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2005.2.20

前回(2005.2.13)の続き。しつこいようだがなるべく形式面に話を絞って考えてみる*1。考えてみて思ったのは、既にあげた6項目ほどを満たしていれば、ある作品に満足できるかどうかはあとはその作品のできのよさ――つまりスタッフの手腕次第にかかっているということだ。現代の子どもたちが着の身着のままで無人島に漂着したとしても、単なるサヴァイヴァルもの以上の何か*2がある話にしようと思えばできる。
ただ、もし手腕に頼る部分をなるべく減らしたいのであれば、ということになると「バイファム」の設定はかなりいい線をいっている*3。と言ってしまうといままで延々書いてきたのは何だったのかということになるので、個人的に「サヴァイヴ」の最大のネックだったと思う無人の島/惑星に漂着するという設定*4で、より「バイファム」っぽい内容になるような話を考えてみることにする*5
  1. 人数。4クールであれば13人でも決して多すぎない。「サヴァイヴ」の7人は少なすぎたのではないか。7人は最低線でこれ以下は考えられない。一桁代(7-9人)に人数を絞るのであれば、あれかじめストーリー全体を通じての人間関係の変化を考えておくくらいすべき。最初はとっつきにくいと思っていたAとBだが××という事件をきっかけにうちとけ、逆にそれまで親しかったAとCはそれ以後疎遠になる、のような*6。「バイファム」もここまでいっていないが、「サヴァイヴ」は人数もさることながら、キャラは立っているのに性格が紋切り型なこともあいまって、人間関係の描写に雑なところがあった。
  2. SF? 現代で意図せずに子どもだけで漂流というのはほとんどありえないので、過去か未来の話になる。「バイファム」的なコン・ティキ号型漂流なら、過去という選択肢もほとんどありえない。この場合ロビンソン型でいくとしたのでどちらでも可能なのだが、やはり未来のほうが設定の自由度が高まるのではないか。ただしその場合(救助が来るという結末にするのでなければ)、どう漂流状態から脱出するかのハードルが高くなる。どこかの惑星にたどりついたとして、もといた惑星だかコロニーだかに戻る手だてを見いだすように話を持っていくのは難しいので。
とここまで書いたらまた力尽きた。がーん。切り悪すぎ。

*1 ここで「考える」というのは2005.1.30の時点での話であって、それ以後毎度すでに考えてあることをそのまま文章にしているだけ――のはずだったのだが、何故か書くたびに何かしら新たに書くことを考えていて、そのせいで当初のもくろみとはかけ離れた内容になってしまっている。おおざっぱな方向性は変わっていないのだが。
*2 その「何か」があるのが「バイファム」だと言いたい。
*3 後半の構成はどうかと思う、とか、敵地に乗り込むのはあんまりじゃないかとかは全くそのとおりなんだけど。
*4 ただし僕の見るところ、NHKとしては、便利な道具や技術に囲まれた現代生活をもう一度見直してみましょうというメッセージを込めていたっぽいので、そうであればこの設定は必須ということになる。
*5 やっぱり当初の予定からずれているな…。
*6 ここまで考えているアニメ作品はあまり思いつかないが。


2005.2.13

前回(2005.2.6)の続き。以前書いたように、一般的なイメージ的として漂流ものは、「銀河鉄道999」のように各話独立していて入れ換え可能な断続的な話から成り立っていると思われがちだが、「バイファム」においてはそうではない。そしてそれは「サヴァイヴ」でも同様だった。
話が連続しているというのは、漂流ものの場合、特に漂流の後半において、どうにかして漂流を終わらせなければならないというストーリー上の要請がある以上*1、どうしてもそうならざるをえない*2
もう一つ、やや異なる視点からの指摘になるが、特にロビンソン型の漂流の場合、外界から隔絶されているがゆえに、話の材料が内部的な人間関係(対立―和解、恋愛など)のみになりがちである。これだけで漂流話全てを埋め尽くすのは困難なので、これを解消しようとすると「サヴァイヴ」のように、漂着した惑星の謎を追うといったネタを持ち込むことになる。そしてそうした途端、話は連続ものの様相を帯びてくる。しかしそうすると今度は既に指摘したとおり、謎解きが主題になってしまうという問題をはらんでいる*3
「バイファム」の場合、宇宙船に乗っていることで、適度な外部からの刺激(ラレドとか中継基地とか)があり、これまた適度に話の伏線を張りつつ、「999」にも完全な連続ものにならないまま話を後半へ進めることができた。
いっぽう「サヴァイヴ」のほうはというと。漂着後数話は文字通りサヴァイヴァルで、とりあえずの衣食住の確保が丁寧に描かれていた。次は本格的な家を建てるという話で、結局1クール目は、形式的には連続もののフォーマットをとりながらサヴァイヴァルに終始していた。ただ、こういう話は何回もやれるものではなく*4、2クール目からは早くも謎解きが始まり出す。それでも最初のうちは、既に述べたような内部的な人間関係をかなりきちんと織り交ぜていたが、謎の遺跡と異星人とのファーストコンタクト*5以後かなり怪しくなってくる。
もちろん「サヴァイヴ」の場合、形式とか設定上の制限だけでなく、なぜかヒロインが他の子どもの身の上打ち明け話に耳を傾けて相手の心の隙間を埋める話がむやみに多い、とか、話数稼ぎとしか思えない愉快な三人組が登場するとかのようなスタッフの力量次第でどうにかなったと思えるマイナスポイントも多い。
しかし今回はそれについては深く追求しない方針なので、これはここまで。で、今までの話を踏まえて「バイファム」ファン(というか僕)が納得する漂流ものとは、を次回。おかしい、今回こそ終わるはずだったのだが…。

*1 しかもSFものの場合、脱出する手段を用意するのが相対的に困難なため、帰還に至るまでの展開はより周到になものになる可能性が高い。
*2 初期プロットの「バイファム」ならあるいは完全な「999」形式が可能だったかもしれないが。つまり「コン・ティキ号型」であれば、最終回の一話手前まで純粋に漂流話にあてることもできる。またロビンソン型であれコン・ティキ号型であれ、救助隊がやって来るような結末とすれば、同じように最終回の一話手前まで漂流が可能である。いずれにせよ、理論的には、という条件がつくが。
*3 「ふしぎな島のフローネ」あたりを観ればこのあたりの考えかたもかわるかもしれない。家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ ストーリー詳細を読むだけでも、ほぼ3クールを漂流に費やしたことがわかる。
*4 食料集めだけの話は一度目はいいが二度目はあきる。
*5 断り忘れているかもしれないが「サヴァイヴ」のネタバレあり。


