「レポート:24ヶ月点検整備と車検 H12年編」でも触れていますが車検の手順について解説します。
車検は車検の期限が切れる1ヶ月前から受けることができます。
特に初めて自分で車検をとろうとする方は、致命的な修理項目に遭遇した場合、対処に困るので、車検満了の1ヶ月前になる頃から徐々に準備をはじめておいた方が良いと思います。
実施項目 |
備考 |
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車検が近づいた時の準備 |
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必要な7つの書類を揃える | 「24ヶ月点検整備と車検 H12年編」を参考にして揃えてください 特に陸運局に行かないと、もらえない書類は車検当日にもらって記入するのではなく、下見も兼ねて事前に貰いに行っている方が良いです。 タダもしくは非常に安い値段ですので、書き損じも考慮して何枚か貰っておいても良いと思います。 ただし、印紙関係は車検当日に買った方が良いでしょう。 |
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整備を行う | 「24ヶ月点検整備と記録簿記入方法」を参考にして行ってください。 現在は、車検時に24ヶ月点検整備を済ましておく必要はないのですが、平日しか車検が受けられないため、一発合格を狙うためにも、車検前に整備を行っておきたいものです。 |
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予約を行う | 陸運局(支局)に車検の予約を入れておきます。 今は、電話の自動応答システムで予約できるところが、ほとんどです。 くわしくは、最寄りの陸運局(支局)に問い合わせて聞いてください。 下見の時に予約しても良いと思います。 たいていの場合、予約すると予約Noが伝えられますので、控えておきます。 |
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車検前日までにやっておくこと |
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書類を記入しておく | 書類を記入しておきます。 整備手帳(記録簿)以外は、車検証を見れば、ほとんどが書込める内容ですので、特に説明はしません。 迷ったら、空白にしておいて最低限の部分の記入だけに留め、当日、誰かに聞いても良いと思います。 もし、要望が多くあれば、当ホームページでも解説します。 |
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車検当日 |
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まず予備車検場にいく | 予備車検場は必ず行きましょう。 車検のラインと、ほぼ同じテストを実施するので、練習にもなります。 運転操作以外の指示は、横について言ってくれるし、陸運局の人間の様に、横柄でもないので、操作方法や、勝手も良く分かります。 ちょっとした調整もしてくれます(たいていが、ライトの光軸調整程度ですが・・・) ここで問題がなければ、本番でもまず合格します。 3000円〜5000円は安いもんだと思います。 |
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ここからが陸運局(支局)で行う内容 |
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納税確認を行う | 納税確認といっても、陸運局(支局)と同じ敷地内の「自動車整備振興組合」や「賛助協会」の事務所で
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書類審査を受ける | ユーザ車検受付窓口もしくは書類審査受付窓口に、書類をまとめて提出します。予約の確認もあわせて行います。(予約Noを聞かれます) 検査ラインが指示されます。(されないこともある) 4WD車の場合は、通常マルチテスターのラインが指示されます。 |
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検査ラインへ | 指示された検査ラインに並びます。 指示されなかった場合は、大型や乗用車など車種により、並ぶラインが指定されていますので、好きなところに並びます。 |
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外観検査 | 検査ラインに入る前に、外観検査が行われます。自分の検査の順番がまわってくるまでに次の事を済ましておかなければなりません。
ライト、ワイパーのテストの時は、検査官の指示にあわせて、操作します。 違法改造等は、ここで確実に、はねられます。 合格したら、検査証にハンコがもらえます。 ラインの入り口まで車を進めます。 |
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走行/制動系検査ステージいよいよ機械による検査のラインに入っていきます。機械による検査は、外観検査で並んだラインで進入するラインが決まっています。 検査は1台づつ行います。通常前の車がラインに入って検査を受けていますので、待っています。いつ入って良いかは、信号があったり、電子掲示板があるので、信号が「青」にかわるか電子掲示板に「前に進む」と表示されたら進入します。 ここでは普通の検査ラインについて解説します。マルチテスターの場合は少し手順が違いますので後で解説します。 @FF車申請ボックス 検査ラインはFR車を前提に、検査の手順が決められています。Aサイドスリップテスター ラインに進入していくと、白線が引いてありますので、それにタイヤを載せて、まっすぐに進んでいきます。 B−1ブレーキテスター(前輪) ブレーキテスターのところで前輪を停めます。 B−2ブレーキテスター(後輪&サイドブレーキ) 徐行前進して、ブレーキテスターのところで後輪を停めます。 Cスピードメーターテスター 徐行前進して、後輪をスピードメーターテスターに載せて停めます。 D記録機 これで、このステージは終了です。「記録してまえにすすむ」と表示されます。 |
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ライト/排ガス検査ステージE進入ガイドライトの光軸のテストを行うには、車を所定の位置にまっすぐ停める必要がありますので、このステージに進入するとガイドのようなものがあります。それに沿って進入します。ガイドを通ると自動的に車は真っ直ぐに修正されます。 F停止位置指示板 車を前後方向にも所定の位置に停める必要がありますので、表示板で「前に」とか「後ろに」とか「停止」とか表示されて車がちょうど良い位置になるように指示されます。立体駐車場にある、アレと同じです。良い位置に停止したらサイドブレーキを引きます。 Gライトテスター 前方掲示板に「ライト上向きにつける」と表示されると、ライトの光軸のテストが始まります。ライトを上向きにつけます。 H排ガス検査機 「プロープいれる」と表示されると検査機に繋がっているプロープ(長さ50cmくらいの細長い棒)をマフラーに突っ込みます。プロープは「く」の字型に折れ曲がっているので、その曲がっているところまで挿入します。 I記録機 ライトテストも終われば「記録して前に進む」と表示されるので、前のステージと同様、検査証を検査機に突っ込んで記録します。 |
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下回り検査ステージJ検査ピット下回りラインはピットとよべれる、大きな穴が空いたところをまたいで車を停止させ、その下から検査官が、車の下周りを検査します。 K指示板 指示板に「エンジン停めろ」とか「サイドブレーキ引け」とか、いろいろ指示が出ますがそれに従います。 L記録機 検査が終了したら、記録機で記録します。 |
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総合判定最終ステージのすぐ先に、総合判定のおじさんがいる場所があります。高速道路の料金所みたいなところで、その少し先で、車を止めて、書類を提出します。 |
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車検証発行!!晴れて新しい車検証と、窓に貼るステッカーが交付されます。 |
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補足:マルチテスターの場合4WD車の場合は通常マルチテスターが指示されます。また、今回の栃木陸運支局のようにマルチテスターを導入するラインが増えています。マルチテスターが、通常のラインと異なるところは次のポイントです。あとは通常のラインと全く同じです。 |
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