１３巡でこの手となった。
一生に一度とも言われている手だ。
手が震えるが、隣に気づかれないよう祈った。
まわりはソウズ警戒で出してくれないがツモれるだろう。
しかし、こんなことがあるのか最後まで持って来なかった。
場は流れたが、ノーテン宣言し、人には見せなかった。
いつもの私だったら見せていた。
これで良かったのかもしれない。
学生時代にアルシャルと言われる麻雀をやった。
これは、とにかく早く上がることが先決。役なんかなくても 揃えば上がれる奴だ。 これで早上がりのテクニックを学んだ。
以降、普通の麻雀でも相手が大きな手をやっているのがわかっていて ピンフのみとか風のみでさらってしまうのが快感になった。
この当時は麻雀で食っている輩も多く、私一人で雀荘に入ると 眼が血走っている奴もいてレートも高いのでかなり恐かったが、 どういう訳かあまり負けずに済んだ。
雀荘で金を持たずに大負けして、みぐるみはがされスッポンポンで繁華街 に２階の階段からから突き落とされた人を見たことが有る。
賭け麻雀は違法であり、負け金は本来支払わなくても良いものであるが 命がかかっていると私の友人は言っていた。
麻雀となると遅くなるし疲れるので、どうしても止むを得ない時 (年１〜２回)以外は断ることにしている。