2005.2.6

前回(2005.1.30)の続き。ストーリー展開といっても、形式的にはごく単純で、典型的には、
  1. 導入。どうにかして子どもだけになり、かつ漂流するはめになる。「どうにかして」は予期せずしてそうなるのでなくてはいけない。
  2. 漂流。そのまま。ただし前半は文字通り漂流だが、後半は結末に向けて準備が行われる。
  3. 結末。漂流が終わり日常生活に戻る。
くらいなものだ。これを「バイファム」にあてはめようとするとわかるが、以前書いたように「バイファム」は意外にフォーマットをきちんと守っていない*1。むしろ「サヴァイヴ」のほうが守っているくらいだ。それでは話があべこべではないか。
上に書いたフォーマットをもう一度見てみる。上記の三つの中で最大のボリュームを占める(と思われている)のは、明らかに2の漂流だ。1は2のためだけにあり、3も話を終わらせるためだけにある。しかしこの漂流も、極論すれば、漂流すること自体よりも、子どもだけになること、そしてそのような状況で前回の3がなされるために漂流するのであり、いくらきちんと(?)漂流していてもそこで世界名作劇場ちっくな芝居がなされないのであれば意味がない。そしてそういう意味では、「バイファム」のベルウィック編が、導入なのかすでに漂流し始めているのか曖昧であっても大した問題にはならないということになる。逆に「サヴァイヴ」はたしかに漂流しているけど、謎解きとかにあまりに早く傾きすぎませんでしたかと*2
またもや力尽きたので続きは次回。長いな…。

*1 守るほどきちんとしたフォーマットとして世間的に認知されているかは異論のあるところだが。
*2 それじゃダメなのかどうかはあくまで個人的な嗜好。


2005.1.30

最後と言いつつ前回(2005.1.23)の続き。こう書いていると(前回のように書いていると)、なんだか「バイファム」だけがありえる唯一の解であるかのように読めるが、別にそういうつもりだったわけではない。
だったら、どうだったら僕が満足したのか。真面目に考え出すとものすごく長い話になりそうな上に、いまそこまで真面目に考えるほどのやる気がないので、あまり内容面に踏み込まず、できるだけ形式的なことに話を限定して、かつぼちぼちと。
まず非常にわかりきったことから。なぜこのページで「サヴァイヴ」を取り上げ続けているかというと、「バイファム」っぽいから。「『バイファム』っぽい」とはどういうことか。ぱっと考えて、
  1. 主役は多人数の子どもである。大人は必要最低限以上登場しない(人数ではなく出番の話)。
  2. 漂流ものである。
  3. 世界名作劇場ばりの日常描写がなされている。
の三つってところだろうか*1。このうち二番目の漂流は、ロビンソン型とコン・ティキ号型があり(1998.11.29参照)、アニメ作品ではどちらの型も存在するが、どちらでも構わないとする。
この三点だけについて言えば、「サヴァイヴ」は1、2は文句なし、3が五段階評価で3-3.5くらい*2
3についてはすでに前回不満を述べている。ようはストーリー展開のせいで、中盤以降3の要素が少なくなったと。では「『バイファム』っぽい」作品群のストーリーは通常どう展開するのか。
ここで力尽きたので以下次回。

*1 もっと内容面に踏み込むと、親子で抵抗感なく観られるというのもかなり重要だと思うが、いまはそこまで踏み込まない。
*2 当然個人評価。


2005.1.23

「サヴァイヴ」な話。多分これが最後。2004.10.31の一番最後の話題の続き。ドタバタ劇をやっているだけでもその間に勝手に確実に目的地にどんどん近づくという意味で、宇宙船に乗っているという設定はやはり大事な意味があると思った。「サヴァイヴ」では、「そこ」にどうやって近づくかを算段したり実行したりするのに尺をとられて、子ども同士のかけあいみたいなものがほとんどなくなってしまったからだ。しかも「そこ」=物語を進める上で鍵を握っている場所なので、そういう算段とか実行の過程を省くわけにはいかない。
もちろん何に重点を置くかで話の内容も変わってくるのだけど、「サヴァイヴ」で尺の配分がうまくいっていた――本当に重点を置きたいところに時間を割けていたのかはけっこう疑問を感じる。

2005.1.16

What’sいんどり小屋、この文章誰が書いたんですかねえ。「グレネーダー」のサイトなのに、芦田豊雄が何者なのか全く説明していないし(説明不要なくらいの有名人ということか…?)。しかしいんどり小屋について初めてまともな解説を読んだ気がする。
多忙につきこれだけってことで。

2005.1.9

ちょっとだけ「バイファム」な書籍/雑誌(55)

いまさら感があるが"Great Mechanics"#12の量産メカ特集で「バイファム」がとりあげられていた。バイファムはもちろんウグなども紹介されていた。ウグをチャバネと形容していたが、こう書かれたのは知る限り初めてだ。色はともかく動きはそんなに機敏ではなかったような。にしてもこのシリーズも息が長い。#4は2002.3.16、#5は2002.6.16にとりあげた。

2004.12.31

「ファンタジックチルドレン」を観ていると、口の描きかたに微妙に佐々門テイストを感じる。別にこの人の専売特許ではなく、ある程度古いアニメ*ではわりと普遍的なものだったってことなんだろうか。
去年と同じく(2003.12.31)、今年の総括と新年の抱負はありませんってことで。

* 「ファンタジックチルドレン」はレトロ調の絵柄なので。


2004.12.26

「名探偵ポワロとマープル」のBGMはやはりどこか「バイファム」っぽい(2004.10.17参照)。それはそれとして今日観た話で「ケンツ洞くつ」*が出てきてのけぞった。作中に出てきたのではなく、番組が終わった後の原作者や作品にゆかりの地を尋ねるミニコーナーで紹介されたのだけど、実在の地名なので余計ショック。以前書いたように(2001.6.8)、個人的に「そこはかとなく和風っぽいのに日本人には絶対ない」ケンツという名前は絶妙だと思っていたので。まさかスタッフがこの洞窟の存在を知っていて、そこから命名したわけではないだろうけど。

* KENTS CAVERN - It's all happening underground!. ちなみに「バイファム」のケンツは"KENTSU"が公式設定の綴りのはず。


2004.12.18

神保町中野書店と秋葉原K-BOOKSで「パーフェクト・メモリー」発見。前者は帯付きポスター付きで6000円、後者は付属物一切なしで3000円。中野書店のは、隣にあった「芦田豊雄ILLUSTRATIONS」が600円だったので、二冊まとめて買えば一冊3300円ということになって少しは割安感があるかも(何か違うか…)。

