No.118-1 高尾山599m(八王子市)ハイキング “都民の最も身近な山”の山行記録です♪ |
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インデックス ★ @ アイゼン着けて高尾山♪ 2001/02/11 ★ A グループ登山も楽しいよ♪ 2001/10/20 ★ B いろいろなコースが楽しめる♪ 2007/05/27 ★ C 雪の高尾山で精進料理♪ 2012/01/21 ★ D 山ガールといっしょに高尾山♪ 2013/07/20 ★ E 最速で高尾山・下山は極楽湯♪ 2017/05/07 ★ F 再び夫婦で高尾山♪ 2018/08/25 ★ G 小仏城山から高尾山♪ 2019/04/23 ★ H 山の仲間たちと再び高尾山♪ 2019/05/28 ★ I 再び小仏城山から高尾山♪ 2023/04/27 ★ J 春はやっぱりこのコース! 2024/04/10 → 地理院地図(電子国土Web)の該当ページへ ★ 高尾山@ アイゼン着けて高尾山♪ 東京都八王子市に属する高尾山(たかおさん)にはたくさんの自然研究路が設けられていますが、私達夫婦は積雪の少ない1号路(表参道コース)を選びました。といっても、山頂近くまではケーブルカーを利用し、標高差で271メートルをズルしました。 ケーブルカーは、真冬だというのに満員でした。大勢の参拝客(観光客?)に紛れて歩き出したのは午前10時10分頃。タコ杉を見物したり、薬王院(真言宗智山派の大本山高尾山薬王院有喜寺)をお参りしたりして観光気分も味わってしまいました。 茶店や二等三角点のある高尾山の広い山頂で一休み。晴れてはいましたがモヤっていて遠望は利かず、期待していた南アルプスの眺望は得られませんでした。でも、近くの丹沢や道志の山々などはよく見えていました。白銀の富士山も何とか形だけは確認することができました。 山頂広場の西端から城山へ向かって雪道を歩き出すと、流石に人並みは途絶えてきます。所々がアイスバーンになっていて、注意が必要です。私は着けませんでしたが、妻の佐知子は耐え切れず軽アイゼンを装着しました。桜の名所でもある一丁平の辺りは、まるで公園のような「いいところ」でした。 高尾山山頂から約1時間で広々とした城山(小仏城山)の山頂に到着します。ここの茶店のベンチで景色を眺めながら、私はおでんとワンカップの熱燗、佐知子は甘酒です。至福のひとときを過ごしました。 城山から僅か20分足らずの下りで小仏峠へ着きます。懐かしの影信山・陣馬山への縦走路を左へ見送り、更に40分ほど里道を歩いて、小仏のバス停に着いたのは午後2時30分頃。まだ日は高かったです。 戦前戦後を通して、行楽地として都民に最もなじみの深い山、といったら高尾山だろうと思います。「明治の森・高尾国定公園」として、大阪の箕面国定公園とを結ぶ東海自然歩道の東京側起点として、そして古くからの信仰の山として、永年に亘って保護されてきた高尾山の自然は驚くほど豊かです。その豊富な高尾山の自然を壊すことのないように、これからもずっと、静かにそっと見守っていきたいものだ、と私達夫婦は思いました。
★ 高尾山A グループ登山も楽しいよ♪ 再び高尾山を歩く機会に恵まれました。ご近所の皆さんとごいっしょの(山歩会)、総勢7名の賑やかで楽しいハイキング。紅葉前の緑深い高尾山もナカナカでした。 この日も晴れてはいましたが遠望は利かず、薄っすらと富士山や丹沢の山々などが見えていました。2月(その@)の雪道とは違い歩きやすい道だったので、歩行時間は正味約2時間40分。健脚の方にとっては少し歩き足りなかったようでした。登りをズルしないで、1号路か6号路か稲荷山コースか、などを利用して歩いて登ったほうがよかったかもしれません。 ケーブルカーやリフトがあるとどうしても利用したくなってしまうのが、文明に蝕まれた私たちの弱点かもしれません。 ★ 高尾山B いろいろなコースが楽しめる♪ 「山歩会」の定例山行でまたまた“勝手知ったる高尾山”に登りました。高尾山にはいろいろなコースがありますが、今回は植生豊かな裏高尾(日影沢・いろはの森コース)から入山して、4号路の一部、5号路の一部と歩いて山頂へ出て、稲荷山コースで京王線の高尾山口駅へ下山しました。高尾山にしてはとても静かな「裏街道」です。特に新緑が美しかったです。 「高尾山にもこんなに素敵なトレイルがあるのね!」 と感動していたメンバーもいました。 春の花が店仕舞いして、ハナウド、フタリシズカなど初夏の花が咲き始めていました。樹木の花も賑やかになって、ミズキやウツギ類が花盛りでした。 たかが高尾山、されど高尾山です。 (^_^)v
