました。変更することもできます。
苦労した後は、感慨もひとしおですね。
飽きたら点滅のパターンを変えてみようと思ってます。
「車庫に眠るハイエースが、私の挨拶に目覚め、それに応える」・・・ん〜サイコー、何度もガチャガチャやって遊んでいて、リモコンの電池が無くなりそ〜。はっきり言ってアホです。
次ページから取付け編です
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