2004.12.12

またまた「サヴァイヴ」な話。「サヴァイヴ」は最終話で後日談というか10年後くらいの将来を見せた上に、その将来というのが今の彼らをそのまま大人にしたような描かれかただった。アニメの主役というのは基本的に個性的なので、たしかにこいつらなら子どもの頃の夢をかなえるんだろうなあ、とは思う。しかし現実に子どもの頃の夢をかなえている、というか子どもの頃の夢が持続する人間がどれくらいいるのだろうか。かと言って現実の世界そのままに平凡な大人になっている後日談を描いたとして、はたして視聴者は受け容れるのだろうか。興ざめするだけではないのか。
と、ここまで考えたところでその昔、自分でその後の13人というネタをやったのを思い出した。当時も今と同じような疑問を抱いていて、ロディはパイロットとかいう安直な選択は避けるけれど、と言って全員会社員でもないような予想をたてた。もう一つこれまでに書いたことで(いつ書いたのか忘れたが)、「バイファム」では13人の過去とか両親の職業がほとんど触れられていないのも大事だと思う。
というのは、「サヴァイヴ」は、両親をなくしているとか、連邦議員の娘(母親は死別)だとか、財閥の御曹司とか、パイロット養成学校で訓練中に同乗した同級生が事故で死んだとかといった、「バイファム」では語られていなかったし、語られていたらびっくりの身の上話が満載だったからだ。要は「サヴァイヴ」の子どもたちは「バイファム」ほどそこらにいそうな子どもではないということだ。
「サヴァイヴ」はそういうキャラの立てかたをしたわけで、それだとそういう後日談になるのもまあしかたないなあと。逆に「バイファム」はよくあそこまで普通の子どもを主役にすえて話が持ったなあという気がするけど、それは宇宙空間とかRVでの戦闘があったからなのかなあと思ったり。
話がずれてきたのでこの辺で。

2004.12.5

「サヴァイヴ」な話の続き。途中で話が軌道修正したわけだけど、そのしかたの話。非常におおざっぱに言うと、謎の異星人の子どもが一行に加わるあたりから単に島で生き延びるだけの話ではなくなる。で、一行の中に異星人がいるのが「バイファム」と同じだということはすでに書いたけど(2004.10.24)、それに加えて、異星人が加わったとき(「バイファム」ではカチュアが異星人だとわかったとき)に話の流れが変わるというところも一緒だし、それ以前の話も、「バイファム」は単に逃げ隠れするだけ、「サヴァイヴ」は単にサバイバル(「サヴァイヴァル」だとくどいなあ…)だった点まで同じだ。
だからなんだということはなくて、おそらくありがちなパターンなだけだという気が。

2004.11.28

ロボットアニメ万歳、ネオファムのほうが目立ってますかそうですか。
銀河漂流バイファム  画像(壁紙)...、すごい気合い入った感想書いている人がいて脱帽。
女神博物館、たまたまシャロンで検索したゆえシャロンの載っているページしか見つけていないけど、他のページをあされば他の女の子も見つかるのではないだろうか。と思いきや主にAB型を扱っているそうで、ということでシャロンのみの模様。しかし「AB型ヒロインが美味しい」ですか? シャロンでも?
いろんな昔のアニメをリメイク、どおなんですかねえこの声優陣は…。
http://www.geocities.jp/utumu_k/text/tv/vifam.html、たしかに後半はねえ…。

2004.11.21

「サヴァイヴ」な話の続き。
SF(2)。すでに書いたように(2004.10.31)、「サヴァイヴ」では文明の利器がない生活だったせいで、子どもたちの身体能力が妙に高く描かれてしまった。一時はこの星は重力が小さいのでは?という憶測が流れたくらい。個人的に、作中の人物に身体能力で乗り切られると、ああやっぱり僕なんかダメなんだなと昔からがっかりしてしまう口なので非常にいただけなかった。というのはおいておくとしても、せっかくまがりなりにもSFなんだから普通の子どもが困難を乗り切るのにSF的小道具を使わないのはどうかと思う。

2004.11.14

デュラッヘ伊藤なるペンネームの漫画家がいる(いた)模様。同人時代はそう名乗っていて今は別の名前で活動中。ちょっと調べればわかるのと、作品の内容がアレなのとであえて伏せておく。

2004.11.7

「サヴァイヴ」な話の続き。
年齢。「バイファム」と違い「サヴァイヴ」の一行は、ほぼ同年齢の子どもたちの集まりだった。まあ学校の同じクラスの連中なんだから当たり前なんだが(その意味でもほぼ見知らぬ者同士だった「バイファム」とはかなり違うわけだ)。員ダチ同士よりは年上と年下が混じっていて、子どもたちの中で人間関係に幅があるほうが(スコットとバーツはダチだが、スコットとジミーは保護者―被保護者)、話をふくらます上でも色々と好都合なのではないだろうか。個人的な好みの問題かもしれないが…。あと「サヴァイヴ」では、話数は少ないがはっきりと色恋沙汰が取り上げられていた。これはむしろ同年齢ばかりのほうがやりやすい気がする。
日常描写。「サヴァイヴ」のそれに文句をつけようとは思わない。ただ、後半になってストーリーを追い出すとどうしてもお粗末になってしまっていた。この点は「バイファム」もそう変わらないが。
4クール。やはりそれなりに意義がある。2クールであのラストだったら引くし、無駄な話も多かったとはいえ(特に三人組)、大人数のキャラクターを全員立たせるにはそれなりの話数が必要。いまのマーケティングではほとんど不可能なのだろうが。