★ 高尾山C 雪の高尾山・薬王院で精進料理♪ 「山歩会」の新年山行です。お天気はとうとう一日芳しくなく、麓は霙でしたが、標高が上がってくると完全な雪道でした。おかげさまで、静かで情緒たっぷりな高尾山を楽しめました。東京で今年初めての雪が2日間降った、その2日目のことです。 京王線の高尾山口駅前から歩き始めたのは10時頃。8コースほどある高尾山の自然研究路のうち唯一沢道の6号路を登り、薬王院で予約の精進料理を食べて、舗装された1号路で下山しました。「高尾山内八十八大師巡り」とかなりの部分がクロスしているコース設定でしたが、雪道に手こずったこともあり、ひとつひとつの弘法大師像を丁寧に拝むことができません。植生などについてもじっくりとは観察できませんでしたが、それが残念といえば残念です。 雪の6号路を歩いていますと、時々頭上の枝に降り積もった雪がドサッと落ちてきます。18名のパーティーというとかなり長い“行列”ですが、いつもだいたい決まったひとの頭に落ちるのが不思議です。そのひとは 「お大師様の石像にちゃんと手を合せなかったからだよ」 と、みんなにからかわれていました。 下山後は、参道近くにある高尾森林センターで小1時間ほどネイチャークラフト体験(*)をしたりして、午後4時に高尾山口駅前で解散しました。その後、希望者のみの参加でしたが、駅前から無料送迎バスを利用して、日帰り温泉施設「ふろっぴィ(*)」に立ち寄って山の汗を流しました。 “大寒”の日の、期せずしての雪の高尾山。「貴重な体験だったかも」と言ってくれたメンバーが多かったのに救われます。されど高尾山…、でした。 * ネイチャークラフトについてはTamuの ネイチャークラフト作品集を参照してみてください。 * 高尾の湯「ふろッぴィ」については次項・高尾山アラカルトを参照してください。 雪の6号路を登る このページのトップへ↑ ★ 高尾山D 山ガールといっしょに高尾山♪ どうしても高尾山にまず登りたい! という山ガール死亡の(漢字変換ミスだ)、もとい山ガール脂肪の(これも漢字変換ミスかも)、もとい山ガール志望の(これが正解だ!)、知り合いのお嬢さんたちを案内しました。いろはの森コースを登り6号路(沢コース)を下るという、比較的に楽で、人影が少なくて自然がたっぷりのコースを選びました。琵琶滝(6号路)の濡れた岩壁に、イワタバコがひっそりと咲いていたのは、ちょっと感動でした。 山歩きは初めてというお嬢さんたちで、下山後は 「疲れたぁ」 と言っていましたが、高尾山の豊かな自然に触れ、概ね満足そうな様子でした。これを機会に山の自然が大好きになって、1ヶ月に1回くらいは山歩きをするようになるといいな、と思いました。
★ 高尾山E 最速で高尾山・下山は「極楽湯」♪ 黄砂が日本列島を覆ったGWの最終日、仕事の帰りにちょっくら高尾山を歩いてみました。京王線の高尾山口駅近くから16時30分に歩き始めて、6号路→山頂→3号路→2号路の一部→琵琶滝コースと(比較的に静かな道を)登ったり下ったりして、高尾山口駅の裏にある「極楽湯」に着いたのは18時30分。途中、若干の休憩をとりましたので、正味2時間弱で歩いたことになります。多分私としては殆ど“最速”で、高尾山だけれど、自分自身を褒めてあげたいです。 俊足で静かだったのはいいのですが、夕方で森の中が薄暗かったこともあり、植物観察などの“余裕”はまったくありませんでした。3号路でタヌキと鉢合わせしたのが唯一のトピックです。…まぁ、痛し痒しですね。…じつは、(恥ずかしながら)懐中電灯などの(日が暮れると必要な)登山装備を何も持っていなかったので、焦っていたのが(俊足の)真の理由です。(^_^;) 京王高尾山温泉「極楽湯」の入浴料はシーズン料金なので1,200円(通常料金は1,000円)。 湯上がりに特大ジョッキで生ビール850円を飲んで、汁とろろそば900円を食べて、懐は少しさびしくなったけど、極楽、ごくらく〜 (*^^)v 京王高尾山温泉「極楽湯」については次項・高尾山アラカルトを参照してみてください。
