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出雲大社は出雲国の一之宮で、正式名称は(いずもおおやしろ)ですが、一般には(いずもたいしゃ)と読まれます。二拝四拍手一拝の作法で拝礼します。
出雲大社の創建については、日本神話などにその伝承が語られています。
『古事記』では、大国主神は国譲りに応じる条件として「我が住処を、皇孫の住処の様に太く深い柱で、千木が空高くまで届く立派な宮を造っていただければ、
そこに隠れておりましょう」と述べ、これに従って出雲の「多芸志(たぎし)の浜」に「天之御舎(あめのみあらか)」を造った、と記されています。
『日本書紀』では、高皇産霊尊は国譲りに応じた大己貴神に、「汝の住処となる「天日隅宮(あめのひすみのみや)」を、千尋もある縄を使い、柱を高く太く、板を厚く広くして造り、天穂日命をに祀らせよう」と述べた、と記されています。
『出雲国風土記』では、所造天下大神(=大国主神)の宮を奉る為、皇神らが集って宮を築いた、と記されています。
また、出雲大社の社伝においては、垂仁天皇の時が第1回、斉明天皇の時が第2回の造営とされています。
縁結びの神様としても知られ、神在月(神無月)には全国から八百万の神々が集まり神議が行われます。神在祭は、旧暦の10月11日〜 17日です。
出雲大社では現在、60年ぶりに「平成の大遷宮」が行われています。
5年間にわたる修造が終わる平成25年5月には「本殿遷宮祭」が行われます。
熊野大社は、出雲国の一之宮です。
熊野大社の創建については、日本神話などにその伝承が語られています。
『日本書紀』では、(720)に出雲國造をして厳神の宮を作らしむとの記載あります。
『出雲国風土記』には熊野大社と記されていました。その後『延喜式神名帳』では熊野坐神社と記されました。
紀伊国の熊野三山も有名ですが、熊野大社から紀伊国に勧請されたという説と、全くの別系統とする説があります。
社伝では熊野村の住人が紀伊国に移住したときに分霊を勧請したのが熊野本宮大社の元であるとされています。
境内には、岐阜県産の『さざれ石』が奉納されていました。
事代主神系えびす社3千余社の総本社であす。(蛭子神系のえびす社の総本社は西宮神社です)
えびす神としての商売繁盛の神徳のほか、漁業・海運の神、田の虫除けの神として信仰を集めています。
また、「鳴り物」の神様として楽器の奉納も多いあります。
創建の由緒は不詳ですが、8世紀に編纂された『出雲国風土記』の神社台帳に記載される古社です。
近世ごろから「出雲大社だけでは片詣り」と言われるようになり、出雲大社とともに参拝者が増えるようになった。
出雲大社とあわせて「出雲のえびすだいこく」と総称されています。
八重垣神社は松江市の中心より南方の山沿いにあります。
「早く出雲の八重垣様に、縁の結びが願いたい」という出雲の古い民謡の一節からもわかるとおり、八重垣神社は出雲の縁結びの大神として知られています。
八岐大蛇退治で名高い素盞嗚尊と、国の乙女の花と歌われた稲田姫命の御夫婦が主祭神です。
その御祭神を始め六神像が描かれた壁画が元々御本殿にあり、古色蒼然雄渾な筆力は神社建築史上類例のない壁画と推賞され、国家より重要文化財の指定を受け、現在は安全な宝物収蔵庫で公開し専門家巡観者の絶賛の的となっています。
また境内には椿の木が多く、その中でも三本ほど夫婦椿と呼んでいる木は、地面から二本の木が出て地上で一本になっているので、一身同体、愛の象徴として神聖視されている。
年により二葉の葉が現れることもあり、御神徳の表れと大切にされています。
御本殿後方の奥の院佐久佐女の森は、稲田姫命が八岐大蛇の難を避けられた時の中心地で、日々水を召し上がり姿を写された鏡の池があります。
縁結び、心願成就占いの池として占い用紙に硬貨を乗せて浮かべ、縁の遅早を占う多くの方の姿が毎日見受けられます。
伊弉冉尊(いざなみのみこと)を主祭神とし、通称大庭(おおば)の大宮さん。巨大な自然石を積み上げた石段といい古代出雲の神々の里らしいたたずまいを見せる。
本殿は現存する大社造の社殿のうち最も古いといわれ、国宝に指定されている。
その特徴は床が高いこと、前面と後方の中央にある柱(宇豆柱:うずばしら)がそれぞれ前と後へ張出していること。
一見白木造りのようだが、往古は彩色されていたといわれ、屋根裏あたりにかすかに痕跡を留める。
近くの熊野大社、八重垣神社、六所神社などとともに意宇六社の一つに数えられ、何故か『延喜式』に記載されておらず、『出雲国風土記』にもない。
出雲国造家とゆかりが深く、古くは国造家の私斎場的性格だったためかとも見られる。
簸の川上に於いて八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した須佐之男命(すさのおのみこと)は、稲田姫と共にこの須賀の地に至り、美しい雲の立ち昇るのを見て、