2004.10.31

「無人惑星サヴァイヴ」放映終了。いま何か書くと最終話の感想になってしまいそうなのがちょっとこわいがとりあえずぐだぐだと。気力があれば徹底比較とかしたいところなんだけど。あと以前に書いたことと内容が多少かぶっているかと。ネタバレ注意。
キャラクター造型。いわゆる「キャラ立ち」は「バイファム」と比べて遜色なかったと思う。ただし造型自体は最後までNHK的ステレオタイプな感が残った。ひいき目じゃなく「バイファム」はかなり考えてるなと改めて思わされた。「サヴァイヴ」の肩を持つとすれば、あのラストならあのキャラクター造型でもいいかなというのと、4クールやったことでNHK臭さの範疇にとどまりつつもかなりこなれた演技ができて(声優の、だけじゃなくて作中の人物として)、まあOKかなと思えたというところか。あと二人くらいが多くてもよかった気がするくらいだし。
SF。「バイファム」よりSFテイストはかなり薄い。極端に言うと星に来るまでと去るときのためにだけあるような感じ。日常生活はそれこそ「十五少年漂流記」以下。文明の利器がほとんどない状況にまで追い込む必要があったのだろうかと疑問に思った。おそらく何もないところで生きるのは大変だよねってことを言いたかったのだろうとは思うのだが、あまりそれを追求すると明らかに破綻する。その辺のバランスの取り具合には苦心していただろうとは思う。ラストも生きているって素晴らしいことだよねってのを前面に打ち出すあまり、理屈抜きの奇跡としか言えない話になってしまっていた。ガチガチのSFが正義なのかと言われればそれまでなんだけど、あちこちから使える要素だけつまみ食い的に持ってきて何とか作品を成り立たせましたという風に見えるのはいただけいない。ある場所でSFという要素を使ったなら、他の場所でそれにそぐわない要素を持ち込むのは首尾一貫しない。
ストーリー。いくらNHKで打ち切りがないとはいえ、推進力に乏しい導入なので(遭難して漂着。生活レベルは弥生時代並み)、さすがに話づくりに苦労していたっぽい。自力で脱出するという方向で話を進めたのでどうにかなったが、やはり単に日常生活を描いている話は限界があるらしい。これは「バイファム」にも言えることだと思う。ジェイナスでの日常生活を描いているだけではダメだと。最後のほう、急激に話が壮大になったのはついていけないところもあったが、「バイファム」も終盤はもてあまし気味だったし、課題なのかも。

長くなった。気が向いたら続きを書く。


2004.10.26

お買い物

題名/名前定価価格コメント
芦田豊雄『暴流愚』ぺんぎん書房1900円1995円自己紹介にいちおう「バイファム」が名前だけ。

紀伊國屋書店新宿本店で購入。前にも同じことを書いたと思うがグロい、エグい、エロい。最近やたらに見かける時代劇ものばかり掲載しているマンガ誌の中に混じっていてもおかしくないほどだ。最後のほう絵がちょっと雑になっていたような。


2004.10.24

「暴流愚」単行本を探しに近所の書店を三軒ほどまわったが発見できず。というか、日曜発売ってどういうこと?

今さら「バイファム」と「サヴァイヴ」が、一行の中に異星人がいる点で共通していることに気づいた。カチュアもあれくらい異星人っぽい見てくれだったら…、研究所送りか。そもそも自分の素性に気づいていないのが肝だったからなあ。


2004.10.21

マキみたいに

大きめの野球帽を目深にかぶった女性に出会った。ただそうなると視界の上半分が遮られるためどうしても下目づかいになる。つまり顎を突き出して老眼っぽい目つきで周囲を見ることになって何だかなあという見てくれだった。2004.10.26記。書き忘れていた。

2004.10.17

先週の「名探偵ポワロとマープル」を録画しておいたのを観ていたら「バイファム」の某曲に似た旋律のBGMがかかって、そこで巻き戻してみて初めて音楽が渡辺俊幸なのを知った。意識的に使い回しているのか、実は別にネタ元があるのか、それともボキャブラリー(?)が限られていてどうしても似た曲ができてしまうのか。旋律だけじゃなくてアレンジも似ているのが気になる。

2004.10.10

【楽天ダウンロード】『銀河漂流バイファム〜HELLO VIFAM〜 スクリーンセーバー(Win)』:無料・体験版ダウンロード、ダウンロード販売 、これは購入すべきなのか。ある日突然購入できなくなりそれっきり二度と入手不可になる予感がするが。
10月15日オープンセミナーレポート、行けるならちょっと行ってみたかったかも。
銀河漂流バイファム - Wikipedia、別に項目たてるほどのものじゃないと思うんだが…。
JASMS: Hara Eriko、なんかドイツ人による「セーラームーン」のサイトらしいんだが。写真があるだけですごいがそれ以外にも、画像で漢字表記も載せたり、誕生日を完全に把握していたり(普通、年はわからないような…)、気合い入りすぎ。三石琴乃とかならわかるが、なぜ原えりこが…。それ以前に写真の中の衣装にびびったけど。

2004.10.3

「BEATマガジン」10月号で山内則康の顔写真発見。老けたな…。名前の表記が則康と康則が混在していてえらい失礼だ。

2004.9.27

秋葉原K-BOOKSで「バイファムグリーティングカード」発見。1575円。買わなかった。何年か前なら買っていたかもしれないが、かなり以前にやはりボッた値段で見かけたときも見送った気もする。そもそも以前に見たことがあるのか記憶があやふやで思い出せない。もし見たことがあるのだとすれば、本気で大昔(97年とか)っぽい。

2004.9.26

掲載誌休刊で未完だった「暴流愚」(2002.5.5参照)が描き下ろしで完結するらしい。単行本は10/24発売でぺんぎん書房刊。どうやら全1巻の模様。運がよければ5巻くらい続くかと思っていたが運が悪かったようで。いや拾ってもらえただけ幸運なのかも。作者に完結する意志があったのも驚きだ。衰えを感じさせない人だなあ。

2004.9.20

落ち穂拾い的なあまり関連しあわない、しかもどちらかというと主観的で情緒的な話を少々。

* 「バイファム」でも作画監督をやっていたあの人。

これだけだと何なので、新作アニメ・特撮情報の下のほうで「みらくるドリーム ミンキーモモ」がアニメ化企画中となっている。まだどうなるかわからんけど、ホントすごいね。今回はスタジオライブはからまなくても別にいいかなあ。


2004.9.13

メモ

「ガンダム」が普通のアニメになったとはどういうことかについて。もともとロボットアニメは玩具としてのロボットを売るための宣伝が第一の使命だった。逆に言えばロボットさえ活躍すれば後はどうでもいいし、しょせんロボットはモノに過ぎないのでキャラクター造形とかストーリーは作り手の自由裁量に任されていた。少なくともある程度自由にできた。
近年いわゆる「萌え」が商売になると認知されている。「萌え」の対象はキャラクターであり、しかも単に外見だけでなく表情、しぐさ、セリフ、あるいはそのキャラクターが置かれた状況に「萌え」を感じる。例えば親友同士が敵味方に別れて戦うような状況で見せる表情とか発っせられるセリフとか。
「ガンダムSEED」は、MSはガンダムをたくさんそろえるのはもちろん抜かりないとして、そのうえキャラ萌えまでやってしまっている。MSは売らんかなで、萌えるキャラクターを用意して萌えるセリフを言わせてキャラクターまで売らんかなという前提で、「ガンダム」と言われて想像するようなストーリー(それがどういうものなのかは主観に基づく)を作れというのはほとんど不可能な話だ。
しかも「ガンダム」はエポックメイキングであるか、そうでなかったら時流とは一線を画した作品であることが求められていたはずなのに(この辺も主観)、いま売れている路線にべったりでそこから一歩も外れないのではそこらの普通のアニメと変わらない。(そういう「ガンダム」はいままでもあったけど「機動戦士」はあえて冠していなかったのに、ついに正々堂々「機動戦士」になってしまったのが許せない。)
あくまでメモ。