★ 高尾山F 再び夫婦で高尾山♪ 久しぶりで夫婦で高尾山を歩いてきました。…まぁ、はっきり云って練習山行(常日頃の鍛錬)です。でも実際はほとんど耐暑訓練でした。 目立って咲いていたのはヤブランとタマアジサイで、ヤブミョウガも咲き始め、だったかな。とにかく暑い一日で、自然観察などやっている場合ではなかったのです。サーモスに入れて持参した超冷えた麦茶や、麓や山頂の自動販売機で購入したお茶やスポーツドリンクやミネラルウォーターをひたすら飲んで、大量の汗で消費した水分とミネラルを補いました。^_^; 下山後の高尾山温泉「極楽湯」では、(例によって)汁とろろ蕎麦と特大ジョッキです。やはり甘露甘露です。…山歩きって、たとえ高尾山でも、ほんとうにいいと思います。 * 現在(私の好きな)4号路は倒木のために通行禁止で、それがちょっと残念でした。 佐知子の歌日記より 「こんにちは」に「ニーハオ」と返す人もいて高尾山頂にぎわいにけり
★ 高尾山G 小仏城山から高尾山♪ 足馴らしも兼ねて、夫婦で新緑の高尾山を歩いてきました。春の草花も咲き乱れる、いいときのいい高尾山です。平日で、多少は人影は少なかったですが、それでもやっぱり人・人・人…でした…が…。 JR高尾駅の北口から出ている小仏行きのバスは(平日なので)1時間に1本で、9時12分発の次の便までには大分時間があるので、根性無しの私達には珍しく、駅前から(バスを待たずに)歩くことにしました。里にはサトザクラ(八重桜)の咲く、ほっこりとした穏やかな日和です。ヤマブキ、ムラサキハナナ、シャガ、クサノオウ、カキドオシ、ヘビイチゴ、キランソウ、ニリンソウ、ハルリンドウ、ムラサキケマン、ヨゴレネコノメ、チゴユリ、クサイチゴ、そしてスミレ類…、などを愛でながらゆっくりと高尾梅郷の里道を歩きます。 高尾駅前から1時間強を歩くとようやく日影沢で、ここからは益々花の数も増えてきます。高尾森林ふれあい推進センターのキャンプ場管理棟脇から「いろはの森コース」を左に分けて、日影沢林道をだらだらと、しかしうっとりと登ります。ちょうど4年前の同じ時季に同じ道を(コースは逆ですが)歩いていますが(→No.334「小仏城山)、草花に関しては今が旬だと、今回も思いました。ヤマザクラの花は(個体差はありますが)終わりかけていて、(地味な)カスミザクラがほぼ満開でした。 遠足の小学生たちで賑わう城山の山頂で、咲き残りのヤマザクラの化粧咲きなどを愛でながら昼食を摂ります。新宿駅で買ってきた…私も佐知子も大好物の…駅弁「深川めし」です。それからはしゃぎ回る小学生たちと抜きつ抜かれつ、一丁平〜もみじ台となだらかな尾根を進み、階段を上って高尾山頂に着いたのは13時20分頃。春霞で富士山は見えないけれど、近くの山々が芽吹きの新緑にほんわかと輝いています。何処も彼処も、山が笑っています。 今回「おやっ?」と思ったのはニリンソウの花びら(実際は萼片)の枚数のことです。一人のオジサンが「6枚だ!変種だ!」と言って大声を上げて騒いでいましたが、…そうなんですよね、ニリンソウは5枚が多いですが6枚も7枚もあるんですよね、けっこう。その真剣そうな(自然が好きでたまらないといった感じの…高尾山によくいるタイプの)オジサンにとても好感がもてたので、私達は静かにその脇を通り過ぎましたが…。 相変わらずハイカーでごった返す高尾山頂を去り、イヌブナなどの新緑を楽しみながら比較的に静かな4号路を進みます。それから霞台へ出て、ケーブルカーの山頂駅(高尾山駅)の少し手前を右折して急坂を下り、琵琶滝を見物してから京王線の終着駅・高尾山口駅に着いたのは15時少し前でした。そしてもちろん、駅の裏手にある高尾山温泉「極楽の湯」で、ひっそりとにっこりと打ち上げました。 佐知子の歌日記より 元気よい小学生の遠足につられて歩く小仏城山 二輪草を愛でつつ歩く君と吾をためらわず笑う山々の峯
日影沢林道の上部にて
春の日影沢林道に咲いていた花・写真集: 4年前の同時期(H27/04/24)に撮ったものです。 このページのトップへ↑
