持込んだ時に、全部1日で終わらせるつもりでいましたが、社長に「1日では無理」と言われました。
板金塗装の真似事をやっていた経験からいっても、1日もあれば充分と思っていましたが、今回自分でやってみて非常に多岐にわたる工程があり、プロの仕事の丁寧さと、奥深さを痛感しました。
結局2日間(土曜日と翌週の日曜日)をかけて修繕しました。まず、1日目は板金です。
指導はデーラーの整備士をやっていた「大嶋さん」という方が担当していただきました。
1.地金だし |
先ず、エアサンダーを使って、地金をだしてしまいます。 もう後にはひけない瞬間です。気合一発、ギャ〜ンっと! しかしラクチン、ラクチン。自分でサンドペーパーでやったら半日もかかる作業が15分で終了しました。 |
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2.スポッター |
もっとも感心したツールがこれです。 高電圧スポット溶接で瞬時にボディにツールを固定させます。 ツールに錘(おもり)がついており、この錘を手前に弾いたり、ツールを引っ張りながらへこみを修正していきます。 この際、まわりのへこんだ部分を叩きながらおこなうのがコツだそうです。 |
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3.研磨 |
スポッターが終わった後(跡?)です。(左) ぶつぶつだらけで不安になります。ほんまに直るのかな〜・・・ エアサンダーで平滑にすると(右)、それらしくなりました。 スポッターのやり方とこの研磨のやりすぎにより穴が空くので要注意。 |
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4.パテ |
つづいてパテを盛りますが、このパテも優れものです。ファイバー繊維が入っており(食べると固まってますます便秘になります)、5cmも盛ることができるそうです。(そんなことしませんが) また、15分もすれば完全に硬化します。 その辺のオートバックスでは売っていそうにありません。 時間との勝負で作業をすすめます。 このパテ盛りと研磨とで完成後の9割まで形を作るということです。 |
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5.成形研磨 |
研磨後、もう一度パテを塗ります。 今度はきめの細かいパテです。これが乾いたら研磨しながら、完成後の形を完全に作ります。 パテはうっすらと残った方が良いそうです。私は削りすぎたらしく、一回やりなおしを命じられました。 |
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6.サーフェサー |
板金は終わりですが、地金が出たままなので、来週までに錆びると困るので、マスキングをしてサーフェサー(下処理塗装)を塗ります。 ちょうどボディと似た色だったので1週間目立たなくて良かったです。 |
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7.板金完成 |
いかがでしょうか。自分では相当うまくできたと思っていたのですが大嶋さんから「プロから見るとだめ」といわれました。 見た目にはわからないのですが、触っていくと一部分が細かく波打っていました。「キビシー」 帰りに、7万円の見積をだした車屋に修理の断りついでに自慢しに行ったら「うそだ」とビビっていました。 これだけで今日は満足。。。 |
ピット時間貸し代 | 300円×5時間=1500円 |
ツール/工具使用料 | 無料 |
プロの指導 | 無料 |
エアサンダーの鑢(やすり) 3枚 パテ 3回分 その他 |
実費1000円くらい |
合計 |
3000円でおつりがきました |
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