2004.9.12

「ウルトラQ dark fantasy」に前田愛が出ていた。女子大生役で。なんつーか普通のお姉さんになっていた。あれ(「13」)からたった年月を考えれば当然なんだが、なぜかわびしい。

「ガンダムSEED」の続編が始まるようで。「ガンダム」もすっかり普通のアニメになった感が。4クール(多分)で金がかかっている以外は。「あのなー『ガンダム』ってのはもっとこう…」と語りたくなってくるが、ここではそれはいいとして、アニメ業界もだんだん堅気になっていくんだなと思うとこれまたわびしい。数年前に「バイファム」の続編を放映したことさえ奇跡的に思えてくる。
僕としては「ガンダムSEED DESTINY」を観る予定なし。

新宿のスターバックス跡はスーツ屋になる模様(2004.8.22参照)。


2004.9.5

突然だが、nocchiにカチュアのイラストを描いてほしいと思った。そんなに好きな作風でもないんだけど(最初はおっと思うがそのうち飽きる)、この人がカチュアを描いたらけっこうはまるんじゃないだろうか。

2004.8.29

銀河漂流バイファム、永野護とか只野和子とか「バイファム」でそんな重要なことをやっていたという気がしないんだが…。
松本屋本舗 坂本真綾[非公式]ファンサイト:マーヤ・キーワーズ-dictionary、笠原弘子の項を見よ。
銀河漂流バイファム、ミンキーモモとストレートに書かれるとさすがに…。いやそうなんだけど…。
開けられたままの日記帳、7年も前のが何で今ごろ見つかるかなあ。

今度は"MONSTER"に滝沢久美子が。っつっても録りためたやつを観ていて発見したのでかなり前に放映されたものだが。


2004.8.28

とある店からOVA#4挿入歌のサビが聞こえてきてびびった。と思ったらサビの出だしの下降音型がそっくりなだけで全然別の曲だった。

2004.8.22

新宿のヨドバシカメラ本店の隣にあったスターバックスがなくなっていた。ここはスターバックスになる前は積文館という書店だった。九州のほうにたくさん店舗があるチェーン店なんだが、なぜか新宿にもあった。品ぞろえはどうということはなくて、ただアニメ系ムックがそれなりに充実していた。かつ駅から近いのと立ち読みができたということで重宝していた。
なんでこんなことを書いているのかというと、この日記を書き始めた頃はこの書店の中とか出て歩き出したときとかに、これから書く日記の内容を考えていたことがとても多かったからだ。というか書き出した日(1998.6.19)もここに寄っていた覚えがある。また本屋に戻ってくれないかなあと密かに思っているわけだが、そうなったからといってここに書くネタが増えるわけでもないだろうなあ。

スタジオライブのウェブサイトが更新されていた。そんなに「グレネーダー」に力を入れているのかとびびってしまった。

「名探偵ポワロとマープル」を観ていたら滝沢久美子の名前を発見。


2004.8.15

PC新調終了。IMEのユーザ辞書も無事移行。相変わらずロディとかカチュアとかをちゃんと変換してくれる。
やっとWindows XPになって、ふと手近なCDを突っ込んでWindwos Media Playerを起動したら、かなりマイナーレーベルだったのにもかかわらずきちんとCDの情報が表示される。感動して今度は「バイファム」のサウンドトラック、それもOVA#4のを入れてみたら全トラックではなかったけど、歌ものを中心に曲名その他が表示された。こんな自分は一文にもならないデータ、誰が提供しているのかと思ったら"User Feedback"だった。というわけで僕も少し貢献。

2004.8.5

最近の「サヴァイヴ」はNHKとは思えないほど狙いすぎている。「バイファム」の頃なら同人誌でやるようなネタの気がする。ある意味それより意外だったのは、電波少女の電波っぷりが公然と認知されていて、誰かが揶揄してもたしなめられないこと。シャロンがペンチの詩を読み上げても、仲がいいのもほどほどにねって感じの反応が返ってくるような具合。一歩間違ったらイジメなんだが…。
ここで同年齢集団であるところの「サヴァイヴ」(全員タメ口)と異年齢集団の「バイファム」(年齢差による緊張感)の間における人間関係の差異について云々…と語り出せるとカッコいいのだが。

2004.7.25

『日経Characters!』第3号の魔法少女特集で芦田豊雄へのインタビューが。おそろしいことに学年誌『小学二年生』で「ミンキーモモ」第3作が連載されているらしい。空、海と来て今度は陸らしい(地底のプリンセスが既出やんけという話もあるが…)。芦田豊雄はサブキャラクターデザインを手がけていて、掲載されていたコマはまさにそんな感じのキャラクターが出ていた。

2004.7.19

ちょっとだけ「バイファム」な書籍/雑誌(54)

『黄金アニメ特盛り!111本―あのアニメの思い出と名場面がぎっしり!!』別冊宝島(1012)。いったい別冊宝島は何回このテのムックを出すつもりなんだろうか。「バイファム」は2色刷りで1/6ページくらいの扱い。

2004.7.18

一日遅れで更新。昨日は力尽きていた。
秋葉原に行ったら、ラジオ会館の模型店でコンテストをやっていて応募作品を展示していた。その中にバイファムが。スコット搭乗の黄色いバージョン。

芦田豊雄プロデュースなアニメが今秋から放送らしい。しかしアニメ雑誌でチェックした限りでは、今度のはさすがにちょっと観る気になれなかった。


2004.7.14

えー、今日はもう7/17なんだけど、この話が起きたのがこの日ということで。
前にメールをもらった香港の人(2002.12.21、…もう1年半もたってるよ…)からまたメールが来た。曰く、DVDには英語の吹き替えか字幕はついていないのかと。知っている範囲 & 調べた限りでは日本語字幕しかついていないらしいのでそのように返事した。そうしたら英語版が出るまで待つような返事が来たんだけど、はたしてそんな日が来るのだろうか。