★ 高尾山H 山の仲間たちと再び高尾山♪ 山の仲間たちと再び高尾山を歩いてきました。少し怪しげな空模様だったのですが、なんとか一日持ちこたえてくれました。 目立ってきれいに咲いていたのは山稜のニガナと山麓のシャガで、木の花ではノイバラ、ウツギ、エゴノキなどでした。絶滅危惧種のキンランも(一輪だけですが)観察することができました。麓では(帰化植物の)ツルマンネングサがけっこうきれいに咲いていました。下山時に、ケーブルカー・清滝駅の構内に入らせていただいて、超見ごろのセッコクの花をたっぷりと観察しました。この花はほんとうに写真映りのよい花だなぁ、と改めて思いました。 この日もキアシドクガ(チョウ目ドクガ科の昆虫)が乱舞しているのをあちこちで見ることができました。ここ数年、特に今年は大発生のようで、あちこちのミズキが大変なことになっています。…高尾山周辺は(キアシドクガの大発生は)来年辺りがピークじゃないかな、と言っている人もいますが…。 下山後は(例によって)京王線高尾山口駅裏の高尾山温泉「極楽湯」で極楽じゃ〜ゴクラクじゃ〜でした。 佐知子の歌日記より 平日の満員電車の足元に登山リュックを隠すごと置く 雲厚く展望台に立ち尽くす「心眼」または「心願」の富士
★ 高尾山I 再び小仏城山から高尾山♪ 単独で歩いてきました。久しぶりの…3年ぶりの…高尾山です。めちゃくちゃ懐かしかったです。新緑と花の、いい季節の今です。おまけにカラッとした晴天。富士山もよく見えていました。 GW前ですが、けっこう人が出ていました。もうみんな、山の中では、殆どがマスクをしていません。ようやく山には“普通の状況=平凡”が、ほぼ戻ってきたようです。…とはいえ、ここのところのコロナ感染者数の推移では、第9波がちょっと心配です。 今春は矢張り季節の移ろいが早くて、ヤマザクラやカスミザクラなどはもう完全にその花期を終えていました。道端にはホウチャクソウ、イチリンソウ、ニリンソウ(殆どその花期を終了)、ラショウモンカズラ、ムラサキケマン、ミヤマキケマン、イワボタン、クサイチゴ、シャガ、などが目立っていました。クマガイソウが、一箇所ですが、咲いているのを見ることができて嬉しかったです。コクサギ(ミカン科の落葉低木)の、あの独特な(照り輝いて初々しい)若葉も、たくさん見ることができました。カヤラン(ラン科の多年草)はその花期の終わりごろでした。…ミツバウツギには今にも開花しそうな蕾がついていましたが…、ウツギやミズキなどの大方の木の花は、これからが旬です。 下山後は、思い出を辿って、京王線高尾山口駅裏の高尾山温泉「極楽湯」に立ち寄って、冷やしとろろ蕎麦をつまみに特大ジョッキで、一人で打ち上げました。少し寂しかったですが、やっぱりもうゴクラクです。 京王高尾山温泉「極楽湯」については次項・高尾山アラカルトを参照してみてください。
★ 高尾山J 春はやっぱりこのコース! 平日でしたので、歩いていたのはジジ・ババが超多かったです。若い人は外国人ばかりでした。 里の(今春は遅咲きの)ソメイヨシノも山中のヤマザクラも見頃(十一分咲き)で、これはラッキーでした。例年はソメイヨシノの1〜2週間後にヤマザクラが見頃になるのです…。 もちろん、春の草花たちの競演も充分に楽しんできました。ムラサキケマン、ミヤマキケマン、咲き始めたニリンソウなどのスプリングエフェメラルをはじめ、コチャルメルソウや各種のスミレ類、ヨゴレネコノメなども見頃を迎えています。フタバアオイやシロバナヤマルリソウの花も観察することができました。日影沢林道の上部に多いクサイチゴも咲き始めています。木の花ではアブラチャン、モミジイチゴ、それに咲き始めのキブシも目立っていました。 花と芽生えの新緑の、この季節の裏高尾って、ほんとうに素晴らしいです。 春の日影沢林道に咲いていた花・写真集 京王高尾山温泉「極楽湯」については次項・高尾山アラカルトを参照してみてください。
高尾山・ハイキング: 本ページです。 高尾山・アラカルト: 高尾山のあれやこれやです。 高尾山の四季: 高尾山の1年をお伝えしています。 北高尾山稜: 通好みの山稜の山行記録です。 南高尾山稜: 穏やかな山稜の山行記録です。 景信山と陣馬山: 奥高尾山稜の山行記録です。 小仏城山: 千木良から入山して日影沢林道を下りました。 春の日影沢林道に咲いていた花・写真集 * 高尾山についての情報サイト 高尾森林ふれあい推進センター: 林野庁関東森林管理局の関係。 高尾ビジターセンター: 東京都の関係サイト。 高尾山・八王子市: 東京都八王子市の関係サイト。 八王子観光コンベンション協会: 東京都八王子市の関係サイト。 高尾登山鉄道公式サイト: 高尾登山電鉄(株)が運営している情報サイト。 山ほど遊べるTAKAO: 京王電鉄(株)が運営している情報サイト。 高尾599ミュージアム: 京王グループが運営する八王子市の観光施設。 高尾山薬王院: 公式サイトです。 森林総合研究所多摩森林科学園: 公式サイトです。 東海自然歩道: 公式サイトです。 |