「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」と歌い、日本で始めての宮殿を作り、鎮った。これが古事記・日本書紀に記載されている「須賀宮(すがのみや)」であり、日本初之宮(にほんはつのみや)でもあります。
三十一文字の歌も日本で一番古い歌であり、この地が「和歌発祥の地」の由縁でもあり、また、この歌の中の「出雲」が出雲の国名の起元である。
神々の宿る八雲山-御室山(みむろやま)の中腹にそそり立つ巨石(夫婦岩)、大中小三つの磐座(いわくら)は、古代における須我神社の社地であり、須我神社奥の宮として崇敬され、
参拝に訪れる人々を神秘の世界に誘い込む。参道は「文学碑の径(ぶんがくひのみち)」として60基の歌碑句碑が建立されています。
また、八雲山の頂上(420m)からは眼下に宍道湖、中海をはじめ島根半島から弓ヶ浜、東方遥かに出雲富士(大山)を一望できる景勝地でもあります。
日御碕神社は島根半島の西端に位置し、神の宮に素盞嗚尊(すさのおのみこと)、日沈宮に天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。
素盞鳴尊の奇魂(くしみたま)と、日の神・天照大御神の和魂(にぎみたま)の御霊威をいただいた御神徳は「邪心を払い給う神」「厄除けの神」「産びの神」「縁結び、夫婦円満、家運繁栄の神」「交通安全の神」「殖産興業、安産の神」など、広く霊験あらたか、
上世以来二十数回の造営すべてが勅命か、将軍命によるものであることからも、御神威の一端がうかがわれます。
現在の社殿は、日沈宮、神の宮ともに徳川三代将軍家光公の命で、日光東照宮建立の翌年、寛永十四年より幕府直轄工事として着工され、七年の歳月をかけて同二十一年の竣工で、三百六十余年を経ています。
桃山時代の面影を残す精巧な権現造りで、両本殿内部の天井四壁の絵は狩野、土佐両派の画匠による豪壮な趣きのあるものです。
昭和二十八年には、社殿のすべてと境内の石造建築物も含め、国指定重要文化財とされました。
須佐之男命が諸国を開拓し須佐の地にこられ、最後の国土経営をされ、「この国は小さいけれどよい国なり、我名を岩木にはつけず土地につける」と仰せられ大須佐田、小須佐田、を定められたので須佐と言う、と古書に見えています。
命がこの地に一生を終えられてから二千幾百年余、その御神コは今日まで及び、社頭に身を糺す思いである。
石の鳥居をくぐり、玉砂利を踏み、豊富に湧出する「塩の井」に身心を清め神前に額ずく。
千古の面影をとどめた境内の樹木の中にそびえる御本殿の千木のさは十二メートル余り。
代々の国守が建立勧請した御本殿は、須佐の鎮めとして鎮ります須佐大神の御盛徳に、思わず頭が下がる。鳴らす拍手も木魂(こだま)をかえして森厳まことに深い。
巡りて 社殿の後に至ると、天を摩する老杉あり。周囲七メートル余り樹二十四メートル余り木肌の一つ一つに千数百年の世の盛衰栄枯の歴史を秘め黙して語らず。
近在まれに見る巨木である。社殿の西を流れる素鵝川の、その清冽な流れのせせらぎは、太古のままを奏で、古文書が伝う稲田姫を祀る分社(天文年中に本社へ合祀・・現在、ゆかり館前の社址地に剣が埋めてあると古老が語る)へ渡る黒木の橋を移して流れたであろう名残を止めて今も澄んでいます。
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御朱印は、神社・寺院に参拝した「あかし」として御朱印帳に神社・寺院にて頂けます。
御朱印の始まりは江戸時代ごろで、寺院の参拝したときに、信者が写経した「経文」を奉納し、参拝の「あかし」としてその寺院や御本尊の名称を墨書し、「宝印」を授与されるものでした。
これを「納経・朱印」と言います。今でも御朱印を「納経印」、御朱印帳を「納経印帳」、御朱印を頂くところを「納経所」と呼ばれることもあります。
御朱印の魅力は、ひとつひとつ手書きされますので、その神社・寺院によって書かれる内容が違います。
同じ神社・寺院で書く内容が同じでも、書く人の筆さばきの違いにより、その味わいはさまざまです。
御朱印の収集を始められる方は、御朱印帳は神社用と寺院用に2冊に分けて収集されることをお勧めします。
また身近に、あなたの心のエネルギーを充足してくれる神社または寺院(あなたのパワースポット)をみつけ、朔日参りまたは月参りを御朱印に記してはいかがですか。
心のよりどころとしての神社・寺院には、ご自身の節目・節目のご報告をされてはいかがですか。
御朱印は、その「あかし」でもあると思っています。
御朱印帳は、表面を使ったら裏面を使えるように蛇腹折りになっているものが一般的です。
他にも、袋綴じの御朱印帳、巡礼用の掛け軸、巡礼用の色紙、巡礼用の扇子などもあります。
御朱印帳には、その神社・寺院の社名や社紋、神社・寺院の由来や縁のある動物を表紙にオリジナルの刺繍を施したものも多く。
そんな御朱印帳の収集も楽しんでみてはいかがでしょうか。
全国の都道府県ごとに神社・寺院の御朱印の紹介と観光の紹介をしています。
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