2004.7.11

カチュアがなぜ地球人の両親に育てられることになったのかが急に気になってしまった。「パーフェクト・メモリー」他のムックに書いてあったような覚えもあるが、適当に自分で考えてみる。まずローデンを始めとする地球軍軍人がカチュアのことを知らなかったので、実は軍の密かな監察下にいたという可能性は薄く、カチュアの両親がまったく個人的にかくまって育てていたということになる。またカチュアは「バイファム」の物語が始まる時点ではベルウィックに住んでいたと思われるが、ベルウィックの入植が始まってからは17年だから(第1話の准将のセリフ参照)、地球軍がベルウィックを占領したときにまきこまれてどうこうではないっぽい。同じく、クレアドが占領されたのは2年前ということなので(第5話のベロアのセリフ参照)、こっちのほうもありえない。
となるとけっこう妄想に近いような事件を考えないとならなくなる。1. カチュアの生みの親はククトニアンのリベラリストで、地球側に亡命しようとしたが途中で致命的な傷を負い、カチュアだけを偶然出会った地球人の両親に託した。あるいは途中で撃墜されてカチュアだけを救命ポッドに乗せた(救命ポッドに妙に縁があることになるが)。彼女は地球人の両親に偶然拾われた。2. 地球人の両親(or父親or母親)はククトニアン調査のため生きたククトニアンを連れ帰る任務を帯びてコロニーに潜入した。彼らは首尾よくカチュアを連れ去るが途中で情が湧き任務に失敗したことにして彼らだけで育てることにした。
2.の強制的に連れてこられた線は薄いが、1.のバリエーションなら色々と思いつく。実は民間レベルの交流があったが軍の介入で不幸な結末を迎えたとか、ベルウィック占領時に逃げ遅れたククトニアンがいて、コロニーに帰ることもできないまま密かにベルウィックに隠れ住んでいたとか。
もっと他のパターンないかね。もっとすっとんきょうなやつ。思いつかないけど。

2004.7.4

アニメ脚本家作品歴な・は行by至好回路、特にコメントなし。
capri-blooog: January 2004 アーカイブ、突っ込みたい…。
http://www.h4.dion.ne.jp/~kog/W_knight_HP_danin.htm、なんのリストなんですかねえ。
エッセイ、かなりの力作。
海岸沿い倉庫、こういうものを作るほどの作品なんだろうか。

2004.6.26

ちょっとだけ「バイファム」な書籍/雑誌(53)

『グレート・メカニックス』第13号。星山博之の仕事部屋を紹介している。このテのムックも一時期に比べるとえらい少なくなったなあ(前回は2002.8.7)。というか、一時期のあの乱発は何だったんだろうか。そういやここ数号の『グレート・メカニックス』は中身を確認していないな。

あとかなりどうでもいいがピティナ・ピアノホームページでスクリャービンのピアノ協奏曲が通して聴ける。それが「バイファム」とどう関係あるかと言われるととりあえずないが、このページ的にはあるということで。(もし聴いてみようと思う人は第2、3楽章がおすすめ。)


2004.6.19

"FOUR HANDS"第3部

18. 母娘

6周年記念(1998.6.19に始まった)。まだ書いてたのと言われそうなんだけど、実はまだ書いていた。本当は去年の今日目標で書いていたんだが、その当時書いていた文章はほとんど破棄して書き直してしまった(そんなことしているからいつまでたっても書き上がらない。別にそこまでこだわらなくてもいいのにね…)。
この章は異常に長くなってしまった。時間をかけたせいというより内容的によくばりすぎたため。おまけに文章の内容というか傾向というかが以前と変わってきてしまった。もっとライトノベル調に行くはずだったのに。
下品なセリフがあってすいません。これがシャロンの持ち味ということで…。で、最初伏せ字を一文字にしていたが、あまりにどぎついので一語全部伏せた。
またもやケンカさせているが、ケンカしても結局仲直りするだけなので自分としてはどうかと思っていたり。
最後のほうの「あなたがいなくても…」は"I Get Along Without You Very Well"という曲のつもり。拙訳。JASRAC許諾とかとるべきなんだろうが見逃してください…。

2004.6.13

前回(2004.6.7)の続き。レーガンの名前を使ったのは、視聴者の同時代人の名前が、歴史的人物のそれとして軍艦の名前になっていることで舞台が未来であることを演出しようとした、ということなんだろう。

2004.6.7

レーガン死去

なんでスタッフはこんな時代を感じさせる(ことになる)名前を採用したんだろうか。久々にテレビで当時の顔を見たけど、えらいノスタルジーを感じた。

2004.6.6

バイファム13、なんで今ごろこういうのが見つかるのか。
http://www.h3.dion.ne.jp/~i_tyaku/vk/neof/neof.htm、ネオファムのスリングパニアーって胸部につけるアタッチメントはなかったんだっけと思った。バイファムには(少なくとも作中では)あるのに。
★銀河漂流バイファム★、うーんいったい何時に放映していたんだろう??
00 年 9月の日記、またもやなんで今ごろこんな古いのがひっかかったのだろう。ていうか、この人はなんでこの時期に「13」を観ているのか。いや別にいいんですけど。
2003年7月の日記、スーパーサイヤ人というたとえが"??"。

2004.5.31

I am VIFAM

って実は韻を踏んでいる。I AM vIfAM。これははたして偶然なのか。

2004.5.23

この間某アニメで笠原弘子がゲストで出ていた。僕が観ているアニメが偏っているせいなのかどうか「バイファム」で出てきた声優を他の作品で見かけることが少ない。バーツの人とスコットの人は何となく洋画吹き替えに割と頻繁に出ていそうだが、他の人たちはどうしているんだろう。って調べてみればいいんだけど。でためしに調べてみたら。笹岡繁蔵。やべえ忘れていたのか、それともそもそも知らなかったんだっけっか??

