レポート:24ヶ月点検整備と車検 H14年編
【今回は前車検】
一般に車検といわれるものには陸運支局で受ける「車検」と「24ヶ月点検整備」の2つにわかれるのですが、
以前は24ヶ月点検を行ってからでないと受けられなかった車検が、平成7年の車検法改正にともない、これらのどちらを先に行っても良いことになっています。
とはいっても、24ヶ月点検をきちんと行っていれば、車検で引っ掛かることもないわけだから、H7年以降も従来どおり必ず24ヶ月点検整備を行ってから、車検に行っていました。
ユーザ車検は、事前に予約が必要な陸運支局がほとんどで、栃木もそうなので(前回これをうっかり忘れていた)4月29日を24ヶ月点検整備の日、30日に車検当日と決めて30日の午後に予約をとっておきました(午前は一杯だった)。
しかーし、29日は3人の子供を連れて懸案だったデジカメを買いに行ったり、キャンプ道具を買いに行ったり出かけまくってたんですっかり時間がなくなってしまいました。
時間がなくなったんで自分でやるつもりでいたんですが、オイル交換/エレメント交換/クーラント交換をオートバックスにやらせました。
オイル交換はポイントカード会員だからタダだったのは良かったのですが、クーラント交換工賃に2000円も取られたのは痛かった〜。
てなわけで最低限のことを除いては今回は、整備は車検後に行うことにしました。
このように先に車検を受けてあとで点検整備を行うことを「前車検」といいます。
今回は前日遊びすぎて事前整備の時間がとれず、やむなく前車検になりましたが、整備を先に行うほうが絶対にいいです。
唯一、前車検の良いところは、整備の自信がないからデーラにやらせるけど安くあげたいってひとです。
車検をユーザー車検で自分で通してしまってからデーラーに車を持ち込むわけです。
整備は技術と経験がそれなりに必要ですが、ユーザ車検はコツさえつかめば誰でもできますから。。。
車検に合格した車だったらデーラーは整備でボッタくれないから過剰整備や過剰部品交換されることも少ないでしょう。
【書類揃え】
今回は、自動車税の納税証明書もしっかり取っていたので書類揃えは特に問題なく順調でした。
自賠責契約だけは前日のうちに、私にとっては2年に1度自賠責保険契約だけに存在するガソリンスタンドに行って手続きを済ませておきました。
なんと保険料があがっていました! 給料があがらないこのデフレのご時世に!
その額なんと、30円。
とゆーことで2400CCガソリン乗用車で 27,630円也。
【予備車検】
車検当日の午前中は車検を通すのに最低限のこととしてタイヤをノーマルに戻すのと、点検整備前に車検を受けることになるため午後になってから何か致命的な欠陥がわかると困るので、予備車検も午前中に行っておくことにしました。
こちらもいつもお世話になっている「タジマキコー」です。
まー全体に問題なかったんですが、ライトがいつも暗いので「どーも光軸調整してもうまくいかないんですよ」と言って計測してもらったら、光量が足りないとのこと、通常12000カンデラ以上ないと駄目なところが、左11000カンデラ、右にいたっては9000カンデラしかない。
どーりでいつも暗いと思った。
やっぱり2本で980円のバルブは駄目だね。ついでに、「光もチョット青っぽいので検査官によってはアウトです」といわれた。
今日中だったら何度でも来てかまわないとのことなので、取り合えずこのまま車検を受けることにして、光軸の調整してもらって、いったん帰宅。
いや〜ほんと、午前中に予備車検に行っておいて正解。
家にノーマルバルブ取りに帰りました。(捨ててなくてよかった〜)
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▲お世話になってます |
▲予備車検ライン |
▲光量足りない!? |
【午後車検場へ】
書類審査
朝からポツポツと降っていた雨も本降りになってきました。午後、車検場に到着して受付。
はじめの書類審査の際に24ヶ月点検記録簿がないので「24ヶ月点検しましたか〜?」と聞かれたんで
「今、途中で〜す」って答えたら、検査証に「前車検」ってハンコをバーンって押された。
あっ。。。こんなことされるのか〜
これってラインの検査官に 「こいつは整備もせずに先ず車検を通そうとしている横着な野郎です。とくに厳しくしてやってチョーダイ」って言ってるようなもんだよね。今までは車検前に必ず整備終わってたんで知らなかったけど、こりゃやっぱり前車検は不利だな〜。
外観検査
ひととおり指示どおりにライトつけたりウインカーつけたりして合格かなって思ったら、下回りを覗き込んでる。
「これ最低地上工確保されてませんよね」って言われて
「10.5cmですっ!」って反論。だって、心配で今日朝、測ったから自信あるもん。
合格のハンコがもらえるかと思ったら、
「ライト点けて降りてきてください」だって。あちゃ〜、と思って降りると案の定
「色が青っぽいです」って言われた。そりゃ点け始めは少し青っぽいけどずっと点けてりゃ白くなるのって思ったんだけど、予測してたからまー仕方がないか・・・どうせこのバルブ光量足んないし。
するとついでに「このナンバープレートの付け方、良くないです」だって。カ〜ッ〜、原チャリ乗ってるガキンチョが言われるような難癖つけられたぜ〜。
検査ライン
ライトとナンバーはあとでやり直すとして検査ラインへ。
チョチョイのチョイで何の問題もなく全て合格!!
くそっ、ほんとだったら、このまま帰れるのに
バルブ交換
陸運支局の駐車場で、持ってきたノーマルバルブへの交換と、ナンバープレートステー外し。
雨が降ってて辛かった〜。
特に前期型ってバルブ交換するのも外すものが多すぎて時間かかるんだよね〜。
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▲左、問題のバルブ
右、ノーマル |
▲前期ワゴンはバルブ
交換も苦労します |
▲これのどこが
問題ある!? |
再検査
バルブを交換して、もう一度、予備車検場に行って、光軸調整してもらいました。もち、無料ね。
速攻で、検査ラインに戻って合格〜。
今回もステッカーは左前ね。
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▲やっと全て合格〜 |
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▲今回は再検もあり赤ペン先生、進研ゼミ状態 |
▲発行元が運輸省から
国土交通省に・・・ |
【総括】
家に帰って、タイヤ付替えながら、ブレーキの分解整備+足回り点検。
エンジンルーム周りはアーシングしながら点検する予定です。
今まで保険程度にしか考えてなかった予備車検が役に立ったのは今回が初めてでした。
項目 |
金額(円) |
自賠責保険 |
27,630 |
重量税 |
50,400 |
検査手数料 |
1,500 |
継続検査申請書 |
50 |
予備車検 |
3,800 |
オイル 5リットル(カストロールMP) |
5,376 |
オイルエレメント |
945 |
クーラント(交換賃込) |
2,444 |
合計 |
92,145 |
今回はオイル代が高かったのと、時間がなくてクーラント交換をやらせた工賃が高かったくらいで余計なお金もかからず、まずまずでした。
早速、ライトバルブは明るいのに交換予定!
今回は、整備のレポートがほとんどなくてスミマセン。書こうと思ったんだけど前回ほとんど言い尽くしたんで省略しました。(写真はいっぱい撮ったんだけど・・・)
苦情質問等受け付けますのでメールでもください。
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