タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第267話「あの有名人が結婚」


柏原崇と畑野浩子が結婚。
白線メンバーのマジ結婚は初かな。
おめでとー。

あと、「抱きしめたい」の原作、
「〜自閉症の弟に教えられたこと〜私はもう逃げない」の著者で
タレント・エッセイストの島田律子も結婚した。

自身のHPに披露パーティーの様子が紹介されていて
弟の力さんもみんなの前で「世界で一つだけの花」を歌ったらしい。

世の中、愛に満ちてるじゃないか。
くよくよしないでいこう。




『ワンダフルライフ』  第8話

演出:河野圭太
脚本:福田靖

いくら桐島(反町隆史)が主人公だとしても、
子供たちが真哉(熊谷知博)の死を乗り越え
決勝戦へのモチベーションを上げる、
という部分も描かなきゃダメでしょ。

つまり、竜崎(沢村一樹)から
真哉のバットを受け取るシーンだけでなく、
それを桐島が自分の言葉で子供たちに伝えるシーンもないと…。

そこが無かったので感動的なエピソードも
かなりアッサリとしたものになってしまった。

それにしても桐島は
毎回ジャガーズの打順を考えてるなあ。
そんなに悩むほどメンバーが豊富だと思えないけど。

でも打順とか考えるのって意外と面白いんだよな。
じゃあ、今期の連ドラに出演してる子役たちで打順を考えてみるか。

1 セカンド 川口翔平
2 ショート 安藤咲良
3 センター 森迫永依
4 ファースト 美山加恋
5 キャッチャー 永井杏
6 サード 斉藤隆成
7 レフト 菅野莉央
8 ライト 吉川史樹
9 ピッチャー 泉澤祐希

8番ライト吉川史樹っていうのがツボなんですけど!
…どうでもいいか。

             採点  6.0(10点満点平均6)




『アットホーム・ダッド』  第8話 主夫老い易く 学成り難し

演出:二宮浩行
脚本:尾崎将也

同じことの繰り返しで、
ただそこにお受験を絡めただけ。

岩崎(川島なお美)もこういう環境であることは
初めから分かっていたんだから、
もう少し工夫してキャラを作っておけばよかったのに…。

まあ、最初からそういうドラマだから
今さらガッカリはしないけど。

このスタッフが作るなら
やっぱり2時間ドラマの方がよかったな。

             採点  5.5(10点満点平均6)




『光とともに… 〜自閉症児を抱えて〜』  第8話

演出:佐久間紀佳
脚本:水橋文美江

光(佐藤隆成)のような子を見守るまわりの姿勢を
運動会を通して描いた回。
連ドラの一話としては密度が薄かったかもしれないけど、
これは時間を使って描くことに意味があるので良かったと思う。

あと、今回も鈴木杏樹が良かった。
今期の隠れたナイスキャスティングだな。

             採点  7.0(10点満点平均6)




『電池が切れるまで』  第七話

演出:唐木希浩
脚本:江頭美智留

そば打ちの後に慎吾(笠原織人)が
こんなオレでも何かできるのかな、と言うシーンは、
まさに教育テレビのような脚本と演出だった。

まあ、最初から本当に学校教材を意識してるのかもしれないけど、
これじゃやっぱり連ドラとしてのクオリティーを求めるのはムリかな。

今回は相馬(大杉漣)の最後の授業ということで、
やたら真耶(美山加恋)との絡みが多かった。

“おじいちゃん! …あ、間違えた”
というセリフを期待したけど、
もちろんそんなサービスはナシ。

せめて最後に相馬が言った
“(またおそばを打ってくれるのを)楽しみにしてるね”
というセリフの返事は
“うん!”じゃなくて“はいっ!”と言って欲しかったな。

ゲストで登場する患者のお母さん(今回は石野真子)は、
なぜかいつもいい芝居をする。

             採点  6.0(10点満点平均6)




『新しい風』  第8話

演出:三城真一
脚本:成瀬活雄

1クールでまとめられるのかなあ。
昂(吉田栄作)が進民党から出馬するなら
次の選挙戦はある程度省略することも可能だけど、
無所属で出るとなれば戦い方も違うだろうし。

林原(段田安則)にも新たな役割が出てきたな。
ヘンに感傷的な展開で
昂の秘書を買って出たりしないところは良かった。

ただ、実際は無所属だと
国会へ行ってもやれることは限られると思う。
今の政治そのものを改善したいと思うなら
むしろ与党議員になって
中から壊していかないとダメだと思うけど…。

でもそうなると別のドラマになっちゃうしな。
ここは昂の無所属出馬を素直に受け入れて
このドラマとしての仕上がりを最後まで見届けよう。

あと、全然関係ないけど、
番組の最後のCDプレゼントの告知でともさかりえが
“住所、氏名、年齢をお書きの上、
 下記の場所にお送り下さい”
と言った。

下記の場所って原稿上は正しいかもしれないけど、
画面には送り先のテロップだけ出てるんだから
“ごらんの宛先”に直さなきゃダメなんじゃないの?
…秘書失格じゃん(笑)

             採点  7.0(10点満点平均6)




『離婚弁護士』  第八話

演出:光野道夫
脚本:林宏司

「離婚弁護士」というドラマを土台に
紀三郎(津川雅彦)にスポットを当てた話としては
すごく良くできたプロットだった。

あと15分、いやあと10分でもあれば
もっと丁寧に作れたのに…。

もともとこのドラマはカット割りが早いけど、
内容が詰まりすぎてバタバタした感じがあった。
紀三郎にファイルを簡単に見られてしまったシーンなどは
簡単にでもフォローが欲しかったし。

でも、事務所のメンバーにスポットが当たった回としては
今まで最高の内容。

紀三郎が娘の博美(戸田菜穂)に思わず
“箱根に行ったのは別の女だ!”と言ってしまった場面は
エッジが効いた印象的なシーンだった。

             採点  7.5(10点満点平均6)





<ドラマ別レビュー:2004年4月〜6月編>
 
愛し君へ             フジ系・21時       
ワンダフルライフ         フジ系・21時  
 
アットホーム・ダッド       フジ系・22時         
光とともに…           日テレ系・22時       
電池が切れるまで         テレ朝系・21時
 
新しい風             TBS系・22時       
 
離婚弁護士            フジ系・22時         
ホームドラマ!          TBS系・22時  
 霊感バスガイド事件簿       テレ朝系・23時15分     
仔犬のワルツ           日テレ系・21時        
オレンジデイズ          TBS系・21時

ドリーム 〜90日で1億円〜 





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