2004.5.16

銀河漂流バイファム、…えー、微妙にみんだ某あたりにだまされているのかそれともネタなのか。
VIFAM:穏やかな時間、小説ですよ、小説。久々に新作(二次創作もので)を読む気が。
昨日は昨日、明日は明日、再び戻る今日はない、なんで今ごろひっかかったんだろう。

数歳年下の知り合いがロサンゼルスオリンピックとかつくば科学万博とかを覚えていなかった。まあ無理もないんだけどちょっとショック。よく考えると中学とか高校のときだって、もし後輩にきいたら知らんという返事がかえってきただろうが、その頃とは違う慨嘆があるように思う。


2004.5.8

更新履歴

ほうがんさんのサイトが引っ越したのでリンク感想の各話ページのリンクを設定し直した。遅くなってすいませんです。

2004.5.2

今後「宇宙版『十五少年漂流記』」は「サヴァイヴ」ってことになるんだろうか。ならず者が島にやって来るってところまで原作(?)と同じにされてしまっては。もっとも「宇宙版」の部分に関しては、2003.12.31に書いたようにSF分が薄いのが微妙に不満なんだけど。せめて最近出てきた異星人とか謎の遺跡とかちゃんと掘り下げてほしい。
でー、「バイファム」で言ったらベルウィック編を、やろうと思ったら延々2クールやれることがわかったわけで(それも敵襲なしで)、それを踏まえての個人的な願望。「サヴァイヴ」みたいな文明の利器ほぼ皆無状態は個人的には行き過ぎと感じている一方、「バイファム」みたいな宇宙戦争ものも話がズレるので、例えばジェイナスくらいでかい船が跳躍航法不能になった状態で流れ着いて、船は周回軌道に残して(必要に応じて船と地上を行き来)、作業機械とかを地上に降ろして探検したりするようなのを一つどうですかね。
いや誰に言っているわけでもないんだけど。

2004.4.25

「バイファム」当時のベルウィックの人口ってどんなもんだったんだろうか。アゾレックとか結構な街並みだったけど、仮に全土で人口10万人だとしたら(個人的なイメージではもっといそうだが)、1000人乗れる船が100隻必要で、とっさにそんなに多くの船を用意できるんだろうか。それに全土からそれだけの住民を集めてシャトルで軌道ステーションまでピストン輸送して、とかってのはかなり無理があるような。
まあ地球軍がおバカだったからそこまで考えていなかったでもいいわけだが。

2004.4.18

ジミーにもらったハーモニカ: priceless

くだらねー。

あまりにくだらないので前回(2004.4.11)に付け足し。大したことではないが、前に2003.2.10みたいなことを書いていたことを思い出した。ふた昔前くらいまでは放送局側に、子ども向けの良質な娯楽or教養番組としてのアニメを提供するという姿勢があった。そういう作品だけは、おそらく前回書いたような収益云々は度外視されていたと思われる。それだけ。


2004.4.11

「サヴァイヴ」は4クールのようで。10年前なら何ら珍しくなかったんだけど、今やものすごい貴重な存在になってしまった。サンライズからはしばらくはこのテの4クール作品は生まれないと思う。4クールも2クールも、作り手が自分の表現したい内容に必要な尺として選んでいるというよりは、その時々のアニメでもうける方法、つまり収益構造に左右されているっぽいから*、これはどうしようもない。
でもそんなこととは別に、僕としては「バイファム」とか「サヴァイヴ」みたいな作品を4クールで観たくなるときがある。すごく昔(1999.6.14)に書いた、宝くじを当てるとかいう手段を使ってでも、というくらいに。

* もしかすると作品の内容すらこの点にかかっているのかもしれないが、そこまで言う自信がない。


2004.4.4

マキは襟足を剃っているんだろうか。あの髪型なら必須だと思われるが、歳が歳だからなあ。……。うーん、発展性がない話題だ。バーツの視線を意識しだしてから剃るようになった、とか。

2004.3.26

クレーク博士とケンツはクラーク・ケントから名前をとった。
というネタをこの間思いついてメモしたが、いまになってみるとあまりのくだらなさに我ながら絶句する。

2004.3.21

非常に久々に秋葉原に行った。K-BOOKSに行ったら、前回行ったときにあったムックと同じものとおぼしきものがまだあった。ここまで回転が悪いとさすがにどうかと思う。あとリバティーでDVDの最終巻を発見。13人集合で上を見上げているような絵柄(バーツとかは微妙に見上げていないが)。何故かスコットとマルロだけ瞳にハイライトがなかった。そもそも芦田絵の場合、昔はわりと全員ハイライトがないことが多かったような。

2004.3.14

最後の言葉、ミューラァのほうは最後の言葉と言われると何か釈然としないが、何ちゅうかよく集めたもんだ。
= SnowSpeeder =、何が書いてあるか文字列は僕の環境では読めず。タイの人なんだろうか? わりと気合い入れて組み立てている気がする。からきし疎いので評せないが。
ロボゲッチュ、リンク集。
OP・ED集VOL1 ロボットアニメ編、EDも微妙にムズいと書いておきながら何故その"NEVER GIVE UP"だけ入っていませんか。
モスピーダ・バイファム、うまいっす。
模型の小部屋(VIFAM)、放映当時のよく持ってるよね…。

2004.3.7

この話はどこまで書いたものやら。書こうと思えばすごい長い話になる。ぐだぐだ書いていると話が見えなくなるので先に結論から書くと、「バイファム」で両親たちを救出するという目的は必然的ではない。というか必然性を伴った描写をされなかった。まあある意味言い過ぎなんだけど、例えば尊い仏典とか聖杯とかを求める旅だとしても、「バイファム」という作品の内容はさほど変わらなかったんじゃないだろうか。
中盤で、話の構図が、ひたすら逃げ延びる、ではなく敵地に攻め込む、に変わった際に、両親たちを救出するためという正当性が持ち出されたというのが僕の見方。
なんでそんなことを考えたかというとやっぱり「サヴァイヴ」を観ていて、「サヴァイヴ」はタイトル通り、そして初期の「バイファム」と同じくひたすら生き延びるだけの話なんだけど、後半の「バイファム」よりよほど両親と再会したい気持ちがうまく描かれている。いやまあ単に僕が某シーン*にヤラれただけだし、まだ放映中の作品だからここまで言ったら言い過ぎなんだけど。
さらに思ったのは、この年頃の子どもたちがこういう(「バイファム」なり「サヴァイヴ」なりの)環境に置かれたら、両親を恋しく思う描写があるのはごく自然であって、それを描くのにことさら両親を救出するという設定を持ち出さなくてもいいのではないだろうか。(スタッフの意図がどうだったのかは措くとして。) 現に「バイファム」でも、個人的に両親云々がらみでもっとも秀逸だと思っている場面であるペンチの「遠い、遠い……」のくだりは、まだ地球に向かっているときだったわけだし。
もちろん両親を救出する話なら、両親がらみの描写にはなおさらうってつけなのだが、実際の「バイファム」は、さっき書いたように、両親を仏典とか聖杯と変わらない程度で扱っているように見える。これも多分に個人的な感想として、タウト星で涙を流すロディとか、同じくタウト星で両親たちの書き置きを見つける場面とかが、ややとってつけた感がある、あるいは感動の安売りっぽい感じがすると思っているからなのだが。両親のことを想うのは劇的な場面だけじゃないし、そうじゃないときを見せられるほうがかえって感情移入できると思うのだが。

* 夕陽に向かって、のあのシーン >「サヴァイヴ」視聴者。


2004.2.21

さだまさしのチャリティーコンサートの広告で佐田玲子の顔を初めて見た。この人ってまだいたんだ。そしてこの顔であの声だったんだ。

2004.2.16

書く順番を間違えた気がするがどっちにしろ「サヴァイヴ」の話。
ポエムあふれるネーミングセンスの子にやられた。僕の中ではアン・シャーリー、ペンチ・イライザと並ぶ三大ポエム少女に認定しているくらい。
ペンチもこれくらい積極的に文才を発揮していればもっと存在感が出たのに。もっとも「バイファム」の世界では、「素敵な名前だわ」なんて言われて採用されるということには絶対ならないんだが。

2004.2.11

しつこく「サヴァイヴ」の話。
主人公をリーダーにしないのは賢明だと思っていたらリーダー交代のイベントが発生*。この主人公ってのがある意味ロディみたいな没個性的かついい子すぎな、戦隊ものでいったら赤な子なんで、リーダーにしたらダサいだろうなと危惧していたのに。ロディの場合は、バイファムに乗ってリーダーまでやるのは4番でエースピッチャーみたいなもんだけど、「サヴァイヴ」ではそういう障害はない、というかあの性格の人間が現実にいたら誰でもリーダーを頼みたくなるというか。(ロディも本当はもっと頼られていいと思うんだが。)
まあこの分だとリーダー再交代もありえるし、それはそれでなかなか興味深いんだけど。

* 実は去年の話なんだけど。


2004.1.31

渡辺俊幸って1955年生まれだったのか。前にプロフィールのページをリンクしたとき(1999.1.7)に気づくべきだったんだろうが。いやあ「バイファム」当時は若かったんだなあと。
そう思うと「13」のときに昔の曲を引っ張り出すはめになったのは、本人にとっては照れくさいことでもあったのかもしれない。
今さら書いても遅いという話ではある。

2004.1.25

相変わらず「サヴァイヴ」の話…。
「バイファム」にどうしようもなく使えないばかりか足を引っ張る奴がいなかったのは、宇宙船だとシャレにならないからか。「バイファム」の子どもたちの、微妙に外した感じの性格造形の妙は「サヴァイヴ」とは比べものにならないけど、それでいて意外にみんないい子すぎる。それこそNHK的なくらい。なぐりたくなるくらいむかつく人間も実際はよくいるわけで、その点では「サヴァイヴ」のほうが正しい。
せめて、性格が悪いわけじゃないけど、そりがあわないくらい、つきあいづらい間柄くらいの描写はあってもよかったかも。って前に書いたような気がしないでもないな。

2004.1.11

ロディ&カチュアマキ&バーツクレア・バーブランドマルロ&ルチーナ、全部同一サイト。なぜクレアだけスコットとカップリングじゃないのか…。
自慰、なんだこのタイトルは…。「バーツとロディ」は「美味しい組み合わせ」なんですかそうですか。
バーチャルネットのお友達”雪音”の日記、僕は、ラストで評価してしまうと「バイファム」の魅力を伝え損ねるような気がするけどね…。いやあのラストが悪いと言っているわけではないんだけど、それよりはそこに至る過程のほうが大事なんじゃないかと。(って半分はいま思いついて書いているんだけど。
SIBARAKU's BBS、どうやら「13」の話。わりとFAQっぽい内容。
日記:00年05月、笠原弘子ね…。たしかにね…。一日で観るのはそりゃきついと思う。

2004.1.2

近くのBOOK OFFで"MINDY ZONE"発見。100円。ああ、もったいない(?)。

2003.12.31

「サヴァイヴ」は本当に「十五少年漂流記」を地で行っている。こうなると設定が未来なのは地球以外を舞台にするためだけの感がある(逆に言うと地球上が舞台にならない)。SF的小道具がほとんどないし、なしでも全く差し支えない。「バイファム」は、その点、RVをはじめとするSF的小道具を子どもたちがうまく使いこなしていくあたりに一種の爽快感があったのだなあと思った。

と普通の話で始めたのは例年どおり(2002.12.31)今年の総括をしたくてもできないからなわけで。なので新年の抱負もないです。
ひいきにしているプロ野球選手がベテランからロートルな歳になって、控えにまわってベンチをあたためる試合ばかりになると、「ああ、あとは引退のときにしか話題にならないんだろうな」とテレビを観ていて思うようになる。ちょうどそんな感じか。いやこのページがじゃなくて、「バイファム」が。作品が引退とかいうことはないから、この場合はスタッフが(以下略)。
うわ、縁起でもないことで最後を締めてしまった。


2003.12.27

「ファンロード」復活号をやっと発見(2003.11.3)。普通に再開していた。たまにはこういうこともあるんだ。

2003.12.20

糞ボルト@落猫道場、9ページ(今の時点で)のアリブンタ=ウグにバカウケしてしまった。よくこういうネタ思いつくよなー。かつ、本当に絵にしてしまうのもすごい。

2003.12.10

「ガンダムSeed」が終わったときに保志総一朗のくびきからやっと解放されたとやっと気づいた。長かった…。別に「13」のできとは無関係に好きになれない。

2003.11.30

すっかり今さらなネタになってしまったが、今月号の「アニメージュ」で「フラッシュバック1984年」とかいう小特集があって、「バイファム」が表紙のときの写真が載っていた。バーツとロディが手前にいて遠くにカチュアが立っているやつ。ロディが草の葉をくわえているけど、これをやるのはバーツのほうのような気がする。何となく。

前回(2003.11.16)、遺跡云々と書いたのは、「サジタリウス」のオルロック星編を何となくイメージしていたのかなあと思った。ククト星もオルロック星も核戦争で滅亡したということで。


2003.11.16

「サヴァイヴ」は(この話もいい加減引っ張りすぎか)「バイファム」よりは「サジタリウス」になりそうな予感。別に誰がカエルでサボテンでというわけではないが。そういや「バイファム」でも、ククト星でククトニアンに追いつめられて逃げ込んだ遺跡を探検するハメになってとかってやってれば「サジタリウス」っぽかったかも。この場合RVがバカでかいお荷物になって扱いに困るか…。

このページも50KB越えたのでそのうち↓を切り離します。よもやあるまいと思っていたけど、更新している限りいつかは来るんだよなあ。